何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

それは男性からみると性的暴力なんですが・・・

 

「男性向け作品特有の「無条件で冴えない主人公に惚れてる女の子」が苦手」な理由が深かった - Togetter

いや、君に届けとかも普通になぜそれでイケメンが惚れるのかというレベルの構図だと思うよ。僕はそれはそれでいいと思うし、むしろ余り難しい構図はそれこそ50話とかの大作でやらないととてもじゃないけど実現不可。

 

まぁ、この話は、のちに主自身があくまでも自分の主観なんで、別に絶対的な評価じゃなく私見ですと言っているので、まぁ、そりゃそうでしょ、で終わるので、どちらかというとまとめ主が悪意を持ってまとめている感はありますが。

 

なお、BLとかですと、もう意味不明な事が多いですよ。

なぜか終始無愛想で辛く当たる男女感であれば明らかにDV案件の男性になぜか徐々に引かれていくとか多くて、あれはどうするのかという雰囲気はあります。

 

それはそうと・・・

 

 

これ、逆だと完全に性的暴力だし、普通に男性側の立場でも性的暴力なんですが・・・。

 

まぁ、前提としてそれが許される関係であるという話しになるのでしょうが、一応、現実世界では既に夫婦間でもそれが許されないぐらいの世知辛い世の中でして、僕的にはこちらのツィートの方が個人的願望を心の中で持つ事はよいとしても、それを公然と披露するというのは、流石にこの世の中ではどうなのかと思うんですが。

 

まぁ、それもこれも、個人的な意見ですけどね。

 

 

仮に地上が神によって作られたなら

 

同性愛を許さないマイノリティ vs 許したいマイノリティ、どっちのマイノリティを優先する? - Togetter

"許す"って非常に違和感があるんだが。そもそも誰の許しも必要ないだろ。同性愛だろうがなんだろうが、少なくとも誰の許可も許しも必要ないし他人の自由に土足で踏み入る人間の方がまずは許可を得るべき話でしかない

 

であれば、同性愛だって神によって作られた世界の一つの事象でしょ。

自然発生的に生まれた事に、人が云々言うこと自体が神への冒涜だと思うが。

 

神が許さないものがありうるのかという事や、神はそんなに無能なのかという事になるのだがわかっているのかな?と思う。

 

信徒ってのはずいぶん神とやらは適当でどんくさい奴だと証明したいのか?

問題の本質は連打ではない

 

8千回ボタン連打、システムに欠陥 仮想通貨の詐取事件:朝日新聞デジタル

その程度と軽く言い放っているコメントがあるが、この外部との通信ラグと処理遅延(正しくは外部側の応答処理の問題)についてはFX等のシステムでも昔からやらかすやつで多少のノウハウ持ってる程度ではやらかすぞ?

 

この不具合、恐らくはよくある外部サーバー側の処理上の問題(限りなく不具合)で、決済関連のシステムでは非常に悩ましい奴よね。

 

勘違いしているコメントが多いが、問題の本質は連打ではない。

極論言えば、この現象は条件が悪ければおそらく連打でなくても発生するもので、いわゆる相手方システムの問題に自社側で適切に対処できていなかった為に起きたもので、仮に連打をさせない仕組みであっても、条件がそろえばおそらく再現する。

 

あと、不具合を起こしているのは相手方サーバであって自社側ではない。

相手方が正しいステータスを返していない状況(ただしその応答が正しくないという事の保証は当然相手のシステムはしてくれない奴)で、自社側は返されたステータスに対して正しい処理を行ってしまった為に起きる不具合で、自社側が処理落ちしてくれていれば起きないケースなんだよ。

 

確かにこのケースは一般的な開発経験ではなかなか想定しえないテストケース(特定のエラー応答時に正常処理されているケース/すべてのケースではないし、全てを同様に扱ってもならないケース)なわけで、まぁ、経験不足だったね、という突込みが妥当だろう。

 

恐らくね。

 

つまりは、連打云々で笑っているエンジニアというのは、そういった本質的な問題の原因について理解できていないし、そういった本質的な問題に目を向けようという考えがないのだろう。

 

非常に残念だ。

言い訳は別にしても良いが、中身は中々酷い内容

 

インスタ民が勝手に立ち入り話題になった「海に続く線路」、宣伝してしまい批判を浴びたデザイナーの言い分 - Togetter

まぁ、デザイナー()方面に多い。俺はこう思った、悪意はない、仕方ないっていう考え方。所謂デザインの敗北案件が生みだされる原因でもあるわけだけど、物事は必ず自分だけでなく様々な視点で評価が必要という事。

 

まぁ、事実としてそう思っていたのであれば、ご自身考えとしては嘘偽らざるものなのだと思うが、それは自分の解釈であって、それをもって正当性として主張するには流石に批判される土壌になるので、いろいろな意味でお勧めしません。

 

当然として、まったく関係の無いのに、突撃する人間も何を考えているのかいまいちわからないし、一方で、友達とおぼしき人間が、わざわざ油を注ぐような発言をぶつけてくる行為も、お前は友達を火だるまにしたいのか?としか思えないのではありますが。

 

それはさておき。

 

コメントのとおりですが、この手の考え方を私は結構デザインのやり取りで見かけるんですよ。

 

あるサイトのデザインを決める中で、誠に抽象的で芸術的なデザインを提案されちゃったりすることもあるわけです。

ただ、そういったサイトであればこちらのオーダーもそういった意図になるので良いのですが、明らかに機能的である事を目指している時に「あえてそこは明示的にしないのが美しい」とか「美しさとは」とか「全体の調和を考えると」というお前は「機能的である」というオーダーを何処に置き忘れてきたの?という話しや提案をされることがあります。

 

これは、例えば某コンビニのコーヒーマシンについてもそうですが、作る側であったり、デザインする側は、そのボタンやその機能がそこでどのような目的で配置されているか当然理解しているわけですが、それ以外の人からするとそのボタンが何であるか、機械であったりサイトにどのような機能があるかなど全てを理解しているわけではないのですが、その点の配慮が「美しさ」という自己の価値観との比較で負けた結果、「私はわかります」という自己中心的な評価で正当化された結果によって起きるわけです。

 

いた、確かに僕もわかるよ、それがどういった機能をもったボタンであって、そこにメニューが存在する事だったり、そのメッセージがリンクになっているなんてのは。

 

当然でしょ、僕がオーダーしているんだから・・・。

 

ただ、そういった議論に参加しない全ての利用者は大抵の場合ヘルプがあっても読まないし、読んでも全てを理解するわけでもないというのが現実で、そういった前提で、何を理解させ、何処は読み落としてもよいのかというメリハリが必要になるわけです。

 

こういった議論を結構デザイン界隈ではするのですが、本質的な価値の欠落を起こしている提案はなにげに少なくありません。

 

面白い事に、安価な提案、極論言えば、10万円でテンプレートをカスタマイズした程度のサイトデザイン一式納品します的なものよりも、それこそ100万、200万、500万とコストを投じてコンペするような案件の方がそういった事例とであう事が多いのが皮肉じみていますが。

 

使う側であったり、見る側のような、自分ではない人間の視点というものの存在や、その視点の先には当然自分ではない人がいるわけですから、その人は、自分とは異なる風景を見ているわけで、であれば、自ずとその風景から得る感想は、自分のものとは異なるという事に築いて欲しいのですが。

 

間違った事をしたという事は、謝れば消えるわけでもありませんし、実際やれることなんてのは限定されます。

 

ぶっちゃけ炎上したら、関係者に直接謝罪すること、よくわからないけど不特定多数に対して間違った事をした点や自分の反省すべき点、関係者には謝罪した点などを書いた反省文を提出する程度が必要な事で、関係者以外からのツッコミに返信するというのは、愚策ではなく、それは自己満足の為に行っている行為である事を理解すべきです。

 

というのも、そもそも迷惑をかけられた側からすれば、その件が注目される事など望んでいないでしょうし、間違った情報は正してもらうしかなく、広まった情報についてはそれ以上広まらないように支援して貰う程度の事しか望めないでしょうからね。

 

そういった状況で、持論を展開するというのは、本人としては当然の権利である一方で、それ以外の関係者からすれば「余計な事をするなよ・・・」としか思えないでしょうね。

 

そういった、ある事象が起きたとき、向かい合ったときに、自分の考え、視点を整理すると同時に、自分以外の考え、視点がどうなっているかも考える事。

こういった事は実はデザインであったり、機能設計においては凄く大事な事なんですよ。

 

デザインの敗北案件が出てくる背景には、美しさは他人に理解されなくてもわかってくれる人に届けば良いという芸術的な考え方が、工業的なデザインにも誤って進入してきてしまっている為に起きることです。

 

美しい事は良いことですが、それ以上に、機能的であることはもっと大事です。

 

炎上そのものについてはあまり意見はないですし、私自身が被害を被ったわけではありませんので「こういった失敗を自分もしないようにしよう」という程度のものですが、同様に、そういった事が起きる背景であったり、そこに至る思考であったりからは学びが多いと思いますね。

弁護士ドットコムという名称なのに中身が雑過ぎ

 

税滞納で差し押さえ、口座0円に 高齢女性が提訴「死のうかと」 原告代理人にきく - 弁護士ドットコム

状況がわからん…。まず自分も税金では追徴くらった身だが、そんな自分でさえ分納は普通に認められた。つまり、分納が認められないという状況が結構異常ではある。税務署側か、女性側かに何か普通はあるのだが…

 

いろいろわからん。

 

まず、私の実体験上、普通は納税の意思があればこちらの不手際であっても一応分納に応じてくれた。

もっとも、私の場合は、税務署側にも多大な落ち度があると考えているが。

 

つまり、徴収できない状況にわざわざするというのはあまりないように思えるのだが、記事の記載だけでいえば相当強引な方法ででていることは明らか。

 

確かに過去にもそういった裁判はあったが、税徴収は普通の債権債務とは違い、基本的には優先度も高く、原則納めないという選択肢がない。

 

なので、そもそも納める為に、結局のところ分納という話に落ち着くしかなく、裁判に至たれば、普通に分納になるか、または、滞納者に分納でなく返済すべき事由があり、徴収を妥当とするのかに2択しかない。

 

つまりは、何か税務署側の誤認があったから、または滞納者側に相当悪質ななにかがあったかのいずれかであることが一般的だ。

 

記事上では延滞税を含み約200万の未払いとなる税金があったとの事。

何年間分の未払いがあったかはわからないが、普通の給与所得者であっても200万円近くの金額になるのは複数年分の滞納が必須となるうえ、仮に記事のとおり当時から所得が少なかったとすると、そもそも200万円の滞納に至る前におそらくは税務署とのやり取りが始まっているはずだと思われる。

 

という状況からみても、何か記事として情報が欠落しているようにしか思えない。

いや、税務署のチョンボもなくはないので、その可能性もゼロではないが、が、でている情報だけでみると、判断できないとしか言えないうえ、どちらかというと女性の側に謎が多すぎる。

 

これは大衆向けのワイドショー的なネタを拾う新聞や新聞社のウェブサイトではない。

弁護士が主に情報の発信に協力する、いわゆるキュレーターが関わる専門サイトの発信している情報だ。

 

その観点から見た場合、この明らかに違和感を醸し出す記事が、社内の検査で問題がなかったというのは、ある意味法律界隈という領域を主戦場とする専門サイトとしては、もう戦えず、新聞や週刊誌のようなただ闇雲に数字を稼ぐために事実であったり客観性よりもワイドショー的な発信方法に転換するという意思表明なのだろうか。

 

本来の記事の内容よりも、情報の発信の仕方が気になってならない。

 

いろいろな意味で、税務署のチョンボであってくれればよいと思う。

 

そもそも好き、嫌いなどというのは偏見でしかない

 

「女を容姿と年齢で差別するな!」と主張した30代女性に投げかけられた、友人たちの反応とは(telling,) - Yahoo!ニュース

それは差別ではないと思うのだが。その価値観で例えば仕事の発注や依頼、査定など、本質的に個人の裁量を挟まない領域について性別や年齢、外見による判断を行うなら差別だが、好き、嫌いなどというのは個人の裁量。

 

後の本人のツィートを見ても、結局自己の意見の主張に過ぎなかったのだろう、という感想しかないのですが、ただ、こういった一方的な主張の正当化というのは、逆の意味で女性差別に繋がるので真剣に考えて欲しい。

 

そもそも、人が人を好きであるとか、嫌いであるというのは、大なり小なり個人の一方的な感情の問題が関係し、極論言えば、AさんにはAさんの価値観、BさんにはBさんの価値観があり、Aさんの価値観をBさんが否定する事も意味がなければ、逆に肯定することにも同様に何の意味も無い。

 

この肯定や否定というのは、ただの同調というもので、どちらかというと価値観を歪ませる要因にしかならず、こう言ったものが実は差別的な考えを広めたり、偏った価値観を醸成する土壌になりかねない。

 

例えば、女性が専業主婦になりたいから年収の高い男性を希望したとして、それは悪い事だろうか?

男性からみれば、自分の価値をATM程度にしか考えていないのかな?という感想を持つ人もいれば、僕は仕事に専念できる環境が欲しいので役割分担をしてくれるなら大歓迎という人もいるだろう。

これはどちらの意見が正しいわけではないし、どちらも本人の希望や好みであって、正しく、それ以上でもそれ以下でもない。

 

この女性の価値観や希望というものは、同じ女性でもそれが良いと思う人もいれば、それは女性の価値を貶めると考える人もいる。女性は家庭に入り支えるものではないと。ただ、逆に良いと思う人の中には、家庭を回すという役割は、外で働くという役割と同等で重要な仕事であり、外でお金を稼ぐ行為と、家庭を回す行為を二人で同時にやるよりも、双方が専念する方が合理的であったり、そもそもそれが自分に向いていると考える人もいるだろう。

これも、どの意見が正しいわけでもなく、それぞれその人の価値観により判断される事でしかない。

 

年齢についてはどうだろうか。

年下が好みの人もいるだろうし、年上が好みの人もいるだろう。いやいや、同じ世代でないと無理、と言う人も当然いるだろう。

どれが正しいのか?どれも正しいだろうし、何も間違っていない。

 

では、今度会社で新しく事務作業を行う社員を採用する事になったとして、その募集要項に「20代、女性、未婚の方」と書かれていたらどうだろうか。

 

うん、これは問題だ。

まず、年齢を限定しているが、この場合限定すべき理由がないので、これは良くない。

さらに言えば「未婚」という制限も理由がなさそうだ。これも良くない。

 

もっと問題があるのは「女性」と限定してる部分だ。

事務作業は女性だけが行うものではない。男性にも従事する権利はあるし、事務作業=女性などという価値観は完全に偏見だ。

 

偏見や差別とは、本質的でない事由により、性別や年齢、外見など様々な理由で価値観やそれに基づく判断を歪める事だ。

 

では、温泉施設で、女性更衣室の監視や清掃、お手伝い(例えば、お子様同伴の方であったり、からだの不自由な方であったり)を行う従業員を募集する場合はどうだろうか。

 

この時「女性に限る」とするのは差別だろうか?

これは止むを得ない。なぜなら作業する場所の特殊性を鑑みれば、男性を従事させる事は現実的ではないからだ。

 

ではここに「20代」と年齢を限定した場合はどうだろうか。

これは少し難しい側面がある。

一つは、お手伝いという関係上自身の健康状態や力作業に耐えられるだけの体力が必要とはなるのは事実だ。

だが、必ずしも40代よりも30代、30代よりも20代の方が体力や健康面が優れているわけではない。

なので、こういった場合は「力作業が必要となるため、一定のテストを行います」のような一文を付け加え、現実的に実務に耐えられるかの確認が必要になると同時に、想定される作業内容を募集要項にも具体的に記載し、応募者に誤解されないような配慮が必要だろう。

 

個人の価値観は、実は本来尊重されるべきだし、それは誰かに制限されるべきものでもない。そんな事を制限、統制しようとするなら、それこそ北朝鮮や中国のように、絶対的な正義、絶対的な価値観というものを国が決め、それに従う以外に道はなくなってしまう。

 

ただ、その価値観はあくまでも個人のものであって、自分の中を一歩出てしまえば、言い換えると我が儘であったり、極論いえば個人の偏見に過ぎない。

そう、個人の好き、嫌いなどというものは、大きな括りでいえば、ただの偏見であって、それ以上でもそれ以下でもない。

だが、その偏見があるからこそ、人は他人と違う人を好きになったり、多少の欠点を受け入れる事ができる。

もしもこの個人の価値観という名の偏見が一切なくなってしまえば、人は同じ人を同じ理由で同じように好きになるだけであって、全ての人が全て同等に愛されるわけではない。

 

年上が好き、年下が好き、無口な人が好き、よくしゃべる人が好き、笑う人が好き、感情豊かな人が好き、細身の人が好き、ふっくらした人が好き、筋肉質な人が好き、メガネをかけている人が好き、タバコを吸う人が好き、タバコを吸わない人が好き、子供好きが好き、子供は苦手なので子供を希望しない人が好き、インドア派の人が好き、アウトドア派の人が好き、旅好きな人が好き、車好きな人が好き、二輪好きな人が好き、犬好きが好き、猫好きが好き、動物が嫌いな人が好き、都会暮らしが好きな人が好き、島暮らしが好きな人が好き、田舎が好きな人が好き。

 

好きも嫌いも個人の自由で個人が持つ偏見でしかない。

 

だが、それは差別ではない。

一番尊重されるべき個人の主観であって、特に結婚や交際といった個人の価値観のぶつかり合いのような場所ではむしろ隠すべきではなく、しっかりとお互いが自分の好き、嫌いについて理解し合えなければならない。

 

男友達の「40代」「太め」であった女性が好みではなかった。

これはただの個人の価値観でしかない。

 

もし彼が、それを理由に採用や仕事の発注に制限や判断をしたならば、それは差別であるだろうが、そこは結婚や恋愛という場だ。

完全に個人的な場であり、むしろそれから先何年、何十年と時間を共に過ごす事を考えれば、自分の好みを述べるべきで、そこで個人の価値観を押し殺すべき理由など何もない。

 

まぁ、言い方はあったかもしれないが、彼の落ち度はその程度だし、そういった事を理解しているから、その場の他の友人も貴方の発言や意見を理解できないのだと思いますよ。

 

なお、もっと言えば、貴方の「年齢を判断基準にするな」や「外見を判断基準にするな」も、正しい事をいってるように思うでしょうが、それも同様にただの個人の価値観であり、大きな括りでいえばただの偏見に過ぎない事を忘れないでください。

 

この話はそれ以上でもそれ以下でもない、ただ、それだけの話しです。

 

 

 

 

違う世界線にある、違う検索エンジンで探せばいいのだろうか・・・

 

それ、そもそも親権を希望しない父親が大半だから、ってだけだから。 シン..

少なくとも私が知る限り普通のケースでは父親はとれない事が多い。理由は養育費について母親が支払えるケースは少なく、父親が働く場合多くの場合でなぜか不十分な環境として切り捨てられる等いくらでもあるのだがね

 

書き手が相当思い込みで書いているようなので、なんとも言えないのだが。

 

まず、多くの弁護士が既に記事にしていたり、問題として指摘しているように、父親が親権をとれるケースは非常に少ない。

 

これは社会的背景もあるのですが、一番問題だと思うのは、男女の評価に対する不平等な状況があると思う。

 

まず、大抵厳しいケースとして、離婚前に父親が働いており、母親が専業主婦である状況で、且つ、特に母親が親権を放棄する気も無く、さらには母親が虐待などをしているようなケースでなければ、まず多くの場合で父親が親権をとれる事はないと思われます。

 

まず、親権を取るという事の最大のポイントは子供への影響です。

残念な事に「専業主婦」という相手に対して、余程の環境がそれまでに構築できていない限り、フルタイムで働いている父親がその子供環境への影響を最小にすることを確約し、その上で親権を取るという事を実現できる事はないでしょう。

 

というのも、子供にとって、その時点、つまり離婚する以前の環境では、学校から帰れば母親がおり、食事を一緒に食べるというこのサイクルは当たり前の環境であるため、それが失われるだけで父親が親権をとれる可能性がぐっと下がります。

 

というか、前提が双方親権を希望しているケースであれば、余程母親に過失(虐待していた等)が無い限りはほぼ不可能でしょう。

 

実は勘違いされがちですが、親権の取得の最大のポイントは双方の親同士の事情ではありません。

あくまでも子供にとっての日常環境の維持がメインであり、それを実現するためにどちらに親権を与えるべきか、という点が評価されますので、少なくとも母親が専業主婦であり、父が養育費を払えるという前提条件が成立する場合、子供自身が母親との生活を拒否しない限りはまず単純には取得出来ません。

 

また、他にも判断に影響を及ぼす要素は多く、実は最近まで父子家庭への支援と母子家庭の支援では明らかな格差がありました。

如何せん社会的には男性は働き、女性は子育てのような時代錯誤な日本社会でしたから、セーフティーネットもそれを思いっきり見込んでの仕組みとなっていました。

仮に、父親が親権を取ったとしてもそれは経済的にも、環境的にも母親よりも整っており、その時点で支援の必要はないだろう、などという考えがあったかどうかわかりませんが、そう思い込んでいるのだろうと思える程、支援は偏っていました。

最近やっと、ひとり親支援という形で男女の差がなくなりつつありますが、実際にはNPOなどの支援制度含め、まだまだ父子家庭への支援は限定的であると言わざるを得ません。

 

そういった社会的な環境も背景にあり、そもそも父親が親権をとれるケースというのは限定されていまうのです。

 

これはいろいろな問題も含まれています。

おそらく今後、多様化する家族形態にとっても問題となると思うのですが、わかりやすく言えば、外で働く事の軽視が、本来共同体であり対等な立場であるはずの夫婦に特定の状況下で優劣をつけてしまっているというものです。

 

 

何れにせよ、実は親権を取るというのは、単純に親同士の比較、というものではないので、増田に書かれている「本当は親権要らないのに妻への嫌がらせとして親権主張していざ手に入れたらネグレクトなんて事例も多いし」というのは「多い」というのがそもそもどの程度の事を言っているのかわかりませんが、「嫌がらせ」で単純に仕込めるほど簡単ではないし、やるのであれば、おおよそ離婚前から相当な期間、子供との関係を裁判所が客観的に判断して母親よりも父親といる方が子供の日常環境として現状の環境を維持できていると評価できる状況までもっていく必要がありますので、まぁ、本当にそれほどの仕込みをしているのであれば、相当数の男性が、なかなか面倒な事を数年がかりで仕込んでわざわざ離婚しているという事になります。

 

というか、おそらくですが、それだけ子供との関係を評価されるまでに至っているのであれば、母親側からの離婚の申し立てが無い限り、離婚に至らない気もしますがね。

 

まぁ、何れにせよ、探せばいくらでも出てくるという話しでしたが、それらしい記事や統計はポンポンでてきていないので、私の知らない検索エンジンのインデックスに存在するのだろうと思います。

 

是非今後の参考の為にも、どの検索エンジンでどのようなキーワードで引けばどのような客観的情報がでてくるのかお教えいただきたいなぁと思う次第です。