今、ある会社の立ち上げ(正しくは拡大)に関わっております。
その会社で彼から立ち上げるプロジェクトの追加メンバーの募集を行うにあたり、既存の会社の規定や制度ではエンジニアが働きにくく、不満もたまることはわかっているので、ベンチャーという中であっても、少なくとも、働きやすい制度にしたいと思い色々と情報を集めています。
当然専門家ではないので何か情報を集めるべく、まずは本屋さんに赴き、人事制度や労務管理の棚に目をやると、、、あるわあるわ。
書籍の名称はあえて記載しませんが、20冊程タイトルと中身を確認すると、基本的には「残業代を追加請求されない為の手続き」「訴訟リスクを低減する為の手法」「管理者の責任範疇とその対策」等など、どうすれば労働者と会社がうまく付き合うかという内容ではなく、どうやって悪しき従業員から会社を守るかという本ばかりです。
いや、そうなんですよ。
会社は事業を継続しなければならないわけですからね。
当然です。
ただ、どうなんですかね。
このような内容の本が溢れているというのは、結局、こういう本を買う人々の需要はこういった内容のものであるということですよね?
ほとんどの本がこういった内容のものであると思われます。
増資の道筋も固まり、あとは最終プレゼンのみで、情報によるとほぼ確実に増資を受けられる予定なのですが、違う部分で心が折れそうです。
同じプロジェクトをこれから支える新しいメンバーの為なのでがんばりますが、なんだろう、もう少し、前向きな本はないものですかね。
私的には、普通に、Win-Winの関係でいいのですが・・・
※なお、決して会社を守る為の手法を否定しているわけではありません。その内容ばかりが注目され、本質的なよりよい関係や環境、制度といった内容の書籍がないということに悲しみを感じている状況です
お勧めの本や情報があればお教えくださいませ。