何気ない記録

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iPhoneが日本でスタートダッシュを決めたのは品質の良さという嘘

日本人はなぜこんなにiPhoneが好きなのか ユーザーのITリテラシーが低いから? (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

リテラシー云々ではなく単純に流されやすい人が多いのが影響しているだけ。自分にあっている端末として選んでいる人がいる一方でなぜその端末を選んだかなんてわからないし考えない人もいる。それだけ日本は裕福です

 

まぁ、よくある意見として、Androidは初期段階で販売された製品が糞で、iPhoneの方が品質が良かったからなんていう人がいる。

 

そりゃないよ。まったくない。

 

私は初期版のiPhoneから使っていました。正しくは2世代目ですね。

いわゆる3Gと呼ばれるものです。

※初代は日本国内では正規の手続きでは流通していなかったので

 

当時ソフトバンクはお得意様の法人向けにテスト機器を含め無償で貸出をしていので、私が当時属していた会社でも導入。20台程度を試験導入しており一斉に試験を実施。合わせてまだ日本でも少ない法人向けのいくつかのサービスも先行導入していた。

 

が、本当に不評だったし、私もあれで仕事以外ではiPhoneを使わなくなった。

 

当時のiPhoneソフトバンクモバイルの糞っぷりはすごかった。

 

  1. まず電池が持たない。えぇ。全くもたない。1日?ご冗談を。半日がやっとです。
  2. 動作が重い。文字入力?ストレス満載でしたから、変換はある程度先読みも必要でした。iPhoneでメール打つよりもノートPC起動してさくっと送った方がストレスが低いことも多々ありました。
  3. アプリ毎の糞仕様っぷりがすごい。文字化けが起きたり、アプリが起動しなかったりなんて普通でした。メールの文字化けは有名でしたが、それ以外もアプリの品質も当時は糞だったので、メーラー以外も余裕で不安定だったり日本語使えないなんてのは日常茶飯事でした。
  4. そしてとどめは電波が入らない。えぇ、都内なら問題ありませんが、地方・離島は全く無理。関東圏でも場所によってはアウト。地下鉄アウト。もうスマートな機能なんて使えない。

 

当時のiPhoneのイメージは高いおもちゃでした。

それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

法人向けのツールとしては使えないないし、個人のツールとしては遊びがなさすぎる。それが私の正直な感想でした。

 

その後3GSがでてだいぶ改善されました。

正直本当の意味でiPhoneの価値が高まったのはiPhone4あたりからだと思います。

 

ちなみに当時のAndroidの不安定さの最大の原因は開発者向けの環境の問題ともう一つはマルチタスク環境の管理を開発者ができていないことが最大の問題でした。今でもそうですが。一方で、iPhoneは当時はマルチタスクではなく、あくまでも疑似マルチタスクであったため、そういった問題による品質低下が起きず、また、開発環境も整備されていましたので品質を上げる土壌があったというのがのちの運命を多少決めた要因では?とも考えています。

このイメージは今でも根強くユーザに残っているので、結果的に、iPhone=高品質、Android=低品質のような誤認を受けやすいのだと思います。

 

ですので、国内でiPhoneがスタートダッシュを決めたのは、ソフトバンクの宣伝が上手かったのと、当時のアップル=洗練されているという漠然としたイメージが先行したものと考えます。

むしろ、現状比較すると完成度でいえばiPhoneAndroidに勝っているという部分は否定できませんから、日本の異常なiPhoneへの斜向というのは、製品の良さ以外の影響であって、本当の意味で製品の良さを考えれば拮抗もしくは負けている可能性も否定はできません。

 

海外でもiPhoneは人気です。ただ、日本人のようにアップルの製品を極端に特別視している雰囲気はありません。香港ではiPhoneとサムソンの人気は拮抗していますし、台湾や中国では高級品として価値を除くと、やはりAndroidのお手軽さが勝っている状況です。

 

結局の所日本でiPhoneが極端に売れている理由を問われれば、個人的にはあまりないと思いますし、値段が同じならちまたで人気のあるものがほしいという金持ち感覚なじゃないかなと思います。

 

 

どっちも触る人間からいえば、別にどっちもおんなじようなもので、まぁあえて言えば、アプリに違いがあったり、操作性がシンプルなのはiPhoneでは?という程度です。