何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

損害賠償請求は唯一の裁判で行うわけではありませんよ

テレビ朝日「みんながカメラマン」の利用規約はそんなに酷いのか? - @sophizmの上から涙目線

問題は事業上でのデータ活用のされ方とその管理のあり方でしょ。編成に一切タッチできない本件とデータ自体を管理できるTwitterでは問題の本質が全然ちがうし同じ土俵で議論する話でもないよ。何をいっているの?

 

追記の部分もよんだ。

 

やっぱりなんか不思議な方向ですね。

 

まず、もともと記載のあった「これを、テレビ朝日の責任を回避して投稿者に全責任を押し付けているように読む人もいるみたいだけど、第三者とテレビ朝日との法的関係を契約によって投稿者に転嫁することなどできず、これは投稿者が投稿の責任として「解決協力義務」を負う旨を示しただけなのではないかと」という部分ですが、追記でも重ねて同様の見解が書かれています。

 

そもそも、その記載は、テレビ朝日と第三者の法的関係を投稿者に転嫁する事を目的にしているのではなく、その法的関係によって生じた影響を、テレビ朝日と投稿者の間で別途個別の契約に基づき損害を補償させるというものですので、それぞれは個別の事案となります。

 

第三者に与えた損害は基本的にはテレビ朝日自身が補償する事になるのは明らかです。

(原因が何であれ、放送事業者としての責任を負うのは明らかなので)

 

一方で、テレビ朝日はその結果を受けて、投稿者との間の裁判を別途起こす事になります。

 

この場合、既に第三者とテレビ朝日の訴訟は決着していますから、その中で受けた損害が利用規約を含め投稿者に原因があると判断された場合には、その割合に応じた補償義務が生じます。

 

ですので、第三者とテレビ朝日の訴訟の話と、テレビ朝日と投稿者の間の話は別物になる前提で、後者のケースに対しての対抗用件がどうなっているのかを考えないとだめだと思います。

 

もっとも、どのようなケースであるかによりますがね。

 

この部分に対して、投稿者は何ら自らを守る事ができなというのが問題なんですが、おそらく記事主自身は、そのような事は生じない(又は、訴訟は被害を受けた第三者としか発生し得ない)という前提で語っているように思えます。

 

基本的に損害賠償訴訟は、ある事象が確定した後に、関係者に再度訴訟を起こすのが普通ですから、その点からみても、この規約、相当微妙ですよ。

 

まさにThe日本的という感じ。