何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

目的は就学環境の柔軟性か、それとも社会生活への復帰か

 

sin20xx - 『私の代わり、アバターが登校 通信制高校に仮想校舎:…』 へのコメント

不登校により就学が困難な生徒に学習を進める事は出来ると思うが、その一方で、実社会への復帰については、改善の効果は不透明だし、一歩間違うとより社会生活から乖離する可能性もあるんだが。そのあたりは大丈夫?

2014/10/22 16:53 にブックマーク

 

よんだ。

てか、記事へのブックマークの投稿がアップデートされた?

 

それはさておき。

確かに、選択肢の一つとして、仮想空間を活用した就学環境というものは否定すべきものではないと思う。

 

ただ、非常に難しい問題として、仮想空間による就学環境が、社会環境になじめない(本人に非があるか否かに問わず)という状況の中で、仮想空間による就学を選択した場合、その後の社会復帰という部分の問題はどう改善するのだろうか。

 

もっとも、就学環境の柔軟性がないと、そもそも卒業資格であったりなんだりと、より状況は深刻になるので、その点においてはプラスに働くと思うのだが、ただ、仮にそういった手法で卒業したとして、その後はどうすればいいかという提案がないと片手落ちの提案となってしまうのは否めない。

 

いつも触れるのだが、勘違いしてはいけないのは、仮想空間による就学環境卒業すれば、あとはリモートワークという選択により対人コミュニケーション上の全ての課題が解決されるわけではない。

 

リモートワークも十分にコミュニケーション能力は必要だし、むしろ、対面での意思疎通と同じか、それ以上にスキルが求められる。

対人関係が面倒だから、リモートワークができれば、なんて考えている人は、なめんなといっておきたい。

 

そういう意味では、やはり社会全体として、こういった問題に向き合うのか、向き合う場合、それは国としてどのように支援するのかという点を考えないと、民間企業が受け皿となる事は容易ではない。

 

少子化なので、労働人口が減少するので就労はたやすいだろうとおもってはいけない。

 

労働人口が減少するという事は、国内総消費であったり様々なものにも影響し、経済のバランスが崩れるわけで、確実に、ある段階で雇用のバランスは崩れ、おそらくは有期雇用の需要すら崩壊しかねない。

特に、外国人労働者の問題であったり、移民問題もあるので、このあたりは非常に難しい。

 

彼らの人生を見通した場合、どの段階で現実と向き合うのか。

場合によっては、社会が彼らが現実と向き合わなくてもうまく折り合いが付けられるように、税金等で対応をしていくなどの配慮をすべきなのか、等、やるべき事は非常に複雑で多く、かなり難しい対応が求められる。

(現実問題としてはそこに割り振る財源は表向きはないんだけどね。増税ですかね…)

 

こういった技術や制度の安易な濫用は、その後の人の人生も狂わせかねないので、個人的には点ではなく、せめて線として一本通ったものとして開始してほしいと思うのだが。

 

よくよく考えてほしい。