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何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

シングルマザーの貧困問題と子育て支援は根本的には別問題

 

サザエさんに見る日本の“家族信仰”は異常 『シングルマザーの貧困』著者が語る、標準以外を無視する社会|ウートピ

家族のあり方が変化していてそれに認識を追いつかせるべきだとは思う。ただ、社会はシングルマザーだけを支援する事はできないので、子育てという目で見れば両親、片親問わず平等に支援されるべきかと。

2014/12/09 09:30

 よんだ。

 

あんまり元記事とは関係ないのだけど、タイトルだけに釣られる感じで。

 

最近テレビでもシングルマザーの現実の厳しさとか、貧困問題とか凄く取り扱っている。

それはそれでちゃんと考えないといけないんだけど、その問題と今日本が抱える子育て支援の拡充という問題をごっちゃにしてはいけないと思う。

 

広義で言えば、確かにシングルマザーであっても子供を安心して育てる事ができることが望ましいし、現実問題夫婦が離婚するという事と、子供がその問題に巻き込まれる事に何ら正当性はないわけで、ここはなんとか別にしたいところではあります。

 

ただ、社会的コストというのは無限には負担できないし、子育て支援という観点でみると、片親だから辛いのではなく、両親いても十分つらいです。

もっと言えば、両親の親が積極的に支援してくれているような世帯でもやはりそんな楽なものではなく、様々な負担を抱えながら日々子育てという課題に取り組んでいると思います。

 

極論言えば、両親いても様々な事情で奨学金をもらいながら学校にいく子供もいれば、家に生活費を入れる為にアルバイトをしている子供もいます。

 

私も実際両親いましたが奨学金をもらっていましたので。

 

シングルマザーの貧困の一つは、根本的には“結婚”という制度とその認識の問題だと思います。

 

残念ならが、日本では一時期は専業主婦という選択肢は女性の意思として減ったのですが、最近ではまた専業主婦を選択したいと考えている女性が増えています。

最近でもまだ多少残っていますが、男性が結婚を機に家に入ってほしい、つまり、専業主婦になってほしいということを言い出す事も少なくはないのですが、昔より圧倒的に減っていると感じます。

私の周りで専業主婦になってほしいとお願いしたのは、私の妻の友達ぐらいでしょうか。

割合で言えば、20対1ぐらいで、基本共働きで、子供ができるまではこれまで通りの生活を送り、子供ができたところも、結局共働きに戻っている状況です。

 

結婚という選択を行うと、同時に離婚という可能性が生まれます。

 

当然これは、誰しも負わなければいけない問題で、車に乗るのであれば事故を起こす可能性があるようなもので、やはり備えなければならない問題であると思います。

 

冷静に考えて、今の社会ではやはり所得が安定するというのはなかなか難しく、これは、片親だから両親だからという次元ではありません。

当然、両親の方が共働きという選択肢があるので現実的には片親に比べて安定しやすいだろうという話もありますが、それはそれぞれの環境、つまり個々の事情で考えれば、その前提でぶった切るのは横暴というものです。

 

先日の軽減税率の話を記事にした際も述べましたが、収入と可処分所得は別物ですし、今の時代は年齢=年収の物差しにはなりませんので、シングルマザーで年収350万稼ぐ人もいれば、両親共働きで総年収が450万という世帯も普通にあります。

 

両親で世帯年収が450万だと、金銭的負担だけを考えると、おそらくシングルマザーよりも苦しいのではないかと思います。

 

このような何れの世帯であっても、子供が就学の機会を失わず、選択の自由が可能な限り失われないようにする、また、そういった経済状態により子供を産み育てるという選択肢に制限がつかないようにするのが基本的には子育て支援の基本です。

 

一方で、シングルマザーが経済的に貧困に陥るという問題については、どちらかというと社会変化での男女の関係の変化や、世帯という考え方、そして結婚と同時に生じる離婚という問題を如何に早い段階から理解させるか、つまり、専業主婦になるという選択はもしかすると自分を貧困層へと追い込む原因となるのかも知れないという事を、女性に理解してもらう事、そしてそれ以上に、男性に対しても専業主婦という選択を迫るというのはそれだけ重い選択を強いているわけで、安易に選択すべき問題ではないという事を理解させるような準備が必要なのだと思います。

 

また、男女の雇用機会の均等化であったり、また、男女の社会的地位の平等であったりという、これまた社会的な問題についても当然影響しているのでしょうから、こういった視点でも取り組むべき問題だと思います。

 

なので、シングルマザーの貧困問題の一部は子育て支援の範疇であるとは思いますが、多くの部分は、実は女性の社会進出における共通的な課題であったり、または、社会の変化に対応しきれていない認識と現実のズレであったりがより大きな原因なので、この問題を僕自身は安易に子育て支援という枠を中心に議論する事は反対です。

 

本質的な問題とはちゃんと向き合わないと、採るべき解決策を誤る事となり、その結果はそういった問題に影響をうける人をより追い込む結果になりかねませんので。

 

より苦しい人がいるので、という視点は大切だと思いますが、子供を中心に考えた場合、ある子供を助ける為に、別な子供は犠牲になるべきというのは違うと思いますから、子育て支援というのは、親ではなく、子供の為の支援であるという基本的な考え方に則るべきだと私は思います。