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何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

サラリーマンだったら『できません』ってのは本来は言うべきじゃないけどね

 

「俺はお前じゃない」は完全に正しい - 脱社畜ブログ

"俺ができたんだからお前もできるだろ"ってのはニュアンスで意味全然ちがうけどね。お前の方が優秀なんだから大丈夫だよって意味でも使うし、記事の通りの圧力まがいの使い方もできる。マイナスばかりじゃないよ。

2015/02/15 22:36

 

久々にみたな。お久しぶりな感じです。

 

さて、本題からちょっとそれるのですが、記事中に以下のような文章がでてきます。

雇用契約を結ぶ上での倫理として「金をもらっている以上雇用主にできないと言うべきではないし、キレてもいけない」と言っているに過ぎず、これだけでは漫画家と一般企業を分けて語る理由が示されていない。「お給料をもらっている以上は……」を枕詞にして理不尽なことを強要するのはブラック企業パワハラ上司のお家芸であり、結局は元記事もその点を「漫画家という職業で」言っているにすぎない。

まず理不尽な要求を受け入れる必要はないのはその通りですし、それを要求するのも適切ではないと思います。

 

その点は同意。

 

一方で、社会人というか、組織の中で仕事を担うという上であればこのケースでの「できない」という回答は私はベストではないと考えています。

 

そもそも、会社であったり、まぁ仕事というものについて言えば、「やらなくてもいい」ような仕事は存在しないでしょう。

その事の難易度が非常に高く、担当を任されたとして圧倒的に自分の力量では処理しきれないにしても、「やらなくていい」わけではないので、結果、誰かがどうにしかしてこなさないといけないわけです。

もっとも、窓際とかの扱いだと、鉛筆削っといて、みたいな本気でやらなくていい仕事もあるかもしれませんが。

で、こういう場合、依頼主がやれるならきっとやってるし、やれたとしても何らかの理由があって「任せる」「依頼する」という選択肢を選んでいるので本質的にこのやり取りの中で依頼主との間で調整すべきことは「どうやればできるのか?」という部分が命題なんじゃないかと。

 

ブラック企業」と「パワハラ」という言葉が日常的に飛び交う昨今ですから、「理不尽な要求は断固として拒否することが正義」という意見はそれはそれでいいのですが、やっぱり組織としてはその結果仕事が滞るのであれば困るわけで。

 

で、「やれない」ってことを押し問答するよりも「どうすればできるのか?」という点を命題にし、どうやって落としどころを見つけるかってのは少なくとも組織の中で生きるなら、てか、夫婦間でも、親子間でも友達でもいろんなシチュエーションで求められるスキルなんじゃないかと思うわけです。

 

もしもスキルが不足しているなら、「すみませんその案件ですと●●の知識が必要だと思うんですが、××さんのサポートをいただけませんか」でもいいし、時間が不足するなら「私のスキルですと、現実的なラインだと●●日は必要になりそうですがどうでしょうか?」とか、まぁ、そんなやり取りをしながら相手と自分の意見をすり合わせるもんじゃないかなと。

 

まぁ、そういう現実的な対応をしても「いいからやれよ」とか「お前の事情なんてしらねぇよ」というニュアンスの話が記事中でもでてくるわけですが、その話は現実的なやり取りの後に生じた前提として、はじめて、「私はあなたではないので、残念ながらご期待にそえそうにはありません。申し訳ありません」という話になるのではないかと。

 

別に仕事だからといって理不尽を呑み込むべきとは思わないし、残酷な話で、人は必ずしも成長はしないので、やれない仕事が時間とともにできるように必ずなるわけでもありません。

 

ただ、最初から成長の余地や可能性を放棄するのは実は相手云々ではなく、自分にとってもったいない経験でもあるかもしれないし、「どうやってやるか」っていうのは実は実力よりもセンスみたいなもので、そういう経験をこなすとだんだんと身につくのは否定できないものです。

 

今のスキル・経験を自分なりに冷静に判断して、与えられるミッションをこなすことが可能かどうか、できないならどうすればこなせるか、それでもこなせないならその理由を明確にする。

その手順を適切に踏むことは、たとえ相手がパワハラ上司でもちゃんとやってかないと、相手がパワハラ上司なんで手順すっ飛ばしてシカトしましたってのはもはや武勇伝でしかないかと。

 

まぁ、相手次第ではあるんですけど、でも、そういった手順をちゃんと踏んで、できないことはできない理由を分析し共有する、できるならどういう条件であればできるのか条件を提示する。この事を適切に行うというのは、相手の為じゃなく自分にとって非常に大切なことだと思います。

 

ですから、まぁ、サラリーマンに限らないのですが、何か、やらなければならないようなことと対峙したときは、まずは「どうすればできるのか?」を考え、周囲の協力者や情報の存在も考慮しつつ冷静判断し、それでも難しい場合はその理由を相手に説明・共有するというプロセスを踏むという事の方が大切かな、と、感じます。

 

この話は年齢を問わず、常に付きまとう話でもあるし、実はブラック企業じゃなくても普通に起きうる話ではあるので、「付き合い方」という点で、「やります」「やりません」という話に対してもう少し調整の余地があるし、世の中の上司がすべてパワハラ上司ばかりではないという事も感じてほしいなと思いました。