何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

海峡封鎖の件

 

痛いニュース(ノ∀`) : 民主・枝野氏「海峡封鎖されて石油が止まる事が、武力攻撃を受けた場合と同等なんですか?」 - ライブドアブログ

紛争勃発よりもヤバいと思うが…石油がとまるってのはな、事実上その他の大型物流もとまるわけで、それがどれぐらいヤバいかというと、おそらくヤバいという事をメディアが報じられないぐらいやばいわけで…

2015/03/04 09:36

 

よんでない。

タイトルだけでコメント。

 

コメントの通りですが、海峡封鎖されるという事は今日の日本にとっては恐ろしい事です。

 

事例で石油が止まるという話に言及しているようですが、石油が止まる事による2次、3次の影響もさることながら、それ以上に、海峡が封鎖される事によるその他への影響も無視し難いわけです。

 

おおよそ輸出に関しては確実に欧州向けが壊滅的打撃をうけるでしょうし、海峡封鎖の余波を受けて、空路の利用が膨らみおそらくは空路経由の物流も大打撃を受けます。

 

当然、影響は輸出だけでなく輸入にも及びますから、企業業績が大きな影響を受けますので、その余波は直接的に個人収支に影響します。

 

今日の日本では、輸入に頼らない小売りはほぼ皆無ですから、おそらく小売り系はほぼ壊滅的な打撃を受け、小売り業に絡む個人の所得はおそらくゼロに近いものになる事が予想されます。

(ちなみに、国産品の多くも原材料は外国産ですからね、ご注意くださいませ)

それも、まずはパートやアルバイトのような不安定な所得者から切られますので、まさに弱者救済の余地のない状況になりますね。

 

さらに、個人収支が不安定になると、金融界隈のもろもろの数値がはねますから、当然そっちからの締め付けもきつくなります。

 

小売りの販売不振は国内物流業者の業績にも影響を及ぼしますので、国内の物流事業者やそれに関わる事業者も大きな影響を受けますね。

 

物流事業者が影響を受けますと…と、これ永遠と続きます。

 

国際物流というのは今の日本にとっては動脈のようなものです。

海峡封鎖されたからといって開戦しろという話ではありませんが、海上封鎖を悪意をもって企む集団がいた時に、国際社会と協調してそれに対処するということは、日本にとっては非常に重要なことです。

 

こういった話が出るとすぐに「じゃーお前等開戦上等なのかよ」とか「だったらお前が戦地いけよ」というアホな事を言う人がいますが、別にそんな状況になったら戦地なんぞ行かなくても、完全に庶民終了のお知らせになるので、国内が戦場みたいなものだと思いますし、そもそも論点ずれてますから。

 

抑止力を持つ事が必ずしも良いことではありませんが、抑止力がないという事は、その状態でどうやって今の平和を維持するかを具体的に提案できないと、多くの人はただただ不安になるだけですよ。

 

というかね、海峡封鎖されたら、どのみち日本一国でどうこうできるレベルでもないので「国際協調」という枠組みのなかで適切な役割を担える体制をとっておくべきであって、それができないなら文化的な生活をあきらめるしか無いかと。

 

残念ながら、資源云々の問題ではなく、近代国家は他国との物流網の接続無くして今の文化は維持できませんので。

 

そんな感じです。