何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

それ「共感」じゃなくて「同調」だから

 

●男性に共感能力、想像力はないと思った方が良い - 風の他人の姫姉様

それ違うけどね。女性の場合は内容に関わらず共感する態度を示す事が多い。つまり別に共感はしてない。男性の場合、内容を理解しないと共感できない事が多い。つまり、本来の意味で共感しているのは男性なんですよ?

2015/03/10 11:15

 

よんだ。

 

 

別にどちらが優れているか、とか、男性はこうである/女性はこうである、という話をしたいわけではないのですが、あまりにも現実と乖離しているお話なので。

 

これ、リサーチを実際にやったりするとわかるんですが、女性の場合、集団の中で意見を聞く時と、個別に聞く場合で結果が異なるケースが結構あります。

 

例えば、ある商品のモニターを依頼し、5人〜8人程度に集まってもらい意見を聞く場合と、個別にお話を伺う場合です。

前者の場合、つまり座談会的なものですが、この場合はある1人の参加者や進行役がある話をふると、その意見に乗っかる事が多いです。

この現象は男性でも普通に生じるのですが、その乗っかりに対して、「では具体的にどの部分に魅力を感じましたか?」という方向の話をすると結果は大きく違ってきます。

女性の場合、その場のある意見に同意する事に特に意味が無い場合もあり、これは場の空気に合わせているとも言えるのですが、そこに深い理由が無い場合も多く、否定しないというニュアンスの態度が多いです。

 

これは共感ではなく、同調なんですがね。

 

共感というのは、その感覚を自分も感じるような体験をしている事で、何が、という点が比較的明確です。

一方で同調の場合、その事象そのものを自信が体験した事や、別にその事に特に思い入れが無かったとしても、特に否定をするべきものでなければ「そうですね」という相づち程度の意味合いで行われるので、その同意の意味もその程度でしかありません。

 

女性からみて男性が面倒だったり、うざいと思うのは、おそらく本質的な意味で共感する行動をとってしまうので、その事象について想像したり、自信の体験を元に意見を述べるためです。

 

なので、主のもとめているのは「共感」の話でも「想像力」の話でもなく、ただ「同調」してくれる、いわゆる都合の良い理解者が欲しいというものですね。

 

ちなみに、共感であったり同調という行動は別に男性だから女性だからという理由で形成されるものでもありません。

 

これは育ってきた環境やおかれた立場、価値観により決定するので、環境依存型の感性であると私は理解しています。

 

なので、大きな主語で、男性は…というのは、それこそ「同調」してもらうのはなかなか難しいかと。