一番だめなのは、日程を1日まちがって、ユベントス戦をLiveで見損ねた僕なんですが、それはさておき。
いやー、ひどい試合。
序盤の失点からの流れについては、もう今更の話でそこは放置。
ただ、そのあたりを差し引いても、何一つみるものはなかったし、可能性も感じなかった。
確かに、海外批評の通り、ユベントスが上手だったというのはある(欠員の穴もうまく埋め、交代もばっちり決まっているわけで)が、だが、それ以前にドルトムントには何もなかった。
そもそも、1戦目、確かにドルトムントはアウェーゴールをゲットし、可能性をつないだ。
ただ、どう考えてもそれは運が良かったという話にすぎず、あのままの状態で、ホームで戦えば勝てる可能性は低いことはいうまでもない。
いや、確かに、今ドルトムントの原動力であるカンプルが投入できる今回は、前回よりも可能性を感じさせるのかもしれない。
だが、クロップよ、そろそろ気付け。
カンプルはおそらく今までの結果だけを見れば、今年の補強、いや、ここ数年でも非常によい買い物で年齢的にも今後のドルトムントの中心選手になる可能性は高い選手であることは認める。
僕自身、ウィンターブレイク明けの彼の初試合を見て感激したのは事実で、その後の活躍をみても、今後の期待は非常に大きい。
だが、前々回、前回のリーグ戦でも明らかなように、彼ひとりでは自体は好転できない。
彼の豊富な運動量や彼のスペースへの動きの才能を生かすには、そのボールの預け先が必要だし、それと合わせて彼のおとりになるキープレイヤーが必要なんだよ。
その一人は間違いなくロイスで、もう一人は香川であるのはもう過去の試合でハッキリしている。
2列目は、ロイス、香川、カンプルしかないわけで、残念ながらムヒタリアンには今季はベンチにいていただくしかない。
(もっとも、個人的には今のままではベンチの枠ですらもったいないと感じるが)
この布陣であれば、なぜかギュンドアンが絶好の位置にいる香川を(仮に)無視してもパスコースはオーバメヤンを含め3つあるわけで、最近精度の上がってきた(ここ数試合はクソだけど)後列からの縦パスも生きてくるわけだよ。
そもそもここ数試合、香川が動けていないのは相手のマークがきつかったわけで、その分本来ムヒタリアンがマークが外れまくっていたんだが、1~2回しかサイド突破できていないという状況で、そんなもの結果がでるわけもない。
香川に変えてカンプル入れたところで、ムヒタリアンがクソパフォーマンスな事に変わりはないので、結局ロイスマークしてあとは上手にスペースつぶされたらもう何もできない。
これはリーグ戦でも連勝止まった時点で明らかになったもので、それを打破できるのは、連勝時の布陣でしかない。
クロップさんよ、いったい何に固執して一番調子のよかった布陣をあえて選ばない?
次、もう落とせば確実に圏内到達は不可能(奇跡にかけてさらに奇跡が起きない限り)になるわけだ。
そろそろ、わけのわからない幻想に取りつかれるのはやめて現実と向き合え。
香川は決して良くないが、ムヒタリアンは比較するレベルですらない。
カンプルを生かすいみでも、前線の中心が必要だし、オーバメヤンのスペースを作るにも静・動2種類の攻撃を組み合わせられないと来年もこのまま沈むぞ?
CLは許す。
どのみち現状ではベスト4以上は厳しいだろう。
だが、カップ戦は落とすわけにはいかないし、当然リーグ戦も連勝するしかない。
ほんと見ている側がスタメン発表の時点でいやな感じがするような布陣は90分+その後の1週間が苦行でしかないのでやめてください。