何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

投票に参加しない理由を「忙しい」という事の本当の意味について考えよう

 

【驚愕】50代以下の投票率が低いぶっちぎりの理由は「政治に興味がない」ではなかった!! | More Access! More Fun!

忙しいのが理由なら期日前もあるわけで、それでも投票できないって、もはや睡眠時間も取れない環境で約1ヶ月にわたり拘束されているのと同じなので、ぜひブラック企業撲滅の為に実名で告発すべきだと思います。

2015/05/21 14:31

 

よんだ。

 

前段の話に対するツッコミで大変恐縮ですが、まず「忙しい」という理由で投票に参加しなかったというものを飲み込むには、非常に難しい問題があります。

 

まず、一般的な選挙についていえば、期日前投票及び不在者投票という制度によりある程度時間的制約が緩和されています。

 

どの程度緩和されているかというと、告示日の翌日から投票日の前日までの間、朝8時30分から夜8時までの間指定の場所で投票か可能というものです。

 

さて、記事にあるように参加しない人は政治に関心がなく忙しいので参加できないのだ!という事が事実であった場合ですが、この期間、興味があるはずの政治に一切の時間を割かない(少なくとも土日も可能で、且つ、毎日半日という時間で対応していますので職業や年齢の影響は受けないかと)という事実を、政治に興味がない以外のどのような理由で説明するのでしょうか。

 

そもそも、ネット投票ができれば便利よね?という意見と、ネット投票ができないならいかない、という意見は別物です。

 

前者は環境の改善を願う意見であり、後者がやらない理由を勝手に作っているにすぎません。

 

本当に自分に重要な事柄で、対応しなければならないと思うなら、毎日朝から夜まで対応しているわけなので、ネットがなくとも参加は可能でしょう。

 

こういった勘違いは、事業経営でも起きます。

他社に当社がまけるのは○○が当社にないためだ、であったり、もっと具体的にいえば、モバイル版のサイトを作ればスマホ全盛期のいまならかってにお客様は来る、みたいな。

 

モバイル版の整備は、大前提はお客様が望むコンテンツが存在する事です。

同様にお客様がそのコンテンツに興味がない場合、モバイル版を準備しようが何をしようがそのお客様はそのモバイル版のサイトにわざわざ来る事などありません。

コンテンツがお客様にとって有用なものであれば、多少不便でもお客様はPC版の画面をスマートフォンから見るでしょう。

 

政治と投票率も同じです。

結局のところ、「忙しいから参加できない」「ネットでできないのでムリ」のような事を言っている人は、おそらくネット投票が実現しても大抵は参加しないでしょう。

 

そもそも政治に興味がないわけで、そんな人が投票日を覚えているのか?そしてだれに投票すべきか考えるのか?という事を考えれば、自ずと答えは出て来ます。

 

もう少し思慮深くなるべきかと。