何気ない記録

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世知辛い世の中

 

補聴器使用者の自転車を警官が止める件 - Togetterまとめ

警察官としても最善の助言(誤認による迷惑をかけたくない)という思いが明後日の方向に行ってしまっただけかと。これは警察に限らず難しいよなぁ。見た目じゃわからんし補聴器つけないなんて選択肢もないし。うーむ

2015/06/08 13:29

 

よんだ。

 

まぁ、結果的に警察官の行動は補聴器を使われる方にとって迷惑な事でしかないのは事実ですし、その後の「外していただければ」という言葉も本来は不要ですし、意味のない言葉ではあります。

 

一方で、警察官がこういった事に日々地道な努力をされていて、結果として日本は安全というもののありがたみを全く実感できないほどの環境が成り立っているのです。

 

それはそうとして、ネットの読解力の凄さに驚かされます。

 

元ネタでは「出来れば外して頂けたら…イヤホンと勘違いしてしまいますし今このような出来事がまた起きるかもしれませんので」となっていて、「外せ」というようなニュアンスではありません。

 

どう読んでも、この警察官はいろいろ考え方が間違っている上に無駄に配慮のしすぎで矛盾した一言を言っているだけなので「おバカな警察官がいたんですよ」案件でしかないのですが、コメントはどうでしょうか。

 

当然私は当事者ではないのでその当時のやりとりは記事主のニュアンスからよみとるしかありません。

 

私が読み取るに、

 

  1. 警察官は職務を全うすべくイヤホン(補聴器)をつけた人を呼び止めた
  2. しかし、どうも状況がおかしい事に気づく
  3. 自分は誤った判断で善良な市民を誤って呼び止めてしまい恥ずかしい&申し訳ない気持ちが爆発
  4. 相手に配慮しなければと思い、焦り&恥ずかしい気持ちの中で発した言葉がさらに頓珍漢な言葉であったが気づかず

 

という事でしかないと感じましたが、ネットではどうもそうではない人も結構いるようです。

 

当然警察官は万全を期したいところでしょうが、この補聴器問題、どうやっても(少なくとも今の手段や技術では)難しいでしょう。

絵に描いた餅程度の意見はでてくるでしょうが、恐らくは、都度確認をとり、誤りであった場合今回のような頓珍漢なコメントを残さないように、ちゃんと謝りであった場合は素直に謝罪する事しか原実的な対応はできません。

 

こういった事について、相手が警察であるからなのか一方的に「大問題!」というのは簡単ですが、この手の問題は別に警察だから起きるわけではないので、このような誤認を「大問題」と断じる人は、さぞパーフェクトな人生を送っているのだろうなと思います。

 

当然、補聴器を使われる方の生活が脅かされる事はあってはなりませんし、誤認というものの起きるべきではありません。

しかし現実的に適切な解が存在しない(少なくとも現状万人が納得するレベルのもの)以上は、結局は、適切なコミュニケーションという手段によりフォローするしかないわけで、今回の落ち度は、そのコミュニケーションという部分があまりにもお粗末だっただけの事でしかありません。

 

ただ、自分が同じ立場で、テンパっている状況で相手に配慮しようとした時に、こういった頓珍漢な一言を絶対に言わない自信があるかと言われれば、気付いていないだけでやらかしているのかもなぁとは思います。

 

そのお粗末さも私がこの事について第三者なので楽観視できるのかもしれませんが、明らかに相手は頓珍漢(仮にあとで警察にこの話を持ち込んでも、すみませんとしか言えないですからね)な意見であったわけで、それをもって「警察とはなんと恐ろしい組織なんだ」的な話に祀り上げるというのは、非常に危険だなぁ、と感じます。

 

相手が警察ならなんでもありなんですかねぇ。

 

ほんと世知辛い世の中になったものです。