何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

やっぱりグノシーのIPOは参加しなくてよかった

 

Gunosyが利益見通しを大幅に上方修正 新規DL獲得好調で - ITmedia ニュース

そもそも500万という予測は、事実上「事前予測を行わない」という意味だと思っていたが、どうやらIR戦略として意図的にやっているようですねぇ。これ担当者相当アホだと思うんだが…

2015/06/15 09:49

 

 

グノシー他、AppBank「モンスト攻略」ブーストでアプリダウンロード数を水増し(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

そもそもダウンロード数伸ばすだけだだと広告主からみた場合の広告効果は下がるので実際はアホな戦略なんだよね。ただこれはIRの方向の対策なんでもはや会社として万策尽きた感は否めない。2期以降の決算次第かな

2015/06/15 09:48

 

よんだ。

 

まぁ、投機銘柄として扱うならなかなか面白いとは思う。

 

ただ、この一連の流れ、どう考えてもIR担当者が仕込んでる話だと僕は思うんだけど、やっぱこんな行為でも株価が動くという状況なので、今後もこの手のやり方(古典的な手法)は続くんだろうね。

 

今回グノシーが行ったIRについて僕は全く評価していないのでこんな記事を書くのですが、まず大前提として見通しを発表する場合は、少なくとも事実に基づいてなされるべきという事。

例えば、上場会社の多くが、あらかじめ上方修正を前提として低めの予測を連発した場合何が起きるかというと、開示情報には都合のよい事しか書かれなくなり、本来適切な判断を行うための情報を速やかに開示するという開示の仕組みそのものが否定される事になる。

 

冷静に考えて、500万と予測した利益が約31倍の額までずれるというのは、財務&IR担当者の無能さを表しているにすぎない。

正しくは、発表される結果を見ないと判断できないが、何に比例して利益が押しあがったが重要ですね。

ただ、グノシーのビジネスモデルは基本的にユーザー数比例ではあるものの、現状行っている強引なDL数のかさ増しでは本来広告あたりの効果は引き下がるはずなので、長期的に見るとマイナスにしかならず、その部分がどう数字に出てくるか、というのが肝だと思います。

おそらく決算時の資料からそれが読み取れる部分は掲載しないような配慮がなされると思いますがね。

 

 

今回は上方に修正となったが、言い換えると事業の予測は全く行えず、最悪下方であっても最大で約31倍の規模でずれる可能性があると言っているようなもの。

 

常識的に考えて、ここまでぶれると、もはや安定的に事業を営む事について疑義が生まれるレベルで、尋常な話ではない。

 

まぁ、この辺りを突っ込むと昔から「保守的に」云々というアホな回答が来るわけだけど、その結果下方修正するときは「想定を超える」云々とか「予測し得ない」とか意味不明な事を連発する事になる。

 

結局、どちら(上方修正・下方修正)の場合であっても、ここまでぶれるともはやその会社の開示や予測はあまりにも信用できず、「投機銘柄」としてしか扱えない事となる。

 

で、その結果何が起きるかというと、短期的な利益確保を行う人しか集まらない銘柄となり、少しつまづくだけで株価が不安定となり個人投資家の屍が積み上がる事となる。

 

結論として、この手の強引なIR手法を使ってくる上場会社というのは、相当信用ならないってことで、個人投資家を食い物にする気満々だってこと。

 

まぁ、IPO段階の情報からヤバイ感じはしてたから手を出さなかったんだけど、今振り返っても正解だったと思う。