クラウドセキュリティ基礎 #seccamp
中身は良しとして表現にめう使うのやめときなよ。一時期ネットでそういった意味合いでの利用はどうなのかって議論あったわけで。良し悪し、好き嫌いの問題もあるので難しいが大手が率先してネタにする話ではないかと
2015/08/20 13:48
よんだ。
中身は実務もイメージして良く書けているし、多くの人の参考になるよいスライドだと思います。
一方で、コメント通り、表現の一部にネット上でキャラクターについた一部のイメージを利用するという点はよろしくないかなかと。
あるキャラクターを受け手がどのように解釈するかというのは、僕は個人の自由であると思います。
ですので、ある人から見れば「正義の味方」であるかもしれないし、別な人からみれば「偽善者」かもしれませんが、それは受け手の感じるところによりますので、それを「正しい」「間違っている」と批評することに意味はないと思います。
ただ、こういったスライドや配布物は意図せずとも多くの人に閲覧されます。
そして、このスライド上での使い方は、完全に特定の属性に偏ったキャラクターのイメージを表現に利用しているため、結果、このスライド経由でキャラクターを知った場合は、そのイメージ以外の可能性は限りなく否定されるおそれがあります。
当然、このスライドを見た受け手がそのキャラクターに興味を持ち、そのキャラクターについて調べ、その結果、自分自身の解釈でキャラクターを評価し、結果、やはり同じようなイメージしか得られなかったとすればそれでよいのですが、ただ、この手のスライドや配布物の場合、受け手が新たな何かを作る場合、それ以外の属性を付与するというのはかなりレアなケースであると想定されます。
つまり、ある人が多くの人に対して特定のイメージを配布し、結果、そのイメージが良し悪しを別に多くの人の共通のイメージになりかねないということです。
そしてそれは、元ネタに対する理解もなく「え、そういうキャラでしょ」という非常に残念な認識しか持たれないかと思います。
それはそれで認知度の向上の貢献しているではないかという話もありますが、例えば、アイドルがデビューして頑張って地道に活動していたとして、それを誰かがアイコラを作成し、本人や事務所の意図とは異なるシンボルとして広め、結果、本人が意図しない方向性の活動しかできなくなった場合はどうでしょうか。
当然、元ネタの作者が異議申し立てをするということであればわかりやすいのですが、この手の問題は難しく、仮に作者が違和感をもっても単純に受け手を批判するというわけにもいかない場合もあります。
(ネットでの批判や意見の表明は少なからずリスクが伴い、その結果得るものは非常に少ないので)
ですので、少なくとも活用についてはそれなりに配慮が必要だし、やはり大手や多くの人に対して発表を行う場での2次利用は慎重に対応するべきであると僕は思います。
確かに意図は伝わりやすいのですが、それはつまり、そのイメージが受け手に安易に定着し固定化するということの表れですので、その2次表現の利用は本当に適切であるか、自分がイメージしている活用は本当に2次的な表現である利用として妥当なのかをちゃんと考えて欲しいと思います。
とはいえ、ああいった発表は会社名は出すものの、実際には個人の活動の類であることも多いですから、社名が記載されている、であったり、大手の所属しているというだけでそういった括りで指摘すべきではないのですが、ちょっとあの件はネットで話題になったばかりですので、それでもなお、あえて利用するってのは個人的にどうかなと考えた次第です。
悪意はなく、わかりやすい表現としてノリでやりました、という感じは伝わりますが、その延長線上には「悪ノリ」と解釈されるものがある事も理解していただければと思います。