何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

「誤って廃棄」だったのか、「適正に処理」したのか

 

穴水町立図書館が寄贈図書廃棄 - NHK石川県のニュース

基本的には廃棄の決定権は図書館側にあるべきだが、ただ、そもそも図書館の役割を考えると頻度のみで廃棄したというのはかなりお粗末。本屋じゃないんだから。仮に書架の制約なら初版本などは献本すべきで廃棄は雑杉

2016/09/06 07:32

 

よんだ。

 

まぁ、図書館に関わらず公立学校でも実は寄贈ってのは多くて、こういった対応というのはそれほどレアな対応ではないと認識です。

 

気になるのはこの対応が本当に廃棄だったのか、それとも適正に処理したのか、という点です。

 

報道通り「誤って廃棄」だったとするとあまりにも雑な対応で、コレは謝罪するしかないです。

ただ、前述のとおり、寄贈というのは実はそれなりに行われていて、その点からもある程度の処理の基準があり、その基準に照らして「適正に処理」したのであれば、私は謝罪の必要なないと考えます。

 

価値について言及している人もいますが、それこそ価値は受け手が決める事でもありますから、寄贈されたものか否かに関わらず、廃棄するものと譲渡するもので整理し、譲渡にならないものは廃棄とすることで問題ありませんが、それが寄贈であったなら、事情を説明して廃棄するのか、それとも返却するのかという点の配慮はあってもよいかと思います。

 

それができないのであれば、トラブルの種でしかないので、寄贈を受け付けないという対応も必要かと。

 

あってはならないのは「適正に処理」したにも関わらず、寄贈者の気持ちを汲んで「誤って廃棄」したとし、謝罪する行為です。

これは運営としてもよろしくありませんし、寄贈者もその瞬間はある意味コミュニケーションが取れているようにも思えますが、相手の感情をただ逆撫でする可能性の方が高いので、お勧めできません。

 

ルールが明確化されているのであれば、寄贈を受け入れる時点でその点も説明し、その上でルールに則って処理する事でよいのだと思います。