プレミアムフライデーの矛盾に投資家が言及。「消費税上げると言っている奴らが、消費にお金を回せって、どこの戯言ですか?」
どれもこれも片手落ちの議論に前提を置くならばそりゃ何れも正しいよ。ただ実際は高齢化問題などによる所得税の限界であったり日本の賃金の偏り(そもそも国のコストに対して所得のバランスが悪い)を考慮しないと。
2017/03/09 13:06
よんだ。
時間ないけど、あまりにもアホな議論が多すぎるので。
そもそも消費税による税収の確保の問題は少子高齢化が進んできた影響もうけているわけで、そこで所得税にするというのは流石に暴論過ぎ。
仮に所得税で全てをまかなうというならばそもそも累進課税を究極まで進めるしかないのだければ、これは実際には法人の国外流出にも影響するので、法人税収の件にも影響するのと、国内消費を冷え込ませる可能性もあり、そんな単純な話ではないよ。
こう言った議論の難しいところは、ある点の話では大抵の場合でその点の理論は正しい事が多い。
だが、そもそも世の中の物事はほぼ全ての事が点で議論する事は無意味で線や面で捉えなければ意味がない。
当然、機能的な側面ではどうしても点の議論から入る事は大切だが、税改革についてのみ言えばそれではほぼ何の価値もない。
また同様にどの国にも各国の事情があるし、議論したときの状況と今の状況は当然違うので、都度検証と対案が必要なわけで、過去の議論を今の条件で肯定・否定するのは、特にこう言った課題ではちょっとよろしくない。
元記事の話は半分正しいけども、それは消費に対する影響に限定した場合の話に過ぎない。
税収というかプライマリーバランスの話になってくるとこういった極論を賞賛してもしょうがないと思うし、そこをちゃんとわかる消費者にならないといけない。
ただ、繰り返して言えば方法論としては正しいので、断片的な一つの情報として正しく理解(それをできている人も一部はちゃんといる)し、それと同時に、それ以外の条件や状況も正しく理解し、適切に反応・対応する必要がある。
今の日本のダメな象徴は政府寄り、反政府寄りという型に当てはめて、正しい正しくないの議論をすぐにしてしまうこと。
それができないのが日本の大半の政治家であって、それ以上でもそれ以下でもない。
さらに言えば、糞案であっても計画を立て、検証・修正しつつ、適切に前に進める方が、短期的に結果のでる案より国としては正しい選択ではある(と、私は思う)。
別に受け入れやすい案について同意・賞賛するのはかまわないけども、ちょっと冷静に中身を見てほしいし、そういう国に成長しないと本当にダメだと思う。