何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

残念ながらはずれですね

 

「沖縄は基地で食っている」はデマ 翁長知事「むしろ経済発展の最大の阻害要因」

公共事業に参加していた身としていわせてもらうと、離島地域にあれだけどの設備を維持できるのは、分局含め、沖縄が一つの重要拠点として政府に認知されているからなんだよ。それがなくなるとただの島になるけども。

 

物事を冷静に議論できないというのは、基本的に誰のためにもならないのですがね。

 

 

 という意見をいただきましたが、残念ながらはずれですね。

 

まず、交通整理を公共事業として行う事はありません。

厳密には確かに道路工事整備事業の発注であったり、上下水道の整備事業等の発注において発注先事業社自身が自らの整備事業内の業務として実施する業務ではありますが。

 

あと、私自身は東京在住ですので、基地を東京に誘致するという事については、実際のところそれほど否定的ではありません。

そもそも、基地機能そのものを考えた場合、首都防衛であったり、機動性という点を考えるなら、日本でいえば中央に配置するという事も一つの方法ではあります。

また、東京は皮肉にも原発のような重要設備を抱えていないという点もあり、その視点でも誘致するという事は選択肢としては否定するものではありません。

 

ただ、アメリカ自身の事情及び日本としてもそもそも(日本からみて)東海岸側への防衛機能というのは事実上不要であるため、選択肢としては現実的には西側にならざるえません。

 

その点では、九州、沖縄という選択肢になるわけですが、九州、特に北九州は北朝鮮との距離が近すぎるという問題があります。

また、南九州については火山、原発、そして日本のロケット基地という問題があり、結局のところ(アメリカ、日本の双方の事情を満たしうる)残る選択肢としては、沖縄または南側諸島の何れか、という事にならざるえません。

 

当然、アメリカの事情を無視できるだけ日本が強くなれれば日本の事情だけで物事を決められるという事はありますが、軍事以外の点において、特に外交的な問題において日本はアメリカとの関係を切ることができません。

 

結局のところ日本が独自に軍事力や外交力を高めない限りは、中国、ロシア、そして北朝鮮という諸外国と対等な立場で現状の立場に留まることができないため、自分たちで招いている結果であるといえます。

 

このような状況にあるのも、コメントでいただいたような、物事、特に利害関係が複雑で解消が難しい物事と対峙したときに冷静に議論できず、短絡的に相手を罵倒する事しかできないというやり取りが続いている結果でもありますね。

 

よく、日本だけが国際社会の中で成長が止まっているという指摘や意見もありますが、その諸元凶というのは、何もトップや政治の責任だけでなく、いわゆる一般的な市民がそれぞれ問題と対峙するときに何を議論すべきか、どのような問題であるのか、という事を冷静に考え、議論するという姿勢が持てないという事が成長が、イノベーションが起きえない原因であるともいえます。

 

いろいろと残念ですね。