何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

そこではない

 

弊社から社員が退職しました - megamouthの葬列

意味がわからないし、このエントリーを本気で問題ないと思って書いているならもう末期だよ。後輩エンジニアが一人休職しただけでも大変なのにそれが逆で先輩二人が休職した状態を「成長のチャンス」とか気が狂ってる

 

これがネタであっても個人的に怒りを覚えるのは、記事の内容についてではなくて、ネットの悪い性質があるのでその相性の問題について怒りを覚えているのですよ。

 

まず大前提として本人はタグにもあるように「ネタ」として書いている(と私は思っているが・・・)し、私の基本方針として個人が個人のブログ(彼は確か個人だったはず?)でどんな事をどのように書こうが基本は自由で責められるいわれはないのです。

 

ただ、この点エントリーは、他人に悪意をもって引用される事があり、ネタであるならばもう少しネタであるように万人(少なくとも大半の人には)わかるように書かれないと「日本のジョークは分かり難い」というそれこそ外国人から揶揄されるものでしかありません。

 

で、内容を読んで、読み解けばわかるものの、ただ流し読みし、彼の背景を知らない人からは、所謂自己満社長のポエムとして受け取られるわけですが、これをネタで笑って過ごしてしまうと、この手の話しをネタで済ませてよいという風潮が広がりかねません。

 

ネットでは前後の文脈や背景について深く読み解く人はほとんどいません。

 

その為、ある一定の内容について容認すると、それはその他でも誤認され容認するバイアスとなる事があります。

いや実際にはちゃんと読んだり、背景を知っている人間であればわかるのですが、ネットとは凄く残念なところでその背景や経緯を知らない人ばかりなのです。

 

そういった意味で、本人は「むしゃくしゃしてやった」という事なのですが、それについてコメントを書くときに「面白いよね!」と書いてしまうと、記事単体の意味(ネタとしての前後の文脈が喪失)と、それに対する切り離されたコメントだけが勝手に一人歩きする可能性があります。

 

所謂悪ふざけというものではあるものの、やはりジョークとはジョークと万人にわかるものである必要があり、海外でも一定の表現が定着しているのはその意味でもあります。

(突然新しい表現で人を弄ると希に炎上しているのは、つまりは伝わらないというだけで、ジョークにしているという意味では実は古典的な表現と変わらない)

 

そういった意味で「ネタにマジレスすんなよ(笑)」という意見がブコメでも散見されましたが、そこはあえて乗る形で、且つ、この手の話しはゆるさんよ?という意味も込めています。

 

ジョークを書く事も、書いた事も責めてはいませんしそれを批判をしているつもりはありません。

 

ただ、ネットという非常に微妙な空間でジョークを記録に残すというのは、なかなか難しいという事を示唆したかったというお話です。