シンガポール居住者が見た"ティラミスヒーロー商標騒動" - 今日もシンガポールまみれ
意味がわからん。そもそも国内販売と他国の販売事情が異なるなんて普通だしそこを比較する意味もない。iPhoneだって日本で半年待ちで香港で現物ゲットなんて当たり前だが?記事主の書き方にかなり悪意があるよようだが
非常に微妙な記事。
前提として、味の好みや、そもそもシンガポールでは知らないぞ?などという話しは、そうなのですか、としか言えませんが、その話しと(日本)国内通販の事情がモリモリよね、という話しは全く関係がない。
というか、そもそもこの手のビジネスに限らず、ある国ではそれ程でないものが、別な国ではなぜか流行というのは普通にあるし、結果として、聖地巡礼したら実は無名だった、なんてことも普通にある。
で、国内通販事情が理由はともあれ3ヶ月待ちなのは、結局のところ生産能力の事情だろうが、なぜか国内だけもりあがるという事情だろうが、3ヶ月まちなんでしょうね、としかいえないし、そこをあげつらう意図が不明。
で、面白マーケティングと商標のっとりは全く関係がない。
前段の類似商標の話しもそもそも同社の事例でないわけで、完全に印象操作でしかないし、前述のとおり、シンガポールでしらない人なんて普通にいるが?というのも、仮にそれが事実であったとしても、日本国内でのコピーとしてはどうなのよ?という話しはあっても、それが倫理感や法的な問題に至る物とは私は思わない。
個人的にこのコピー問題(つまり「○○で大人気!」)はどちらかというと日本人の流されやすい性格の問題で、本質を見ないという無個性社会が元凶であると思うんですよ。
雑誌やテレビで紹介されれば別に何がどうというわけではないけど「おいしそう」という漠然とした感想や「おいしい」という謎の上方修正される経験など、いわゆる「かわいい」という言葉に象徴される「同調圧力」が蔓延した結果だと思うし、それを利用しているのは普通に日本側のコンサルタントだと思うんですよ。
当然、シンガポールの人が善人であるとか、日本人が悪人であるとかそういう話しではなく、単純にその国の個性、風土、国民性に沿ったマーケティングをするときに、映画でもそうだし、そういった「流されやすさを利用したコピーを活用する」というのが日本のマーケッターが使う手法であって、それ以上でもそれ以下でもない。
記事の全般の話しは同社の事情とはほとんど関係ないし、結論であったり「面白云々」も「私はそう感じた」でしかないのだが、総じて、無知故なのであればそれでいいが、意図的に書いているなら何か恨みでもあるのかと感じる程、ちょっといろいろミスリーディングを誘いすぎ。
現地の実情を伝えたいならそれに留めればいいし、また、個人的に味が好みでないならそれはそれでいいと思う。
そこに関係のない話しを混ぜて意図的に同社の話しと混同させるような書きっぷりにしたり、関係のない国内事情と話しを併記する事で本来無関係の需要の偏りを何かあるかのような意図的な表現としているところについてはなぜそうなったのか非常に興味がありますね。