何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

違う世界線にある、違う検索エンジンで探せばいいのだろうか・・・

 

それ、そもそも親権を希望しない父親が大半だから、ってだけだから。 シン..

少なくとも私が知る限り普通のケースでは父親はとれない事が多い。理由は養育費について母親が支払えるケースは少なく、父親が働く場合多くの場合でなぜか不十分な環境として切り捨てられる等いくらでもあるのだがね

 

書き手が相当思い込みで書いているようなので、なんとも言えないのだが。

 

まず、多くの弁護士が既に記事にしていたり、問題として指摘しているように、父親が親権をとれるケースは非常に少ない。

 

これは社会的背景もあるのですが、一番問題だと思うのは、男女の評価に対する不平等な状況があると思う。

 

まず、大抵厳しいケースとして、離婚前に父親が働いており、母親が専業主婦である状況で、且つ、特に母親が親権を放棄する気も無く、さらには母親が虐待などをしているようなケースでなければ、まず多くの場合で父親が親権をとれる事はないと思われます。

 

まず、親権を取るという事の最大のポイントは子供への影響です。

残念な事に「専業主婦」という相手に対して、余程の環境がそれまでに構築できていない限り、フルタイムで働いている父親がその子供環境への影響を最小にすることを確約し、その上で親権を取るという事を実現できる事はないでしょう。

 

というのも、子供にとって、その時点、つまり離婚する以前の環境では、学校から帰れば母親がおり、食事を一緒に食べるというこのサイクルは当たり前の環境であるため、それが失われるだけで父親が親権をとれる可能性がぐっと下がります。

 

というか、前提が双方親権を希望しているケースであれば、余程母親に過失(虐待していた等)が無い限りはほぼ不可能でしょう。

 

実は勘違いされがちですが、親権の取得の最大のポイントは双方の親同士の事情ではありません。

あくまでも子供にとっての日常環境の維持がメインであり、それを実現するためにどちらに親権を与えるべきか、という点が評価されますので、少なくとも母親が専業主婦であり、父が養育費を払えるという前提条件が成立する場合、子供自身が母親との生活を拒否しない限りはまず単純には取得出来ません。

 

また、他にも判断に影響を及ぼす要素は多く、実は最近まで父子家庭への支援と母子家庭の支援では明らかな格差がありました。

如何せん社会的には男性は働き、女性は子育てのような時代錯誤な日本社会でしたから、セーフティーネットもそれを思いっきり見込んでの仕組みとなっていました。

仮に、父親が親権を取ったとしてもそれは経済的にも、環境的にも母親よりも整っており、その時点で支援の必要はないだろう、などという考えがあったかどうかわかりませんが、そう思い込んでいるのだろうと思える程、支援は偏っていました。

最近やっと、ひとり親支援という形で男女の差がなくなりつつありますが、実際にはNPOなどの支援制度含め、まだまだ父子家庭への支援は限定的であると言わざるを得ません。

 

そういった社会的な環境も背景にあり、そもそも父親が親権をとれるケースというのは限定されていまうのです。

 

これはいろいろな問題も含まれています。

おそらく今後、多様化する家族形態にとっても問題となると思うのですが、わかりやすく言えば、外で働く事の軽視が、本来共同体であり対等な立場であるはずの夫婦に特定の状況下で優劣をつけてしまっているというものです。

 

 

何れにせよ、実は親権を取るというのは、単純に親同士の比較、というものではないので、増田に書かれている「本当は親権要らないのに妻への嫌がらせとして親権主張していざ手に入れたらネグレクトなんて事例も多いし」というのは「多い」というのがそもそもどの程度の事を言っているのかわかりませんが、「嫌がらせ」で単純に仕込めるほど簡単ではないし、やるのであれば、おおよそ離婚前から相当な期間、子供との関係を裁判所が客観的に判断して母親よりも父親といる方が子供の日常環境として現状の環境を維持できていると評価できる状況までもっていく必要がありますので、まぁ、本当にそれほどの仕込みをしているのであれば、相当数の男性が、なかなか面倒な事を数年がかりで仕込んでわざわざ離婚しているという事になります。

 

というか、おそらくですが、それだけ子供との関係を評価されるまでに至っているのであれば、母親側からの離婚の申し立てが無い限り、離婚に至らない気もしますがね。

 

まぁ、何れにせよ、探せばいくらでも出てくるという話しでしたが、それらしい記事や統計はポンポンでてきていないので、私の知らない検索エンジンのインデックスに存在するのだろうと思います。

 

是非今後の参考の為にも、どの検索エンジンでどのようなキーワードで引けばどのような客観的情報がでてくるのかお教えいただきたいなぁと思う次第です。