何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

自粛要請を緊急事態宣言再宣言時にのみ考える方がよほど問題

 

「緊急事態宣言は誰もやりたくない」西村大臣|TBS NEWS

なぜこの発言が叩かれるのかさっぱりわからん。当然の事では?むしろ緊急事態宣言を何のためらいもなく連発される事態の方が異常。結果としてやるべき事と、それを率先してやるべきなのか否かは別次元の話が当たり前

 

恐らく中身も確認せずに批判する人の心理としては、最近の諸々を混ぜ込んで批判しているのでしょうが、言っている事は当たり前の事。

 

また、基本的に一度解除した宣言を再度行うという事は、疲弊した経済と精神に大きな影響を与える事は確実で、恐らく1度目の宣言より効果は低い上に、悪影響は大きく出る事は素人でもわかる事で、その意味でも再宣言には慎重さが求められる。

 

特に政府の視点で言えば、東京都の事だけを見るわけではなく、あくまでも全国の状況を踏まえての判断が必要なわけで、確かに東京以外でも幾つかの地域で悪化しているところもあるが、それはまだ一部地域に過ぎず、それをもって政府として動くというのは余りにも地方自治を蔑ろにし過ぎ。

 

で、これ本来の問題は、政府が緊急事態宣言を改めてしないと、東京都として自粛派しないよ?という事の方がよほど問題であって、少なくとも都民においてはそちらを問題とすべき。

 

私的には夜の街界隈だけが問題だとは思っておらず、結局のところ、都民がアホというだけの事であって、そのアホに合わせた生活様式や対策を考えなければならない。

 

職場クラスターがまだまだそれほど大きな問題とまではなっていないのは幸いだが、今後は点がつながる事で恐らくはそれが顕著に影響を及ぼしてくることは明らかで、折角前向きになり始めた経済も人間の心理にもおおきな影響を及ぼす事は明らかなわけで、だからこそ、本来は自治体として緊急事態宣言が出される前に、心理的悪影響を及ぼす前に、先手先手で小さな対策から積み上げる必要がある。

 

既に私たちは一度緊急事態宣言と大幅な自粛という期間を経ているわけで、ここでこれが正しく乗り切れないと、このウイルスが世界から亡くならない限り、永遠に緊急事態宣言下で生活する事になりかねない。

 

だからこそ、小さな対策、小さな変化を積み上げて、大きな対策を講じることなく、一歩ずつ前に進むしかない。

 

それがリーダーシップであり戦略であり、結果を伴う決断とその責任であるはずなのだが、前回同様に基本的に東京都は全責任と権限をぶん投げているわけで。

 

通常、他の国でもメガシティ(死語)の首長は比較的独自性を持った対策を講じ、その上で政府と対立する事も少なくないのだが、わが国ではそれがない。

 

批判すべき、嘆くべきはその事であって、緊急事態宣言の再宣言なんてだれもやりたくないという当然の話を批判している場合ではないのだが。