何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

「ibinder」と「appbinder」について考えてみた

寝る前にはてブをだら見していたら面白いものがあった。

 

2ちゃんねらー‎「PHPでアプリのまとめサイト作ったんだが・・・・」 : IT速報

もっとよくできるとおもうなー。でもまずは作ったのが素晴らしい。何かをやるにはベータでもアルファでもいいからまずは生み出すことが大事。生み出したら改善・継続が必須。1年後も存続していることを望みます。

 

コメントの通りでうが、もっと改善できると思う。

個人的にざっとみて気になったのは以下の点。

 

※PCから見てるのでスマフォ画面からの場合改善されているならスルーで。なぜなら、スマフォからも見たかったけど、サイトが固まって見れないのだよ。。。賞味1分程度のだらみなので、相当見落としがありそうなのは申し訳ない。

 

(1)カテゴリが実用的でない

 おそらくアプリストアに合わせていると思うんだけど、まとめサイトとしての用途を考えると利用しづらい。カテゴリそのものは、タグ程度の関連付けでむしろ興味・関心メインで検索させた方がこのケースでは実用的。
 ユーザの動線を想像してどの部分をもっとも活用されるか考えること。
 そうすると、このサイトの今の状態ではトップのリスト、もしくは、カテゴリしか大半の人はクリックしない事が分かるはず。
 であれば、その部分でユーザの興味をひかないと100%離脱する。


 「メール」は分かり易い、じゃぁ「LINE」の関連話題はどこに入るの?


 この場合にアプリのジャンルでまとめるのがダメな理由はそういう事。
 ユーザは基本的に普段のシチュエーションを前提に検索をするわけで、「電波が入らない。やばい!」とか、「もっとスタンプ使いたい!」とか、そういう要望・期待に応えるまとめを求めていると思うよ。
 スマフォである以上ユーザが操作する時間はすごく短い。興味をもたれると利用する頻度は上がるんだけど、一方で興味をもってもらえないと再訪率は限りなく低い。
 つまりは最初から利便性がある程度高くないと使わないし、使われない限り良さなんて感じない。

 

(2)トップのリストが興味を引きづらい

 トップに表示されるまとめのリストがシンプルすぎる。
 というか、おすすめ感がでていないから小さい画面だと興味が薄れる。
 右側におすすめのリストを出しているんだけど、あれがレコメンデーションされたものでないのであれば、いっその事あれを中央で押した方がいい。新着順表示は内容が分散しやすく共感を得られにくい。
 クリック数による順位づけに至っては掲載順や掲載タイミングによる影響が多いからより愚策。どうしても新鮮さを出したいのであれば、リストを複数にして、ユーザにゆだねる方が良い。
 人気リスト形式では中身が入れ替わらずどうも、、、という場合は、リストの掲載ロジックを一度作成した方がいい。例えば、直接的なクリック数だけでなく、関連付けされたタグ毎の興味やカテゴリ毎の視聴者数等、ようはユーザの興味に沿いやすいものを使って1次リストとし、あとは、それに対して直接的なクリック数や新着情報順等の二次的な要素で並べ替える等を組み合わせて、適宜リストを動かす事でユーザの目に新しい情報をちらつかせることができる。

  利用者が増えたり、リストを作成する事による作成者へのベネフィットが明確化されるとリスト作成者が増え、結果的に利用者も増えるので対数の法則により前述のような行為はあまり不要なんだけど、利用者が少ない間は、管理者がうまくストーリーを作っていかないと、どうしても提供される情報が単調になってしまう。

 

(3)リストの良さが伝わらない

 リストを実際に見るとアプリの一覧とアプリの紹介文のみがある状態。これでは良さが正直伝わらない。
 あと、リストの意味をタイトルで表現するのも興味をひかない一要因。タイトルとは別にリストの意味(リスト自身の意味ね)を記入させた方がよい。この部分は作成者のレベルに依存する部分でコントロールしにくいわけだけど、リスト作成時にフォローしたり、入力時にそういう方向に導く等して、作成者をうまく誘導していかないと、作成されたリストに利用者が興味を持たない。

 トピ職人の偉大さはタイトルと導入部分の優秀さ、そして、締めの一言に尽きる。その流れをどうすれば引き出せるかがこのサイトの胆であるわけだから、そこは全力で改善すべき。


 それから、そのリストの共感もコメント以外で表現させた方がよい。なぜならば、どのリストがなぜすぐれているのかなんて利用者は簡単には比較できないのだから。「いいね」はシンプルな感情表現。あんな感じ。
 あと、コメントはスマフォからの利用ではすごく面倒に感じる人が多い。だからこそ「いいね」のようなシンプルな形で共感を示せるほうが良い。アプリストアでもコメントの大半は、苦情か紹介コードの掲載でしかないわけで。

 

(2)でも書いたけど、まとめ作成者へのベネフィットも考えなければならない。このサイトの命運はまとめ作成者にゆだねられているといっても過言ではないのだから。
今は詳細見れないので確認ができていないのだけれど、まとめ作成者が継続してまとめたいと思ってくれないとサイトが成立しない。だからこそ、入力に関するUIの改善や、まとめ講座的なものも含め、まとめ作成者へのフォローが非常に大事であることを常に忘れてはいけない。

 

(4)相関性の高い情報への導線を確保した方がよい

(1)に少し近い話ではあるんだけど、相関性の高い情報へのリンクを作るべき。

例えば、「LINE」に関するまとめ記事であれば、その他の「LINE」に関するまとめ記事を表示するとか。そういう事。

 

冷静に考えてみてほしい。ユーザは自分の持っているアプリについて興味を持たないだろうか。例えば、「LINE」を多用するユーザは「LINE」についてまとめられている記事に興味を持つと思うし、「パズドラ」をやりこんでいるユーザは「パズドラ」について情報を集めると思う。「検索あるじゃん?」ともし考えているのであればそれはもうダメ。検索した結果たどり着いた場合にどうするかというケースもあるし、そもそも、いきなり検索にいくユーザは少ない。手段の提供と機会の提供を一緒にしてはいけない

 

具体的には、まとめ記事の紹介アプリをクリックするとアプリストアにいくわけだけど、ボタンを追加して「このアプリが含まれるまとめ」みたいな感じの導線を準備してはどうだろう。

当然、近い話題のまとめへのリンクも有効。この辺りは本格的なレコメンド機能を実装しなくても、形態要素解析を少し活用すれば簡単に実現できるのでおすすめ。

 

そうする事で、アプリベースでユーザが回遊できるようになる。
アプリベースで回遊が始まる事の最大のメリットはユーザが継続してこのまとめを利用する意義が出てくる部分にある。
まとめを使う事で知らない情報に触れることができる。そしてアプリを導入する。導入したアプリの使い方や便利な情報を探す。その為にまとめを使う。こうやって作成者と利用者をより結びつけることで回遊率を高めてユーザのアクティブ率を高めるだけでなく、その動きそのものが作成者のベネフィットになっていく。

 

動線のイメージと導線の確保は、ユーザの定着率に直結するから常に考えている必要がある。


(5)重い。死ぬほど重いよ...

うーん。最初の3操作ぐらいしかうごかなかった。無念。。。

アイデアはいいと思う。シンプルで。

 

ただ、致命的に興味・関心を引く仕掛けがない。

 

ユーザが利用したくなる仕組みや、その為のリストが作成される仕組みをもっと増やした方がいい。

 

私自身もアプリストアは使いづらいし、なんか改善されないものかと考えているんだけど、こういったサイトは今後すごく重宝されそうだし、改善を重ねて是非成功してほしい。

 

また、サイトが見られるようになったらいろいろとみてみよう。