何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

スポーツ観戦に関するコメントの件

「観客のため息に切れた」クルム伊達。その背景とは(秋山英宏) - 個人 - Yahoo!ニュース

原因はスポーツの基本的な精神を観客が理解できていない事だと思う。母国選手であっても他国選手であっても良いプレイには賞賛を送る事が観戦のマナーだよね。フィギュアの大会とか観戦すると本当に恥ずかしくなる。

 

上記のはてブコメントにid:tokage3氏より以下のようなコメントをいただきました。

ん?日本のフィギュアスケートの観客は国籍に関係なく公平に応援し過ぎて逆に選手がドン引きするぐらいなんですがw ただ民放地上波の報道はどの国より酷いですけど。

そうなんだ!と、正直びっくりしました。

いや、うらやましいという感想が正しいかな?

 

僕の場合はフィギュアについては毎年1回~3回程度しかいっていないので、当然全ての大会やショーを見ての発言ではありません。

ですので、自分の時がむしろそんな感じだったというのは、これはもう、運がわるかったんだなと感じて、違う意味でちょっと悲しくなりました。。。

 

ここからは僕の経験のみで補足します。

 

フィギュアの場合は、大会とショーがあります。

大会の場合はモノによる部分はあるのですが、確かにある程度海外選手に対しても賞賛が贈られている面は確かにあるかと思います。

 

ただ、賞賛による拍手よりも、選手の人気による影響の方が大きいのは否めません。

 

特に応援の差がでるのが男子のプログラムのときです。

例えば、ジャンプのできは正直どんなトップ選手であってもその日の状態に左右されるので、必ずしもすばらしいジャンプばかりではありません。

でも、お気に入りの選手が出ている場合の日本人の応援は、そのスケートの質よりも、いわゆる応援として送られるものがおおきいため、無名で良いスケートをした選手よりも大きな拍手であったり、スタンディングオベーションがおきたりします。

 

僕が行っている時がたまたまだったらよいのですが、あの光景は正直、折角がんばっている選手に申し訳ないなと感じる部分が大きいです。

彼らは全員が必死にがんばってあの場に立っているので、その中で完璧な演技をした場合、人気があろうと、なかろうと、それは賞賛されるべきものであるべきです。

 

これは、日本人選手が出たときの応援と外国人選手の出たときの応援の差もそうです。もっとも、母国選手を熱烈に応援するのは当たり前なんで、そこの差は僕はぜんぜんいいと思うんですが、ただその応援の質の違いが、アイドルの応援と同じような感覚で全てやってしまうのはちょっとスポーツの精神的には違うんじゃないの?と感じるんですよね。

 

もっともこの批判がちょっとフェアじゃないのは、僕は海外で大会を見たことがありません。ですので、海外でも日本と同じようにアイドルの追っかけ感覚で応援するのが普通だったとすれば、それは世界的に仕方ない風潮なのかなと思います。

(でも、そうだと余計残念だなぁ)

 

これよりもひどいのはショーのときです。

 

ショーの場合は、演目そのものが競技よりも幅広く演者が色々と工夫をしている場合が多いです。おそらく、純粋にスケートとしての演目を演じる人もいれば、ショー的な要素を強くしている人もいますね。結構おもしろいですよ。

例えば、去年はスケートリンク上に雨を降らせてその中をすべるという演目もありました。

 

確かにショーはプロビジネスですから競技よりも好き・嫌いが明確にでてもよいのですが、それでも良い演技の際には自分のお気に入りでなくても拍手を送ったり、リズムに合わせるなど、一緒に場を作る事はとても大切です。

 

でも、ショーに行くとわかりますが、もう、空気が変わっちゃうんですよね。

 

わかります。仕方ないんですよね。でも、すごくあの中で演技をするということはつらいのだろうと思う。

 

前の選手は転んでも、ジャンプ失敗しても、拍手が送られ国旗を掲げ、名前を呼ばれる。もう、それこそ割れんばかりの拍手で迎え、そして送られる。

ところが次の選手に代わった瞬間に、登場から場は静かになり、ジャンプへの拍手も減り、リズムを取ることも無く、中には席を立ち、トイレに行く人もいる。

ちなみにフィギュアの場合は必ずリンク清掃がありますから、途中に20分~30分の休憩を挟みます。ですので、何度も行っている人であれば、トイレ休憩がそこで取れることは実は熟知しているんですよね。むしろ、応援の為にお気に入り選手の国旗を持ち込んでいる人なんて、僕よりも参加回数は多そうだし、知っていて当たり前だと思うんですよ。まぁ、寒いからトイレ行きたくなるのもわかりますが。無理はよくないけど。でもね。明らかに、ここでちょっと休憩しとくか、みたいな感じはすごくよくない。

 

ビジネスだから仕方ないと思うんですが、それでもマナーがあるんじゃないかなと思うんですよね。

やっぱり、選手(演技者)と観客が一緒になって場を作ってると思うので、僕は観客側のマナーはすごく大事だなって思うんですよ。

 

当然、選手(演技者)自身が場を作る努力も必要だという点は否定しませんが、誰しもがイケメンなわけでもありませんから、やっぱり基本は演技での評価をベースにすべきだと思うんですよね。

 

※ちなみに、ショーにいたっては、全員がメダリストであるといっても過言ではありませんから、年齢による衰えは否めませんが、それでもすばらしい演技を皆さんしています。

 

という感じの私の実体験からのコメントでした。

 

次の時は是非よい回にあたるといいな!やっぱりね、一緒に楽しまないと。