何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

お金について学ばない人が多いのはお金がもっとも簡単に手に入れることがで、そして、簡単に失う事ができるものだから

なぜ、お金は大事だとわかっているのに、お金のことを勉強しない人は多いのか?この5つの質問を、明確に答えることが出来ない人が多すぎる印象。 - クレジットカードの読みもの

なぜお金について学ばない人が多いのか。単純だよね。もっとも世の中で単純手に入れる事ができ、もっとも簡単に失う事ができるものだから。だから多くの人はそんなものの事に意識をせず無意識のまま過ごしてしまう。

非常に面白い題材のエントリー。

 

元記事の内容はそれほどの事は書いていないのですが、題材は非常に面白いですね。

 

私が思うにお金とはもっとも簡単に手に入れる事ができるものの一つだと考えています。

例えば、生涯の伴侶や信頼できる友人、仕事のパートナー等、そういったものを手に入れるとなると、時間だけでなくお金もかかります。
また、場合によっては、惜しみなく時間やお金を投資しても最終的に手に入れることができない場合もあります。

 

その一方で、お金は、知識がなくても、特別な経験がなくても、ある一定の金額であれば手に入れることができます。

 

例えば、子供が親からもらうお小遣いというものもその実例の一つですし、日本でいうとお年玉もそうでしょう。保育園、幼稚園、小学生となるとお手伝いをすることにより手に入れることもできるかも知れませんし、中学生、高校生、大学生となるとアルバイトという手段も増え、手に入れる方法は充実してきます。その後も、アルバイトだけでなく、社員(正社員、派遣社員)という複数の手段が準備され、万が一、それらにより手に入れることが困難な場合は生活保護やその他さまざまな支援を通じて手に入れることも可能です。

 

これだけ入手する事が容易となると人はそれらについて無頓着となります。その為、多くの人はお金と呼ばれるものがなんであるのか。なぜ通貨は国ごとに異なるのか等、お金に関する様々なことについて問う事もなく日々を過ごしてしまいます。

 

入手する事が簡単である理由は、裏返すと、失うことも容易であるという事です。

 

仕事であったり、恋人であったりと様々なものは失う際にそれなりの理由があるものです。そして、失うときには、そのものと共になにか大切なものやかけがえのないものも一緒に失ってしまうものです。

一方で、お金はそんなことはありません。何かの対価である場合が多いですが、人は、それに代わる何かを得るためにお金を使います。ですので、失う事よりも、それに代わり何かを手に入れる事の方に意識がいき、そして、お金を同時に失っていることに無関心となります。

 

先日リボ払いに関するエントリーがありました。その中で私は以下のようなコメントを書きました。

お前らはリボ払いがどれくらい地獄なのかわかってないだろうから俺が身を持ってその地獄っぷりを見せてやるのでお前らは絶対にリボ払いを使うな - 今日も得る物なし

リボ払いを使うメリットは少なくとも消費者にはほとんどないよ。超短期の利用で考えれば利用価値はなくはないが、その場合は支出タイミングを遅らせるべきだし、長期の利用で考えると負担の増加でしかない。

元エントリーは煽り半分のネタだったようですが、やはりリボ払いは基本的に消費者にとってのメリット有りません。

確かに、今の資産状況で購入する事ができないものを、リボ払いという手段を通じて買う事ができることは、あるときには非常に役立つものですが、おそらく、リボ払いでかうものの大半は、未来の収入の多くを失う事を引き換えに手に入れるほどの価値はないでしょう。

 

この事実に気付くことができる人は、今買うべきか問う事ができますし、この事実に気付けない人は、その問い自体を持つことがないでしょう。

 

このお金についてなぜ人は無関心であるのかという問いは、実は政治も同じです。

 

お金がその理由について語ることはありません。政治もその必要性について語ることはないでしょう。

 

いずれにも言えることは、なぜ学ぶ必要があるのか、自分の目で、自分の耳で、自分の頭で考え、何が大切で、何を選ぶべきか。

 

非常に大切な事ですね。でも、おそらく、多くの人が人生の中で真剣に考える事がもっとも少ない事の一つでしょう。

 

元エントリーにもありましたが、良い機会であると思います。

 

知る必要があるのか、ないのか、一度考え、そして自分なりに整理し、一つの答えを出してみてはいかがでしょうか。