何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

それはフリがへたくそだからだと思います

「スグに、早く回答する」より大事なコト - Chikirinの日記

 

これ、コメントできないんでこっちで感想を。

 

記載内容については多少なりとも同意できる部分はなくもない。

ただ、相当言い分は利己的だなぁと。

 

そもそもディスカッションの結果は参加者の行動もそうだが、それ以上に、ディスカッションリーダーの手腕によるところが大きい。

 

一番分かり易い実例でいえば、アンケートサイトのグループディスカッションがそれだろう。

あれはまさにぐだぐだになりやすい場で、本来得たい事に対して、参加者がいちいち気を配ることもないので、ディスカッションリーダーの手腕により進行に差がでる。

 

体験するとよくわかるんですが、酷い時は予め説明された段取りの半分程度をカットする場合もある。

まぁ、参加者としてはそれでも日当が8千円~1万5千円程度もらえますから、どっちでもいいわけですが、依頼者側としてはたまったもんではないでしょう。

 

で、これは当然参加者の協力度合にも影響されるんですが、それよりも大きいのはディスカッションリーダーの手腕です。

議論の進め方のルールを上手く浸透させる人もいれば、杓子定規に段取りを進める人、話題がずれた人を上手く修正できる人もいれば、流れに任せっぱなしで修正できない人。一番ひどいのは都度話題を修正しようと試みるも、発言者側を上手く誘導できずにしょうもない応酬を繰り返し時間を浪費する場合。

 

就職面接でも同じ。

 

そもそも学生はそんなに社会人経験のあるものではない。

その学生の本来持っている価値観や方向性について、上手く引き出して上げるのが本来の面接官のすべきことだと思う。

 

最も、大企業の面接は、前提として振り落す事を想定して行っているので、そんな基本的な事も忘れているのかもしれない。

 

ただ、ベンチャーであったり、中小企業で面接を行うと、1回の採用で対応する人材の数は、少ない時で3人程度、多い時でも10人~15人程度しか対応しない。

会社としては、人を必要としているので、その中から最も会社にとっても、本人にとっても良い結果を生むような人を採用したいので、お互いがお互いの事を分かるようにその場を上手に進行する。

 

吞み会の場やネットでのコミュニケーションもおんなじだと思う。

 

そもそも近い人間との場で期待する結果を想定してコミュニケーションをとる事は相当気持ち悪いものだが。

 

まぁ、面接もディスカッションリーダーも経験のみでこなせるものでもないので、なかなか普通の人が負うのは難しい。

特に日本のような風土では、採用する側は『採用してやる』という態度を表しがちで、採用そのものが自社にとっての利益であり、採用する行為は双方にとって大切な事であることを忘れがちだ。

 

コミュニケーションとはまさに双方の協力で成り立つものであることを忘れてはならないと思った記事だった。