何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

図書館とか大学とか特定業務専門の担当者とかあまりいないと思うけど

図書館で疲労困憊した話 | sociologbook

“仕事のできない”というコメントは見当違い。どんな企業でも、ある社員が会社全部の事を当然のように知り尽くしているわけではない。公共的なものである為にすぐに“縦割り”とか関違いするがありふれた光景だよ

 

よんだ。

 

まぁ、記事主は“つかれたよ”といっているだけで、私もこりゃー大変だったなー、と思う程度なんですが、記事に対するコメントが結構ひどい。

 

何がひどいかというと、図書館職員に対してたったこの一局面のみで“無能”的な発言をしている人。

 

コメント主が学生なのでわからないのか、社会人であるにも関わらず世の中を理解していないのか、それともブラック企業の経営者なのかは分からないが、まぁ、理解できない。

 

そもそも企業であっても、自分の会社の事務手続きをたまたま電話に出た人間や、たまたま対応したスタッフが熟知しているわけではない。

普通に案内間違いは起こりうるし、たらいまわしも普通にある。

企業やサービスによっては専門の電話番号や窓口を準備して対応するところもあるが、ああいったところも、最後は確認・回答・確認回答を繰り返している。

 

まぁ、確かにそこで一通り代わりに確認してくれているので楽ではあるが。

 

で、問題なのは働く人云々というよりは、図書館や大学の設備運営上の構造であって、今の段階で働く人が無能であるかどうか等何もわからないし、断言するほどのものもない。

 

例えば、マニュアルの改訂がされていないなんてのは大学や自治体ではざらにあるし、これは企業でも起きている問題。

値段の相違についても、特定のケース(例えば、学生利用なのか、市民利用なのか)等の条件で価格が違う事もあるだろうし、そういった様々な事情を考えれば、この局面のみで“無能”というのは相当厳しい。

 

おそらく、この情報のみで“無能”と断言できるのは、ブラック企業の経営者だけじゃないんだろうか。

 

あと、一番気になるのは、そもそも大学や自治体の窓口の人は、たいてい兼任なんだよね。というか、窓口業務専任なんていないし、一般事務対応の人が、窓口もやるというのがふつうであって、図書館等でも司書の人が当番で対応したり、普通に兼任担当として行うのが多い。

まぁ、大きい所では窓口専門のスタッフを雇い、専属的に案内業務のみをやる事もあるだろうけど、私が知っている限りだと、書籍の管理から事務作業まで全般的にこなし、且つ、窓口もやるというのが知っている限りの状態なんだが。

 

仮にこれを企業に置き換えると、電話に出た担当者が電話を該当部署(と思われる所)に回したら、そこが違う部署(特定の条件ではそこの部署では対応できない為)だったら、電話かけてきた人から“無能扱いされた”みたいな。

お前の会社のサービスなんだから“知らない”と“わからない”か許せないんだけど!みたいな。

実際にはそんな話じゃないんですが、読み手として雰囲気はそんな風に感じるので

 当然、案内専属担当でもないので、そんなことで無能な否かは図れないし、ベンチャー企業で社員数3人とか5人とかの企業でもない限り自社のサービスの全てを熟知しているなんて稀だろうし、そして、当然だれにでも間違いはあるだろうと。

 

 

結果として提供できたサービスの質が悪かったという点は否定できないし、また、反省すべき点は多々あるのはその通りだが、その原因が人なのか、システムなのか特定もせずに無能というのは、その人の方が僕は無能であると思うけど。

 

だいたいの場合、こういった“この程度はできるだろう。私ならできるけどね。”という意見の人に、会社の事務フローを整備させたり効率化提案をさせても全然実現しないし回らないしみたいな事例を思い出した。

 

なお、繰り返しますが、この意見は記事ではなく、コメント側への意見ですので、あしからず。