何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

ソーシャルを生かした採用の提供する価値

CTO募集とかフルスタックエンジニア募集とか都合の良いこと言っちゃだめ - UNIX的なアレ

本来wantedlyはソーシャルを活用した求める人材要件とのより高いマッチングの提供というウリに対してあえて逆張りしているという事が興味深い。まぁwantedlyに限らずの話ではあるけど、そこが差別化なんじゃないかと思う

 

よんだ。

 

まぁ、記事主の言及している内容もそのネタが意味するものも別にwantedlyに限ったことではないんですが、その一方で、既存のサービスとの差別化という部分ではこういうところがケアされていないという事はwantedlyというサービスでは致命的に感じる。

 

特にソーシャルネットワークというもののウリは、より具体化された要件、それは雇い主側の人物像であったり組織像もそうですが、雇われる側のそれも同じようによりそういったものを肌で感じて活動に生かす事ができるという点であって、旧来のそれらのサービスとその辺で差別化する必要があるのではないかと。

 

つまり、ざくっとした要件や背景で、ざくっとした感じの採用を、ざっくりぶんぶん行うというものではないと。

 

同じCTOであっても、会社のフェーズや規模により求めるものは違うし、与えられる業務内容も権限も全然違うわけで。

 

道具は使う人によってその価値が変わるわけで、何となく新しいモノを提供しただけではそこから生まれる“体験”は価値のあるものにはならないと思う。

 

折角ソーシャルと連携したサービスなわけだから、もっとその辺をコンサルタントがうまく引き出して、採用というものに結びつくように誘導した方がいいかなと。

 

それができないと、しばらく経ったら、スパッツがレギンスになった程度のものとしてしか価値を認識されないんじゃないかなと思う。

 

まぁ、運営側からみると募集要件はクライアントの自由であるという事だとは思うけど、今の規模であるからそこをちゃんとケアできるのだと思う。

次のステージに入ると、もはやクライアントを個々に踏み込んで管理するのは現実的に無理だし、その段階ではその会社の提供する価値が確定しているので、あとからクライアントや利用者にそういったものを根付かせることは難しい。

 

今であるからこそ、当社のサービスが提供する価値はこういったものであって、そのためにはこういう利用をしてほしいという事を、個々に説明し、ブランディングできるのではないかと思う。

 

まぁ、wantedlyのようなサービスが見た目が違うだけで、従来型のサービスと同じ結果を提供したいということであれば特に気にはならないのですが、wantedlyが目指すものが、採用というものを介した、人と人、人と組織の出会いをコーディネートするようなものであるならば、もう少しそのあたりを“プライド”を持ってやってほしいかなと。

 

wantedlyをいじめるわけではないけど、そういったことを代表者が常に発信しているわけで、有言●●ということわざもあるので、その辺は組織だけでなく個人の“プライド”としてもちゃんとされたほうがいいんじゃないかなと。

 

そうじゃないと、最後に残った価値が、単に金を上手に引っ張れる人でしかないかと。

それはそれで経営者としては十分に価値あることではあるけどね。