何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

業務用エアコンの総工事費が270万は普通じゃないかな

千葉市議会議員 福谷章子のまちづくり: エアコン設置に反対の理由

家入氏の政策の時にもコメントしたけど我々が考える以上にいろいろな事情や条件を考慮して検討は行われているという実例。煽り気味な(エセ)社会派ブロガーの声を鵜呑みにせずいろいろと考えた方がいいと思う。

 

よんだ。

 

コメントで設置費用が270万って高いってコメントあるけど、ここでいうエアコンは業務用なので結構お高い。

 

業務用で4機連動型で室外機1機のものとかだと、おそらく割引しても本体のみで70万〜120万ぐらいする。

 

これに工事費を入れるんだけど、後づけなんで、天井の補強工事と、外壁工事、落下防止措置と、場合によっては防水関連工事もいるんで、おそらく270万は普通にかかる。

 

特に学校のような建物の場合、配管工事が難しい。

(商業ビルと違い、古い学校には配管設備が準備されていないので、原則天井または床下を使うしかなく、全て全面工事になる可能性が高い)

 

後、電源も地味につらい。

データセンターの工事見積もりとかするとわかるけど、電源は事前に許容量を計算してあるので、あとからそれ以上のものをつけるとなると、かなり大掛かりな工事が必要。

ましてや、老朽化した学校なんて…。

 

また、公共施設内の工事の場合、ものによっては安全管理措置ということで監視員も雇わないといけない(入札条件による)のでその点も考慮が必要。

 

これを、さらに集中管理型(子供のいたずらや電気代対策等)にするとなると、もっと必要で、さらに蓄熱型とかのエコな製品を入れるとさらにかかる。

 

その上、エアコンは工事費だけでなく運用費もかかるので、その点も考慮が必要。

 

市はなぜ設置できるのか、というコメントがあるんだけど、地域にもよるけど、県教委と市教委は県と市の管轄で別物(連携はするけど予算は確か別で、別に県が市に分配しているわけではないという意味)。

 

というか、工事費は根本的に議会により承認されるので、むしろ、市の方が動きやすい。

(市議会がらくちんという意味ではなく、市議会の方が個々学校の実情にあわせて具体的に動く事が体制的に容易ということですね)

 

何れにせよ、自宅にエアコンを設置するのとは訳が違うので仕方ないのです。