2030年、老人も自治体も"尊厳死"しかない | 真のリベラルを探して | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
難しいよなぁ。現実問題としてすばらしい価値観や人間性持ち合わせて可能な限り行動する人よりも、腐った価値観でクズのような金持ちが合法的な範囲で納税により与えている恩恵の方が地味に影響が大きいという話も。
よんだ。
記事についてはそれほど言及する事も無く…。
一方で、やるべき事ややらなければならない事はわかっていても解決できないことってのはあふれているわけで。
世の中を見渡すと「お前もっと人間らしさもてよ」的な話はあふれているんだけど、現実的に人が人を支えるってのは、時間もコストもかかるわけです。
そういった事に従事できる人というのも限られる一方で、それを支える事ができる人というのもかなり限られています。
募金にはだれでも参加できると軽々しくいう人もいますが、募金する側も際限なく支える事はできないわけで、結局は、ある程度富を持った人がそういった活動を支える事が重要になるのではないかと思うんです。
ただ、以前から記事の中でもちらほら書いていますが、海外の金持ちと日本の金持ちの決定的な違いは、お金を使うという事が非常に利己的であるという事。
(海外の金持ちも十分利己的なんですが、やっぱりキリスト教の影響なんでしょうか、ある瞬間にスイッチが入ったように社会の構成員としての自覚をもつんですよね)
基本的に、日本の金持ちが自己の利益以外の事にわざわざ自己の資産を投じることは有りません。
海外ですと、リタイアする時に、財産の半分や場合によっては大半を寄付したり、財団を作って運営しそういったものに振り分けるという事がよく有るのですが、日本ではそれほど聞きません。
(これベンチャー投資でも同じような話ですね)
以前、大きな会社の某代表者が自身の給与を全額寄付という話がありましたが、おまえ、株式配当の方が圧倒的に大きく、「納税金額の総額からみればどうでもいい金額じゃねーか。今年の配当全額寄付しろよ。」というネタもありました。
まぁ、それでも他の有名な金持ちとくらべるとぜんぜんいい話なんですよね。日本の中では。
当然、ひとりひとりが何をできるか、自分の可能な範囲で支えていく事は大切ですが、やっぱりそれなりに資産をもった人には、それなりの「外面」を保つ為に、資産をうまく活用するというテクニックを身につけてほしいのですよ。
もはや国が単純に課税して再配分するという事のみに頼るのは非現実的ですし、かといってもう待った無しの状態ですから、ここはITバブル期に儲けた社長さんや役員さんにはこぞってその高い志を態度で示してほしいなと思います。
もっとも、だいたいの人が、現金はありません、とか、もうつかっちゃいました、とか、最低限の事はしています、みたいな回答になるんでしょうけどね。