何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

クラウドワークスの上場の意味

 

クラウドワークスはなぜ赤字で上場できたのか、それはもしかしたら上場のために頑張ってお化粧してきたからかもしれない : 市況かぶ全力2階建

株屋にはわからないと思うんだけど、今の環境で売上げを一段上げするのはかなり厳しい。なので上場という「手段」を使ってその壁の向こう側にいくだけでしょ。これは戦術の話でしかないので株屋の範疇ではないかと。

2014/11/25 09:48

 

よんだ。

 

 

確かに資料だけ読むと実際問題クソIPO案件なのはそうなんだけど、ただ、上場の意図と目的はそこじゃない。

 

 

これはIPO参加の可否の判断とは違うけど、今のクラウドソージング業界は既に飽和しているのが現実。

 

これは、仕事の出し手もそうだし、受け手もそう。

まぁ、完全に飽和という次元ではないけど、手を出す層はかなり手を出し切っているし、あとはいかに今手をだしていない層を取り込むか、もっといえば、社会的インフラとして認知、利用させるかというのが肝になっているわけで。

 

この手のビジネスは成長段階で何度かインフラ面での投資を行い整備し環境が整えば、原則あとは規模に伴って売上げが着いてくるモデルです。

 

ただ、受け手が増えれば単価が下がり、出し手が増えれば不成立の案件が増えるような、かなりバランスを求められるビジネスであるため、如何にその両者のマッチングを成立させながら、両者をバランスよくのばすかというのが肝になります。

そうなると、急激な案件増加は諸刃の剣なわけで、結果的には地道な成長をある程度行ってくるしかありません。

 

もっとも、一定の規模になれば、よほど過剰な流入(出し手、又は買い手に著しく偏る。例えば、100倍とか)が無いかぎりは受け止める事が可能ですから、あとは未参加の人を如何に参加させるかという事に注力せざる得ません。

一人の受け手が必ずしも一つの業務しか受託できないわけでは無いし、案件の難易度、規模にもよるので。

 

基本的にはこの部分の手段としてのIPOでしかないわけです。

 

もっとも、何をいっても現状の資料上の話だけでいえば、他のネットベンチャーのそれと比べて完全に見劣りする数値であるのは否めませんが、そんな事いったらバイオベンチャーとかもう投資案件ですらないわけで。

(まぁ、アレは今考えても投機案件でしかないですけどね)

 

クラウドワークスの場合、上場ゴールというよりは、上場して一段上げしないと利益率を改善できないと考えれば、手段としての上場をこのタイミング(当然、IPOが活況になっているのも時期選定の一要因だとは思います。当然ですね)で行うべきと判断したんじゃないかと思いますが。

 

この辺は株屋の理論と事業戦略の話は必ずしもマッチしないし、この手のビジネスでは別に珍しい話でもないので、資料上の数値だけで論じるのはアレだと思いますがね。

 

とはいえ、IPO投資なんて資料上の数値でしか判断なんて基本できないのは否めませんが。