成人式でヤンチャな格好をする若者をバカにする 大人が成功からほど遠い5つの理由。 - 坂本らいとのWRITE THE WORLD
自由な発想とルールや秩序を守れない事が別物であることを理解できない人は、僕の理解では成功から遠いと思うけどね。成功者の多くはルールに順次、せいぜい数えるほどの部分でこだわりがある程度でしかない。
2015/01/13 00:01
よんだ。
どこの成功者を前提にした話か全然わからないなぁ。
まず、成功者がルールや秩序を守らないような意味不明な主張の根拠がわからない。
少なくとも私が知る限り、成功者の多くは大抵の場合ルールや秩序に対して細かいこだわりがある。
これは、多くの企業では社訓であったり、社訓とまでいわなくても暗黙の了解として社の文化として社員にも周知されるようなものだ。
アップルの設計・デザインポリシーもそうだし、松下氏の社訓、ライブドアの予算・経費への考え方もそうだと思う。
特に日本の場合はその考え方が色濃く出た結果、ブラック企業というものが蔓延っているという事情もありますがね。
彼らは無秩序は好まない。
ジョブズもホリエモンもそうだと思う(私は彼らではないので、断定はしません)が、彼らの中のルールや考え、いわゆる哲学的なものがあり、その考えのもとに彼らは判断し行動をする。
当然、トップの考えは会社の考えの基準になるし、その結果、企業の方向性や活動の結果もそれに準じたこととなる。
では、そのトップの方針や考え方と反発したり、その方針を無視することが個性でありそのトップはそれを良しとするかといえばそんなことはない。
事実、ジョブズなんかキレまくりな人で有名だし、彼は自分のルールに従わない製品は例え出荷前でも止めるぐらいの人間だったわけで。
成人の日(もう過ぎたけど)に言いたいこととしては、「個性」という言葉に惑わされないでほしいという事。
ともすれば「個性」は「調和」と相反する考えのように思えるだろうが、実際はそうではない。
「調和」とは、そもそも和を保ちながら、自身の考えや行動を行う、つまり「調整」を行いながら進むことであって、「調和」の中にも「個性」は十分に発揮できる。
「個性」とは、他人と違う何か、というような安易な勘違いに陥ってほしくはないし、そんな安っぽい人間になってほしくない。
大抵の成功者は、実際には優れた調整能力を有していて、争うべき時、引くべき時、主張すべき時、同意すべき時等そういったものを理解しており、それらを適切に判断・選択し、その結果、周囲を自分の意見の方向に導くもので、我をただ全面に押し出すものではない。
自分の良さをどこで、どのように出すか。
それは今であるべきか、もしそうであるなら、なぜ、今なのか。
そのことを十分考え、その行動が自分にとって最大となることは当然ながら、周囲も含め最大の結果を生み出せるような人間になれる人は、おそらく仮に大成功は収められないとしても少なくとも大抵の組織ではそれなりの成功をおさめ、自分の意見や行動を正当化できるだけのポジションには何れはつけるだろうと思う。
当然、そんなものを無視して全面的に争う道もあるが、人は必ず組織や人とかかわらないといけないわけで、そのことを考えれば、何が成功にもっとも近いか、将来自分が組織を使うべき立場になったときどのような能力が必要なのかを考えれば、私は「調和の中で個を生かす術」を是非若いうちに身に着けてほしいと思う。
日本ではディベートのような授業がないため、どうしても意見の調整や理解、融和という事についての能力が著しく低い。
その辺は今後の教育の中でも、是非改善してほしいなと思う。