例えば以下の出品。
うらやましいですね。
たまたま友人にもらうという強運の持ち主です。
さて、気になるのは取引履歴です。
この方は合計3件(上記1件含む)の取引を予定しており、うち2件は既に売却済みです。
この手の販売はだいたい1回の販売で1人あたりの購入制限がありますから、つまりは、そのお友達は、合計1万円分の完売したまさに「プレミアム」な商品券をなぜか3セットも出品者にプレゼントしたわけですね。
うらやましい。
期限も本日から開始されるわけで、利用可能期限を待つことなく処分するあたり、潔いですね。
つぎはこちら
もはや何も言いますまい。
5冊以上のまとめ販売もお勧めするあたり、手慣れていますね。
そして、転売であるにも関わらず、対面取引も辞さない覚悟、すばらしいです。
ちなみに、この商品券の購入数はおひとり様5冊まで、なので、「5冊以上」という表現ですが、6冊以上の販売があるとすると、本来の販売数以上に入手していることになるという香ばしさもおまけでついてきます。
なお、この商品券、一見すると500円のみのディスカウントに見えますが、実売価格は1万円ですので、1,500円抜いています。
つまり、本来2,000円分の利益を得るはずの消費者が、1,500円中抜きされ、結果500円しか恩恵得られないという取引です。
送料を考慮しても適切とは言い難い取引です。
ちなみにこの方、東京駅開業100周年商品も出品していたあたりさすがです。
この手の商品は現時点で検索すると10件前後しか見つかりません。
以前は数十ページにのぼるほど大量にありましたので、ヤフー側も多少検閲しているのでは?と感じますが、それでも余裕の出品です。
基本的にプレミアム商品券の営利を伴う(目的如何を問わず)転売は税金が投入されている以上、見逃すというのは国民の利益に反する行為です。
今後も地方活性化の為の補助金が増額される見込みですが、この手の商法が続くようであれば本質的な目的の達成は行えません。
特に、徐々に景気が回復していく中で、政府はより積極的に投資を行う事を明確化しています。
そういった意味で、こういうものについては何らかの仕組み作りが必要であると考えます。
こういった商品の転売行為は、転売する側のモラルもありますが、それ以前のこういった商品の転売をプラットフォーム側で見過ごすという事であれば許しがたい事です。
ヤフーをはじめとするプラットフォーム事業者はその点についてしっかり考えて運営していただけないものかと思います。