何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

レビューといいつつ、自己以外の評価を否定する人

 

MacBook Pro Late 2016レビュー: おっとTouch BarとUSB-Cの悪口はそこまでだ | Stocker.jp / diary

新旧機種の評価は人それぞれ。私も新機種を借り入れちょっとテストしましたが結局旧機種の利用としている一人。ちなみに私の部署では同じテストの結果もう一人は新機種へチェンジ。貴方の評価が絶対なわけないでしょ

2016/12/09 09:56

 

よんだ。

 

ご自身のレビューについて私は同意するところもあれば、違うよそれは、と思う所もあります。

根本的にコネクターが変わった時点で、以前の資産の使い回しができないというのは、長年愛用しているものからすると「もういいかげんにしろよ」としか言えません。

個人的には、いい加減ACアダプターで金儲けするのはやめて欲しいし、この問題はもう脈々とApple製品に受け継がれている悪しき伝統ですからね。

(昔は電源ケーブルが断線した時に純正品の購入だけでも非常に高価だったんだよ)

 

それはともかく、私も他人のレビューには否定的な意見を述べる事はありますし、それは個人の意見としてありだとは思います。

 

が、そのレベルには流石にやっていいレベルと、それ裏取りしたのか?というレベルとあります。

 

前提として、私は新機種も旧機種も、もっといえばその前も、もっと昔の機種も使っており、それほど愛好者というわけではありませんが、Macの歴だけでいえば糞長いです。

直近ではiOSの開発の影響もあり、ここ数年は業務のメイン機をMacBookPro(現行機はMid2014)としています。

ちなみに「Mid2014」となっているのは僕が前回の新機種の発表時に「Mid2014」に満足していた点と、OSをこれ以上糞バージョンで使いたくなかったので駆け込み購入した為です。

 

また私のところでは、新機種は一度レンタルして評価する事が可能です。

実際私は現状のMacBookProを使うまでは数年間レンタルでした。

レンタルとすることで常に最新機種を試すことも可能でしたが、結局は今回のように見送る事も少なくありませんでしたね。

そういった事もあり、私自身、新旧機種の比較はしている人間として、あの記事の自己の批評が全てで、他人の批評は糞とする姿勢はレビュワーとしてもどうなのよ?と思うレベルです。

 

例えば、元記事では「例えば 以下のようなことが書いてある記事は完全に間違っており、記者やライターがMacBook Proをまともに使用せず記事を書いた可能性が高い です。」とした上で、「Touch Barモデルはescキー、ファンクションキーがないため一部の操作ができない、Vim使いが困る、動かないアプリがある等」という評価をしている記事としていますが、これは私は直前はてなの記事でみた記事を特定できるレベルの引用であるとの認識です。

 

で、事実はどうか、一部誤り(または表現が雑)であるものの、私もESCとFNのあり方には疑問を感じるし、実際アプリケーションや設定に依存するので「糞」と思っていますから、私も嘘つきという事になりますね。

実際問題、元記事にもあるように「なくなった」わけではありません、状況により操作方法が変わるというのが正しく、ある程度は変更可能ですから、別に「無理」という状況に陥る事はありません。

が、結局それは「困る」状況を生み出している事は事実で、私と一緒にテストしたスタッフも「え、これどうすんの?」的な事を最初は至る所で声をあげていましたからね。

私もそうでした。

TouchBarの絡繰りを理解しても、体が簡単にはそういった動作について行かない事は私は普通にある考えます。

私は、Windows機とOSX機を同時に使うのですが、ブログでも誤字が多く、その最大の理由はキーピッチの違いとキー配置の違い、さらには辞書の違いによるストレスです。

操作というのは、どんどん染みついていくもので、キーピッチが少しずれるだけでも実際にはストレスになります。

キータイプが早い人、ショートカット的な要素を組み込んでいる人、特定反復操作を行うような人、こういった場合は特定のキー配置が操作性に致命的な影響を与えます。

その事を「困る」と私は元記事がおとしめた側の記事では表現していると理解したのですが、あの記事の記事主は違うようです。

 

また、次の部分も「は?」といわざる得ません。

まず「また、以下のようなことが書いてある記事は半分正しいが、半分間違っている といえます。」と書いた上で、「USB-CはこれまでのUSB-Aと端子の形状が異なるためアダプターを経由して接続しなければならず、配線がごちゃごちゃになる」であったり「MacBook Proを使用するためにはたくさんのアダプターを購入する必要があり、ムダなお金がかかる」という例を挙げています。

これも私は幾つかのブログで見かけたフレーズで、ある程度特定個人の記事を狙い撃ちしているようにも思えますね。

意図してここまで特定しやすくしようとしたのかどうかは、記事主の人となりですから、なんとも言えませんが。

で、事実としては、旧資産の使い回しはできませんから、それは評価として「USB-CはこれまでのUSB-Aと端子の形状が異なるためアダプターを経由して接続しなければならず、配線がごちゃごちゃになる」以外のなにものでもありません。

 

違うんですかね?意味がわかりません。

 

おそらく、新機種なんだからそもそも資産全てを買い直すか、あきらめて追加投資をするのがあたりまえだろ?

といいたいのでしょう。

実際記事ではそういった評価をした人間に対して「考える力が少ない」といわゆる情弱判定をしています。

 

よくわかりませんが、Macを長年つかってきた人間からすると、特にここ最近の「ACアダプター商売」は意味がわかりません。

変わる事によるメリットはゼロではありませんが、その得られるアドバンテージが追加投資を上回るものであるかと問われると、いったい何と比較しろというんや・・・としか言えません。

また、「USB-C to USB-AアダプターはAmazonで298円くらいから購入できるので、MBPをメインマシンにされるのであれば、USB-C to USB-Aアダプターを従来のUSB機器に接続しておけば特に不便なく使用ます」という一文ですが、私からするとこの一文が一番気持ち悪いですね。

 

さんざん相手のレビューには「中途半端」「考える力が少ない」とののしっておきながら、安物変換アダプターが機器に与える影響について一切考えない。

例えばMacでUSBの利用用途してはバックアップ(TimeMachine)があるわけですが、そんなところに安物アダプターを挟むなんてあり得ません。

信頼性をためるべき箇所に、安物アダプターを差し込み、場合によってはデータだけでなく機器の寿命も縮めるとか正気かと。

 

もっとも、バックアップなので私が機種を変更した際は、素直にバックアップディスク自体を買い直します。

負担としては2万円程度あれば済む話ですから、費用の面はどうでもいいのですが、むしろバックアップの連続性が失われる事の方が若干気持ち悪いです。

 

僕は、このレビューは1つは「新しく機種を買うなら」という前提であり、継続利用時の想定はあまり役に立たないレビューであると考えています。

 

理由は単純で、そもそも買い換えが必要である点や追加投資が必要な点は全て「仕方ないよね」ですましており「いやいや、マイナス点はちゃんとマイナス評価必要でしょ」と突っ込みをする以外に何も言えません。

 

記事主のいう「変える事によるメリット」が、少なくとも追加投資や得られる体験でマイナスを上回らなければならないわけで、その判断は人によります。

僕からするとACアダプターを全ての事務所にまた買い直すなんて糞食らえですし、それを上回るアドバンテージが新機種にはなかった、だから僕は買い換えなかった。

ただそれだけのことです。

 

TouchBarが優れている。だが、僕からすると、そもそもTouchBar自体それほど興味ないし、付加価値にならない。だとすると、追加投資が必要なマイナスを埋める箇所は他にあるのか?となるわけで、スペックの上昇もまぁなくはないけどもそれほど求めてないし、会社負担とはいえ、メリットの少ない機種交換をするというのは自分の美学に反するのでやらない、ただそれだけのことです。

 

もう一つは「お前の意見なんてしらねぇよ」という考え方です。

Macに限らず大抵のレビューは人の主観によって書かれるものです。

ですから、大抵偏った意見になるので、それ自体の批判する事にそれ程意味はありません。

いや「僕にとっては」を「貴方にとっても」にする意味なんてないじゃないですか?

ただ、一部の商品ではすれを許せない、その事を理解できない、という傾向があり、その典型であると私は思います。

 

ネットの悪い一面ですね。

 

当然、僕と違う意見を持つ人、特に買い換える事が当たり前である的な意見には僕も「もうそういった偏ったレビューいらないから」という意見は述べます。

ただ、その話は、具体的な部分があり、その事を相手に対して述べる話で相手の体験や記事が「嘘」であるということはありません。

 

感じ方が違う、表現が違う、というのは誰でもあります。

それをもって「嘘つきだ」とまでいったり、「金で書いている」とまでいい、相手をおとしめるのは、何のためなんでしょうね。

 

正直、数あるレビューの中でもなかなか酷い記事でした。