何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

ブログの記事に価値は必要ないが、記事に対する評価には意味が必要というお話

 

はじめての人のための、3000円投資生活始めました - minimum-minimum?

はてなのトップにのる投資記事は本当に役に立たないのが多いけどこれはまた一段と中身のない記事ですね。なぜこれが役に立つのかわからないし、記事から伝わるものが正直なにもなさ過ぎてびっくりするんだけど・・・

2017/01/14 23:28

 

よんだ。

 

正直、一個人が勝手に書いている記事にここまで罵倒する必要もないのですが、この罵倒はコメント欄を含めた総合的な価値についての罵倒です。

 

まず、私は一貫して、ブログなんてのは個人の雑記であり、一言日記でも、妄想でも、妄言でも、少なくとも他人に迷惑をかけない程度のものであれば、極論言えば、事実でなくとも正直どうでもよいのかな、と思っています。

 

ですから、個人が自分のブログの中で、神様になろうが、個人の日常を発信しようが、それこそがそのブログの価値で、その、例えばなんの価値もない事自体が「価値」なのだと思っています。

 

が、それは「記事」自体に対する意見であり、理解です。

 

誰かが書いた記事について、別な誰かが評価する。

これにはそれぞれの人に、それぞれの意味があります。

意味がないブックマークは絶対にありません。

たとえ、「あ、中身はしらんけど、きになるからとりあえずブクマ」これですら「意味」は存在しており、その行動自体が価値のあるものです。

この「(読者の)行動」と「(記事の)価値」には必ず関係性があり、関係性のない行動はまず存在しません。

 

例えば、読者数が数百に至る人の記事であれば、何気ない雑記であっても投稿した時点ですぐにブックマークが集まり「価値」とは関係なく「行動」が生じる事はいたって普通にありえます。

 

一方で、数十程度の読者登録であった場合、いきなりブックマーク数が跳ね上がりトップ記事となるにはそういった「有名」という力では実現できませんので、基本的には記事になにかしらの「価値」がなければ流石に違和感がありすぎます。

 

つまり、記事に「価値」がない事は書き手の自由ですので問題ありませんが、その「価値」がない記事が、さも「価値」があると評されている事が異常であり、そこには何らかの意図が必ずあるということです。

 

当然、記事に対しての「価値」とは、さまざまな人のさまざまな評価があって然るべきです。

ただ、その評価軸の違いも、トップ入りするというレベルになると時間の進行に合わせて一定量の評価が存在しないとならず、それもはてなのトップですと、原則は「はてなブックマーク」というツールの仲介が大きな影響を及ぼすと思われますから、非常に古典的な手法以外では掲載させる事ができません。

 

つまり、単純にTwitterFacebookで知人が多いというだけでは実現しない為、他のツールと比べると、トップ入りした場合の違和感が明らかになりやすいわけです。

 

そもそも、はてなの利用者が思う以上にはてなブックマークの利用者数はネット全体でみれば限られており、正直アメブロなどと比べても影響力は限定的でしょう。

そういった点でも、他のSNSツールで支持者がいたとしても、その影響力がはてなの中での影響力になるというのは非常に違和感があり、結論から言えば、「なんか気持ち悪い」という事になります。

 

さらに言えば「ためになります」という意見や「参考になりました」という意見です。

 

記事を読むとはっきりしますが、書籍の批評についてもほぼ触れておらず、なぜその投資方法がよいと感じたのかすら言及がありません。

 

小額投資という事でいえば、近年はデパートの商品券であったり、ふるさと納税といったより安全な手法があるにも関わらず、あの金額で投資信託を使うという手法のみで突撃しているという事は、ある意味勇気を評価したいところですが、そもそもミニマリストとは、より合理的である考え方、生き方であるわけですから、投資というものに捨て銭を使うというのは明らかに違和感があります。

 

もし、記事主のブログが一定のファンを持っており、その属性を分析するならば、おそらくはそういった属性、つまりミニマリストやそれに興味のある人のあつまりである事が予想されますから、通常、こういった矛盾した行動は読者に受け入れられなかったり、むしろそういったコメント、つまり「どうしたんですか!?」みたいな反応の方が自然です。

 

が、私が見た時点では、ミニマリストが小額投資を、それも元割れリスクのある状況で突撃するという状況に誰ひとり違和感を感じないというのは、明らかに異常です。

 

あれが、もし、ふるさと納税や、商品券の購入といった類の、同じ小額投資でも現実的て合理的なものであれば私はおそらくこの違和感はもたなかったでしょう。

 

しかし、小額投資で投資信託、それもこの相場の時に・・・

 

まだ、よほど、ソーシャルレンディングの方が投資効率もいいでしょう。

 

もう一度言いますが、記事主とおそらくメインの読者層はミニマリストです。

記事主の行動、そのメイン読者の行動、記事の価値、このいずれも一貫性がありません。

 

これが私が違和感を感じ、非常に「気持ち悪い」と感じている中身です。

 

なお、「無意識で」と反論される人もおられるかもしれませんが、そこでいう「無意識」とは辞書で定義される無意識とは根本的に異なります。

ブックマークを無意識で行うというのは、もはや睡眠時遊行症と呼ばれるもので、それは病気の一種です。

基本的に多くの方が言われる「無意識」とは、明確に意図した行動であり、単純にそれが作業的になっている事から、そこに理由がない、と個人で定義している行動にすぎません。

つまりは「作業化」されている理由があり、例えばそれは前述したように有名人のブログを都度ブックマークするという定型化された行動であったり、または、何らかの理由で中身に関係なくブックマークするという行動であったりです。

これらはいずれも「無意識」ではなく、明確に意図を持った行動であり、それは「無意識」ではありません。

 

 

いずれにせよ、私は、あの記事を読んだときではなく、ブックマーク欄を開いた瞬間にあの記事は気持ち悪いと感じました。