何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

それは多分速度や効率ではなく寿命の問題なのではないかと

 

最近のmacOSでは一瞬でファイルがコピーできるという話 - Qiita

Macそのものの用途での効率という点ではほぼ利点は皆無に思える。少なくとも開発系では仮想化した環境であったりリモートコピーの類いが多いのでローカルリポジトリを構築しないと実質異なるIDの別ファイルでしかない

 

Macでは多くの機種でSSDモデルが主流になっており、既に磁気ディスクというものは使われなくなりつつある。

 

で、この仕組み自体は実は昔からある構想なんで目新しいわけでもないのですが、ただ、Appleがこれに取り組んでいる理由の一つはSSDモデルが主流になった事なのではないかとも思える。

 

SSDではどうしても寿命という問題がついて回り、これは磁気ディスクの故障という概念とは異なり、確実に時期が決まっている。

とはいえ、そもそも磁気ディスクも平均寿命でいえば別にSSDのデバイス毎の寿命と比較して長いわけでもないので、本来はそれほど気にすべき問題でもない。

 

ただ、一般的なパソコンと異なり、Macの現行機種は絶望的にメンテナンスが行えない。

 

SSDの寿命を迎えた場合、基本別な物理デバイスにバックアップが無ければ移行する事はできない。

これはSSDの問題ではなく、MacSSDを管理する仕組み上単純にコピーする事ができない構造であるため、取り外して簡単に復旧とはならない。

 

その上、正規代理店以外での修理も基本行えず、SSDの寿命を迎える時期には基本的にはサポート契約(最長3年)は切れている為、相当高額な修理費用が発生する事が想定される。

主なボードまるごと交換となると軽く二桁万円に達するだけでなく、Macの修理は(私の経験と見聞きする限りでは)部分修理が原則認められないため、故障判定された箇所は全交換を前提で見積りがでてくるわけで、なかなかクレイジーな仕組みという問題もある。

 

この辺は日本ではあまり影響がないと思うのだが、個人の権利に厳しい海外ではおおよそ訴訟問題に発展するのではないかと思われる。

 

その為、この部分についての対策としてはSSDに長生きして貰うしかない。

 

よって物理的なコピーを抑制するというのは効率的な目的ではなく、単純にSSDの寿命の延命化と、その裏には訴訟対策があるのでは?というのが個人的な読みです。

 

まぁ、ソースなんてないけど。