何気ない記録

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弁護士ドットコムという名称なのに中身が雑過ぎ

 

税滞納で差し押さえ、口座0円に 高齢女性が提訴「死のうかと」 原告代理人にきく - 弁護士ドットコム

状況がわからん…。まず自分も税金では追徴くらった身だが、そんな自分でさえ分納は普通に認められた。つまり、分納が認められないという状況が結構異常ではある。税務署側か、女性側かに何か普通はあるのだが…

 

いろいろわからん。

 

まず、私の実体験上、普通は納税の意思があればこちらの不手際であっても一応分納に応じてくれた。

もっとも、私の場合は、税務署側にも多大な落ち度があると考えているが。

 

つまり、徴収できない状況にわざわざするというのはあまりないように思えるのだが、記事の記載だけでいえば相当強引な方法ででていることは明らか。

 

確かに過去にもそういった裁判はあったが、税徴収は普通の債権債務とは違い、基本的には優先度も高く、原則納めないという選択肢がない。

 

なので、そもそも納める為に、結局のところ分納という話に落ち着くしかなく、裁判に至たれば、普通に分納になるか、または、滞納者に分納でなく返済すべき事由があり、徴収を妥当とするのかに2択しかない。

 

つまりは、何か税務署側の誤認があったから、または滞納者側に相当悪質ななにかがあったかのいずれかであることが一般的だ。

 

記事上では延滞税を含み約200万の未払いとなる税金があったとの事。

何年間分の未払いがあったかはわからないが、普通の給与所得者であっても200万円近くの金額になるのは複数年分の滞納が必須となるうえ、仮に記事のとおり当時から所得が少なかったとすると、そもそも200万円の滞納に至る前におそらくは税務署とのやり取りが始まっているはずだと思われる。

 

という状況からみても、何か記事として情報が欠落しているようにしか思えない。

いや、税務署のチョンボもなくはないので、その可能性もゼロではないが、が、でている情報だけでみると、判断できないとしか言えないうえ、どちらかというと女性の側に謎が多すぎる。

 

これは大衆向けのワイドショー的なネタを拾う新聞や新聞社のウェブサイトではない。

弁護士が主に情報の発信に協力する、いわゆるキュレーターが関わる専門サイトの発信している情報だ。

 

その観点から見た場合、この明らかに違和感を醸し出す記事が、社内の検査で問題がなかったというのは、ある意味法律界隈という領域を主戦場とする専門サイトとしては、もう戦えず、新聞や週刊誌のようなただ闇雲に数字を稼ぐために事実であったり客観性よりもワイドショー的な発信方法に転換するという意思表明なのだろうか。

 

本来の記事の内容よりも、情報の発信の仕方が気になってならない。

 

いろいろな意味で、税務署のチョンボであってくれればよいと思う。