何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

例の人狼の件が良い事例かと

 

しかし、このままだと観光産業は死ぬ ~Go Toトラベルをどう考えればいいのか~(中田大悟) - 個人 - Yahoo!ニュース

既に詰んでる。仮に一時的にこれで多少持ち直しても地方にも拡散しクラスターが発生すればその後の影響は緩やかな回復どころか完全に詰む。観光業を支援したいのであれば少なくとももっと真面目に考えないとダメかと

 

観光業を含め、地方が厳しい事は明らかで、当然何かしなければならないわけですが、その話しは恒久的な回復を想定しなければならない。

足下の厳しさをまずは乗り越えなければという意見もあるだろうが、回復基調が続けられないと金も回らないし、当然投資した資金も無駄になる。

 

一時的にこの方法で地方に金が回ったとしても、そもそも国民のマインドは持ち直していないので、わかりやすく言えば、リスクの高い人程この補助を使う事は明らかで、リスクを回避する人程、わざわざ地方にも行かなければ人が多い所に今年はでない事となるわけで、ウイルスを拡散する以外の何物でも無い。

そして、資金を投資してウイルスが拡散すれば、その地域は風評被害(と言うか、風評ではなく実例なんですが)も拡大し、仮にその後万全の対策を追加で講じても、元の信頼を回復するどころか、そこまでの回復により大きな資金が必要(延命にも対策にも両面で)なわけで、明るい未来などなく、地域全体を巻き込んで詰む事は明らか。

 

具体的な例でいえば、先日発生した人狼の舞台がわかりやすいかと。

業界含め、興業を行う人達は非常に慎重な対応を進めていた。少なくとも私が聞き及んでいる限りは、一足飛びには再開はできないし、再開するとしてもリスクを最大限考慮して規模を最小化するだけでなく、そもそも開催時期を可能な限り年末方向にずらすなど、むしろチキンレースと言える程の慎重さを見せる興行主の方が多い。

サッカーや野球ですらやっと観客を入れるかどうかというところで、あれらは他の興業と比較して大規模な予算、編成が可能であるからできているわけで、一般的な舞台やコンサート等では同規模の対応はまず不可能。

 

そこであの事例です。

おそらくあれで舞台やコンサートの類いは軒並み再延期または今年は中止が確定する事はあきらかで、業界への冷や水どころかおそらくトドメを刺した感すらあります。

 

あの事例は、本当に最大限リスクを回避し、業界全体への影響も含め慎重に慎重さを重ねて進めてきた人達を後ろから殴ったわけで、関係者(興行主/主催者等)は恐らくは今後業界で干される可能性が高いな、と思わずにはいられません。

 

で、このキャンペーンです。

既に地方では受け入れない方向で様々な対策を講じ始めています。

こうなると地方側の独自の村的な文化も力を発揮します。

迂闊に観光客を受け入れ、その上で万が一感染が確認されれば、おそらくその関係者は事業をたたむ以外にはなくなるでしょう。

地方とはそんなものです。

 

ただ、昨今は資本力で地方に独自の経済圏を築いている事業主もいるので、そういった所は一地方の事情などどうでも良いので喜んで進めるでしょうが、その先にあるのはおそらく地獄です。

 

当然「だから何もしない」という分けにいかないのが国や行政というものですから、何か対策は講じるべきではありますが、少なくとも東京の現状を見る限り「重傷者がいないから大丈夫だよね」等と言える状況ではありませんから、元記事にもあるように、例えば関東圏(関東から地方/地方から関東双方共に)を除外するであったり、地方をブロック分けするであったり、PCR検査を強制するとか何らかの措置がないとダメかと。

まぁ、コレですら糞案でただ記事を書きながら思いついた程度の話しで、もっと真剣に専門的な知識を駆使して考えなければならない話しなはずですが、投入された手法はコロナ以前の手法である点は非常に情けなく「これで首都の首長は『withコロナ』とか言っちゃってるんですけど」と言わずにはいられませんよね。

 

既に新型コロナウイルスがそこにいる事は避けられないわけで、同様に地方経済や観光業、興業等もそうですが、産業毎に支援が必要になっていることは明らかな訳ですから、何かする事は重要ですし、経済を回す、時間を前に進める事は重要だとしても、その先に地獄しかなく、2歩進んだら後は崖に飛び込んで下さいという無責任な案は勘弁して欲しい。

 

経済を回すと言いながら、ある意味本気で止めを差しに言っている点について、これで「経済を回す必要が」云々という人の頭の中を本気で少し覗いて見たいですね。