しゃいん on Twitter: "アスリートに対してオリンピック出場を辞退しろと言うの、本当に厳しい言葉ですよね。どれくらい厳しいかというと、飲食店に対して飯を出すな、営業を自粛しろと言うのと同じくらい厳しい。"
飲食店はやり直せるとかいうコメントがあるけど、五輪だってそれぞれの競技の国際大会あるやろって思うんですが。五輪無くなった時点で競技者人生終わるわけじゃないよね？辞退しろとまでは思わんけどさ。
前提条件が全く違う。
恐らくこの意見は私の以下の意見を含めたモノについて言及したものでしょう。
しゃいん on Twitter: "アスリートに対してオリンピック出場を辞退しろと言うの、本当に厳しい言葉ですよね。どれくらい厳しいかというと、飲食店に対して飯を出すな、営業を自粛しろと言うのと同じくらい厳しい。"
いや、もっと厳しいでしょ。他人の為に自分の人生を捨てろというレベルの話。仮に店が潰れてもやり直すチャンスはあるが、オリンピックにでるチャンスは恐らく大抵の人は1度あるかどうか。例え彼女クラスですらね。
まず、前提として、大会を行うかどうかは選手の問題ではない。
大会を開くかどうかは運営サイドの話で、それこそ東京都や委員会に文句を言うべき話で、選手に向ける話でもなければ、選手が考えるべき話でもない。
で、お店云々の話があるが、飲食店についてはそもそもそういった選択を行っている。
支援金では話ならない所は自粛や禁止を無視して営業しているわけで、それこそ、その判断は店主がすべき話で、店主以外が判断に関与するべきではない。
当然、緊急事態宣言というものは店主に原因があるわけではない。
だから、支援金がでているわけで、それが不足であったり、そもそも営業停止措置に不服がある人はその意思を示す事はできる。
飲食店が違反しても続けるのか、それとも支援金で乗り切るのかという判断と、選手がこういった状況で代表選手として参加するのか、それともしないのかという判断はいずれも当事者がすべきで、第三者が判断に影響を及ぼすべきではない。
今選手に向けられているのは、別に飲食店が悪いわけでもないのに、営業している飲食店に対して嫌がらせや脅迫行為をする人間がおり、一方で、自粛に協力したとしても今度は反対側には新型コロナウイルスはカゼと同じという謎理論の集団からも攻撃されるリスクを負わざる得ないという、何をやっても本人は迷惑行為に攻撃されるだけというただの地獄でしかなく、当然だが、違反している飲食店があったとしても、そこに脅しをかけるような行為を容認する余地は1ミリもない。
オリンピックに出れなくても他の大会があるわけで競技人生が終わる訳でもないだろ？というが、それこそスポーツで大会に参加していたのか？というレベルの意見に見える。
大会のグレードはそれぞれ違いがあり、当然私は参加できないレベルの大会がオリンピックだ。
私たちから見れば、例えば全日本やワールドカップにでれるだけでも競技者としては幸せでしょ？というだろうが、本人からすれば悔やんでも悔やみきれないだろう。
当然、それは大会が中止となった場合や、延期となってしまった上で、ピークが合わず選考漏れとなった場合であっても同様だが、それらは何れも運営側の判断であり選手に責任を負わせるものではない。さらに後者について言えば、それこそ運もあり、1年違えば参加できたという人がいたり、その文で歯車が狂ってしまうという事は当然があるが、それ自体は誰からの圧力や悪意によるものでもない。最終的には本人に努力する余地も、自らの意思で決断する事も可能だ。
自分にとっての当然と他人にとっての当然は同じではない。
自分が相手をどう思うのか、それは自由だし、参加した又はしなかった事によってその選手や競技の評価を変える事は当然自由だ。
が、それと直接的に脅迫行為や相手の判断について影響を及ぼすような行為を行う事は別の次元であって、容認する余地はない。
そもそも、誰かが言葉で直接追い詰めずとも、選手はこの状況を負担に思っている事は容易に想像でき、その状況自体が、飲食店に対する「自粛や営業停止も止む無し」という雰囲気を受け入れざるを得ない風潮と同じだ。
今選手に起きているのは、そこでさらに直接的に｢自ら辞退しろ｣という決断を強要しているわけであって、それこそ、営業している店舗にいやがらせの張り紙を行ったりする糞野郎と何も変わらない。
ハッキリ言って容認する余地もなければ、本来飲食店云々の議論の余地すらないわけで、こういった意見については議論するのいであれば｢緊急事態宣言自体の在り方が正しいのか｣という議論をすべきであって、それ以上でもそれ以下でもない。
以上。
