ちょっと今日の予選は厳しい評価をせざるを得ない。
日本人のF1ドライバーでもあるし、まだ新人であるという事を差し引いても、ちょっと厳しい。
この手のミスは今年既に何度もやっていて、海外でもアルファタウリが今期のスペックで上位（3位～5位）を争えない一つの原因として角田選手の完走率や決勝順位の影響が議論されており、且つ、ヘルムート・マルコからもこの手のミスについてはフリー走行の在り方も含め既に何度か叱責を受けている。
正直、ちょっとF1のレベルに届いてないように思える。
マゼピンやミックについて言えば、正直マシンのスペックが低いのでスピンするという部分についてはまだ理由はわかる。
が、今年のアルファタウリはガスリー選手の走りを見てもセカンドトップを争う事ができるレベルのマシンである事は明らかで、コース特性により10位前後に落ちる事はあったとしても、Q1でここまで焦ってミスを繰り返す程のギリギリのレベルで争う必要はない。
特に今年は予算制限もある中なので、マシンを壊しまくるというのは少なくとも過去のそれとは意味合いが違い、チーム事情を考えてもちょっと厳しい。
新人である事を考慮して、且つ、日本人である事も考慮し、さらにレッドブル育成である事まで考慮しても、ちょっと厳しい。
恐らくこの３連戦で結果が出せないと、夏休み明けに交代すらあり得る。
もっとも、その点については日本GPが実施されるかどうかにもよる。
もしも日本GPが中止となった場合、興行的にも彼を延命させる必要性がなくなるので、そのリスクは格段に高まる。
もう少し感情のコントロールを覚える事もそうだし、それ以上に自分の技術を過信せずに的確に、段階的に限界を探る手順を覚えないとかなり厳しい。
頑張っては欲しい。
が、正直ちょっと今のままでは難しいと思う。
