何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

夫婦別姓は認めるべきだが、その話しと本人の不備や準備不足は別の話

MarikoUmeda(うめだま) on Twitter: "旧姓併記したら国内外でめんどくさい事にいっぱいあった話 (1/4) #選択的夫婦別姓 #旧姓併記 https://t.co/s130Qnrsgm"

旧姓併記の意味が特に国外で存在しない点はそうだとして、それ以外は単純に本人の確認漏れでは。併記手続きの準備も怠ってるしそもそも海外での手続きも事前に確認すればわかったと思うのだが。移住前提にしては雑杉

私は昔から別姓賛成派で、唯一の課題は管理システムがクソなので、莫大な投資が必要だという点については国民が負担しなければならないモノである点だけかなと。

 

が、賛成派の私から見てもこの手のネタはあまり気分のよい記事ではない。

 

別に夫婦別姓が可能になった未来であっても、その手続きを進める上では、本人の事前確認や準備は重要で、別にそれは国籍や戸籍等の手続きに限らず全ての事にいえる話しであり、その手続きへの備えは、ほぼ全てが本人の努力に依存するわけで。

 

当然、手続きをわかりやすくしたり、誰にでも間違いが起こらないように配慮する等、常に改善は必要だと思うが、それが一朝一夕でできるものもあれば、そうでないものもある。

その上、批判されている事の一定の割合は窓口での対応者にも向けられており、窓口の担当者なんてのは決められたルールや手順に従うしか術はなく、窓口の人間に怒りをぶつける意味はない。

 

記事全体を見て思うのは、正直、いや、移住前提にしている程度の心持ちでいた人にしては、全て準備が雑過ぎではないですかね、という感じで、その自分の準備不足の話しは棚に上げて、制度の問題だと指摘するのは流石にお門違いでは。

 

この手の話しは、今後もあらゆる局面であるでしょうが、制度の話しは制度の話しの問題であり、一方で、どのような制度でも準備をしない人間や理解できない人間はでてくるわけであり、その二つはちゃんと切り分けて向き合わないと、どんな制度でもクソ扱いされてしまう。

 

それこそ、夫婦別姓が仮に実現されたとして、逆の立場の人間(反対派)がこのような手続きは不便で問題があるとしてきされた時に「いや、それはお前の準備が悪い」という当たり前の指摘をする為にも、制度の問題と本人の努力や責任の範疇の問題はわけるべきであり、そういった隙を見せてはいけないと私は思う。

 

それから、日本と海外に於ける制度の違いは、別に夫婦別姓だけでは解決しない。

様々な手続きや契約、例えば海外銀行(現地に赴いて)で口座を開設する場合であれば、事前に認証手続きを行った書類を準備しておく事や、必要に応じて大使館での手続きが必要であったり等、相手の国や法律により様々な対応が必要となる。

 

これは別に戸籍の問題には関係ないので、仮に夫婦別姓が施行されてもかわらないわけで、そういった事も含め、結局どのような状況下でも一定の割合で本人の努力に依存する部分がある事はちゃんと理解が必要で、それを全て政府や制度の責任に転嫁してはいけないと私は思うが。

 

改善すべき点、問題がある部分、それは政府や制度にもあるだろうし、同様に自分自身にもそれは存在するという事は理解し向き合うべきだと思う。