sin20xx - 『PHP入門書を確認指摘する徳丸浩氏にWeb業界はどう思っ…』 へのコメント
そもそもなんだが、入門書だから「この程度でいい」ってのはないんだよね。徳丸先生もいってるけど、わからない人に詳細の説明は通用しないわけだから、サンプルソースを写経されてもいいように書けといっているだけ
2014/11/10 13:28 にブックマーク
よんだ。
私的な意見として、そもそも入門書を読むような人は、まずは写経から入ると思っています。
サンプルソースが掲載されていれば、おそらくソースの意味する所から理解するのではなく、大抵の場合、動きと合わせて仕組みを理解しているものかと。
そういう意味でも、そもそもの話として入門書なんて全ての説明が必要なわけではなくて、写経された時に大きなリスクが存在しない事の方が大切だと思うんですよ。
いや、あらゆるリスクを想定する必要なんてなくて、徳丸先生が仰ってるのは、あきらかにわかっているリスクとそれに対してたった1行や2行で対策が講じる事ができるものを、あえて記載していないとか意味ないよね、みたいな。
稀に対策についての妥当性の議論もあるんだけど、それは仕方がない。
パスワード云々の議論も記憶に新しいけど、徳丸先生の意見に賛同する人もいれば、そうでない人もいるわけで、それはケースバイケース。
ただ、PHPの場合は、多くのケースが定石のコードで対策が可能なもので、そもそもそれを書かない事のメリットがページ数の削減以外に存在しないものが大半なので、冷静に考えれば、写経をされる入門書だからこそ、そこはちゃんと書いとけといいたい。
そこを入門書の中で細かく説明するかどうかは別な話。
だいたい、多くの入門書でも「おまじない程度に覚えておいて下さい」とかそういう「おまえ、今時、おまじないって・・・」っていう記載が濫用されているようなものもあるわけで、だったら基本的なセキュリティ対策は元ソースに含んどけと。
別に指摘される事は悪い事じゃないし、その指摘が正しいものであれば訂正するか、補足説明をネットで掲載するとかすればいいんだけど、なぜかこの手の議論だと「入門書には不要」とか、「理解できない」とか、意味不明な反論が多い訳で、「おまじない程度に…」という記載をしているくせにそこだけ拒否かよみたいな議論になるんだよね。
違うから。
もう一度いうと、入門書というものは写経される可能性の高いもので、そのリスクを最後に負うのはユーザーなわけで、そういう危険を減らす意味でも、写経されるようなものには、少なくとも理解しうる対策は含めるべき。
本を書くぐらいのレベルならその程度はちゃんとプライドもってやれと。
だから一部のものを除くと和書は入門者しかかわんのだよ。