前から気づいてはいたのだが"canonical"設定があると、はてなブックマークはブックマークページを勝手に統合する。
これは仕様として開示されている。
で、例えばスプラ3の更新データに関するページでいえば、私がブックマークしてコメントしたのは以下のページで、最新の情報のものである。
このページのURLは「https://www.nintendo.co.jp/support/switch/software_support/av5ja/600.html」である事はいうまでもないが、このページをブックマークすると、その対象は「https://www.nintendo.co.jp/support/switch/software_support/av5ja/index.html」とされる。
この挙動は前述のとおり、仕様のとおりなのが、当然だがこの状況は正しく無い。
そもそも誘導されているページは、最新更新データへのリンクであり、実際に誘導先のページを開いたとしても、実は最新の個別ページへリダイレクトされる。
つまり、任天堂としては、最新情報を参照させる事を目的として類似性の高いページとして後者のページを推奨しているわけだが、実はその遷移先のページは、現時点では元々のページ、つまり前者のページへリダイレクトされるため、本来は前者のページが実体となる。
これが任天堂だけの挙動であれば、ユーザーに常に最新ページを参照させる為の施策として有効だが、こと、はてなブックマークの挙動と合わさると謎の挙動となる。
一部の人は、昔の更新情報へのコメントやブックマークとして利用し、ある人は最新の情報へのコメントやブックマークとして利用する。
というか、本来これは、逆であるべきなのだ。
つまり、最新情報ページ(つまり後者のページ)を参照した場合であっても、実体は個別ページであるべきなので、最新情報ページを参照した人にも個別のページを推奨すべきであって、逆であるべきではない。
なぜなら、その挙動は今時点でしか成立しないから。
結果としてコメント欄は、意味不明な情報の集合体として、価値の低いものとなり、ブックマークサービスとしての価値は下がる。
はてなとしてはあくまでも類似ページ統合、例えば例示にもあるように、複数ページの記事であれば、トップページだったり、概略ページを推奨リンク先とする事で、ブックマークを自動的に統合し、同じものと見做すという機能を提供したつもりなのだが、利用する側が間違った使い方をするとこのようになる。
なお、この挙動、無理矢理ブックマークをする事は可能だが、その後システム側で自動的に統合される。
つまり、私の最新情報へのコメントは虚空の彼方へ消え去った。