何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

1回でも4000円については理解できるというお話

 

世田谷区立幼稚園の延長保育料金ぼったくりが酷すぎる件

気持ちはわからなくないが、雇用や運用する側からすると、小規模営業所で単発の変則労働を成立させるのはなかなか大変なんだよ。勤務時間の制限もあるのでな。その為月単位で一定のコストを捻出しないと対応できない

2016/10/27 13:08

 

よんだ。

 

これは可能性の一つとして、人件費のコスト負担をどうするか、という観点で考えると止むを得ないと思う。

 

他では云々はあるだろうが、幼稚園や保育園の運営はそれぞれ違いがあるわけで、一律同じというわけにはいかないので、その点も含めて理解すべきかと。

 

そもそも、ある人が今日だけ1時間延長を、という事が唯一1度だけ発生する程度であれば、既存の先生たちのうち誰かがその人だけ1時間超過勤務をすればいい。

ただ、それですら、現状の勤務実績にもより、そもそも労働時間が現状ですら過剰である場合は、その1時間すら受け入れられない事もある。

 

当然、誰かにとっての1時間だけのお願いは、他の人にとっても発生する可能性があるわけで、園全体でみれば月間10日の1時間かもしれないし、月間1日だけの1時間だけかもしれない。

 

しかし、その1時間や10時間の労働を受け入れられる人を確保するには、事前に採用を行い、原則固定給与や保険への加入、賞与などへの対応、そして当然、追加人員を含めた勤務計画の作成が必要となる。

 

つまり、延長保育を行うというのは、そういった調整の上に成り立つもので、かなり大変だと思う。

 

前述のとおり、延長保育の負担を追加人員でまかなうとして、その人は月に1回の1時間だけ働いてくれるわけでもないし、突然、今月だけ毎日1時間お願いします、と言われて対応できるとも限らない。

 

よって、常勤に近い形の方を追加して、シフト制で延長保育の対応をするとすれば、最低限、その人の賃金を支払うだけのコストを毎月確保しなければならない。

使った分だけ、というのはその通りだが、貴方が毎月最低5回など最小利用回数を設定した上で、継続的に使ってくれるならそれでもよいが、特定の月や偏った回数での利用が見込まれれば見込まれるほど、人員のやりくりは難しくなる。

 

結局、一定規模の園であったり、あとは、利用する頻度が全体で一定以上であればある程度予測がたち、利用した分だけ公平に負担、という事も可能だが、そうでないのであれば、むしろ貴方の為に誰かが負担をしなければならない事となる。

 

月の給与が仮に20万だとして、諸手当含めれば園としては35万前後の負担が必要となる。

 

仮に、全てを延長保育の利用費だけでまかなうなら、月に88回以上の利用がなければならない。

ただ、シフト制とする場合、時間帯によっては超過勤務手当の支給なども必要となることから、安定的にそのコストを捻出するとなるとおおよそ月に110回以上の利用は必要なのではないだろうか。

 

当然、下回ってもサービスを提供する事は可能だ。

単純に単価を上げればよいだけの話。

例えば、月20回(毎日1人程度の利用しかない場合を想定)すると、1回の利用金額は1万7500円程度の設定が必要で、超過勤務も考慮すると約2万2000円程度は必要となる。

 

他の園では、という気持ちもわかるが、園には園の事情があるし、先生方もそれぞれの事情があるので、必ずしも超過勤務をどんどん受け入れてくれるわけではない。

 

不公平だ、という気持ちはわからなくないが、冷静に考えると、その値段設定で1回預かってもらえるというのは、例えば、ベビーシッターの利用と比較してもそれほど暴利とは思えないので、その点も重ねてお伝えしたいと思います。

どっちもみっともないし、性別なんて関係ない話

 

若い女はいつまで「みっともない」と脅される立場でいなきゃいけないだろうのか(車内化粧について思うこと) - 限りなく透明に近いふつう

女性だけが規制されているわけではなくたまたま女性が行う事が不快と思われる人がいただけだと思うが。化粧しているのがオッサンでも不快だし僕は化粧しないから代わりに髭そったりしたらやっぱり周囲は不快だと思う

2016/10/26 22:36

 

よんだ。

 

うーん。なんだろう。最近すぐに「女性差別」「男性蔑視」うんぬんかんぬん・・・。

うーん。

 

別に女性だけの問題ではないよ。

仮に男性が化粧や例えば僕は化粧をしないので、髭剃りでじょりじょり電車内ではじめても周囲の人は不快だと思いますよ?

 

仮に「なぜ女性だけ?」という話であれば、ポピュラーなケースとして上げた例が不適切なんだ!という事で、まだわからなくもないが、コメントも酷い・・・。

 

女性の化粧より、オッサンの云々の方が不快だ!とかね。

 

いや、残念ながらオッサンは普通に生きてても多くの場合不快の対象にされやすいと思いますから、そのオッサンの方が不快だから、私たちの行為は正当なんだ、ってのは、タバコと大麻の話題でも触れましたが、タバコは依存性もあり摂取後に精神的影響も及ぼすのに合法だから、大麻やそういった薬物も同様に合法にすべきだ、かなり極論ですが、そういうレベルの話になってしまいます。

 

確かに、化粧をするというのは不潔な行為なのか?と問われると実際はそうではありません。

ただ、身支度は自宅で行い、それなりの格好で外出をする、というのは別に特殊な事ではなく、電車内での化粧に対する嫌悪感はいわゆるそういった感覚からくる嫌悪感であり、きれい、きたない、とか清潔感がとかそういう話ではありません。

 

そもそも鼻くそを食ってるおっさんがいたとして、まぁ、吊革や手すりの共有には難があるものの、自分の体内からでるものを他人が勝手に食ってる分には、気持ちとして嫌だということを除くと、冷静に考えれば、化粧と同じように勝手な話だと思う。

 

結局、オッサンが鼻くそをほじる行為も、化粧をする行為もどっちはよい、どっちは悪いではなくて、他人が嫌悪感をいだく行為は、みんな、それぞれ、お互いの為にやめましょうね、という事であり、一方で、確かにおっさんが鼻くそをほじるのは、女性でなくとも、同じオッサンからみてもきっつーなわけですが、ただ、それ、おまえ、CMで、公共の場で、流すのかと。

 

最近、こういった字間を読む事ができない、そういう意見は多いのだけど、全てのそういったケースから女性を排除する事はできないので、あんまり極論や意図を読まずに「女性差別だ」とか「男性蔑視だ」とか「オッサンにも人権を」とかいわない方がよいと思う。

 

なんか、まぁ、政治も停滞して、糞みたいな事やってるんだけど、一方で、国民も自分は正しい、あいつは間違い、あれはおかしい、これは正しい、って自分の正当化ばっかりして、いや、もっとみんな冷静に本質的な部分で、お互いがもうちょっと譲り合っていきやすくすればいいんじゃねーのって、思うんですよね。

 

一度オッサンとして生きればわかるのだけれども、昭和のオッサンとは違い、現代のオッサンは強い権利や高い給料がもらえるわけでもなく、月2万円前後のお小遣いで必死に、ただ必死に生きている人も多い、ただ生きているだけなのに「きたねぇ」とか「不快だ」とかの大体が比較対象や当て馬にされ続ける人生なんだけど、一度オッサンとして生きてみるのもいいんじゃないかと思うよ?

 

まぁ、繰り返すけど、オッサンから見てもオッサンとの接近戦はきっつーなのは事実だから、まぁ、自らオッサン人生を歩む事をお勧めはしませんがね。

 

女性には女性特有の悩みがある事は事実で、なんで女性だけ、って事もあるだろうし、男性には男性の、なんで男性ばっかり、と思うこともあるのは事実。

一方で、男性から見れば、なんで女性はと思うこともあるだろうし、女性からみれば男性は云々も当然あるでしょう。

 

でもそれって都合のよいところだけ見てませんか?

本当におっさんやりたいんですか?

 

オッサンにはオッサンのつらさがあるし、女性には女性の、若者には若者の、学生には学生のそれぞれ事情やつらさがあるんで、そういうのはお互いが理解して、上手く生きていく方が僕はいいと思いますけどね。

 

そういう意味で、おっさんも女性も、みんな公共の場であったり、複数の人で共有する空間であったりでは、他の人に、特に、自分とは違う属性の人に嫌悪感を抱かれないってのは大切な事だと思いますよ。

 

当然、歩きスマホもやめるべきだしね。

○○に殺された奴だけが叩く権利があるという意見

 

「たばこ1箱1000円に」=自民議連 (時事通信) - Yahoo!ニュース

タバコについては日本のポルノ問題と双璧を成す対応遅れが海外と比較してあるのは事実だしなぁ。喫煙禁止地域での罰金についてもそうだけど日本は現実問題としてタバコには甘い。パッケージ含めレベルを合わせるべき

2016/10/26 10:01
違法薬物のゲートウェイ理論が納得できない

方向性として大麻も取り締まるのだから酒やタバコも取り締まるべきは個人的に同意できるけどね。おそらく大麻による死亡者より圧倒的に酒やタバコによる死亡者は直接・間接含め多いわけで。カフェインも要注意だし。

2016/10/26 10:08
【大麻】高樹沙耶さん逮捕について言いたいことがある - さよならいいこ

酒はなぜ規制されないんだ、には同意するが、大麻を医療に限定する以外で合法化すべきには短期的精神への影響が有る限り僕は賛同しかねます。お酒も同様で現状のままというのは無法すぎにも思えるぐらいですからね。

2016/10/26 16:30

 

よんだ。

 

最近、大麻やタバコなどの話題で地味に盛り上がっているところもありますが、コメントの中で気になるものについて少し・・・。

 

こういった話ですと偶に「○○に殺された奴だけが叩く権利がある」のようなコメントがあります。

 

ものによってはその意見は正しいのですが、何でも同様の基準となるわけではありません。

 

なぜその基準が何にでも適用できないのでしょうか。

 

例えば、タバコの場合。

確かに、タバコによる被害で自分が直接被害を受けた、または近親者が被害により死亡に至ったなどのケースは限定的かもしれません。

一見すると「お前は利害に関係なく、ただ、好き嫌いで反応しているだけだろうが」と思われがちですが、そうではありません。

 

「影響を受けた」「受けない」という程度の話で議論に参加する権利がある、ない、という定義にするならば、例えば銃規制はどうでしょうか?

 

直接影響を受けるまで議論に参加し、少なくとも否定する事ができないとすれば、間接的な影響やもっといえば、そられによる可能性は全ての人が受け入れねばなりません。

 

公平な影響であれば双方受け入れるべきというのはある意味最もなのですが、例えば、Aさんにとっては適法でも、Bさんにとっては適法でない場合、完全に利害が一致せず、直接の被害の有無にかかわらず一方が自由に制限を受ける事となります。

 

同様に、仮にBさんの意見、つまり否定する意見によりそれらを制限したとすれば同様にAさんの自由に制限が生まれます。

 

つまり、そもそも何かしらの物事について利害が一致しない関係者が存在する場合、それらの直接的な意見のみで議論を行う事に合理的な意味はありません。

 

同様に直接的に被害を受けた人のみ、とした場合はどうでしょうか?

Bさんは直接的被害を受けたのでAさんが適法とする行為について制限を加えるべきと意見します。

一方Aさんは当然Bさんに影響を及ぼしたのは自分ではなく別な人間であり、自分は適切な管理・運用を行う為、Bさんに影響は及ばないと主張するでしょう。

 

この場合はどうすべきなのでしょうか?

直接的被害を受けた、という定義を、相手からとさらに限定すべきでしょうか?

それでは意味がありませんね。

原則として社会的制限の意味というのは、ある一定のコミュニティーをそれなりに円滑に運営する為に、予め必要とされる制限を作る事で、その枠組みの中で一定の自由を保障するという事です。

この自由というのは、制限を受け入れるからこそ保証されるものなのです。

 

考えてみて下さい。

 

なにも規制がない世の中の場合、貴方の自由を誰かの自由により制限される可能性もうまれます。

当然ですね、誰が何をする事も全て自由なのですから、枠組自体がなく、それぞれが自由に振る舞う事により、その自由が対立する場合は何れかまたは双方が制限を受けることになります。

 

社会的制限というのは、そういったものを予め制限する事で、その制限の中での自由を保障するもので、いじめではありません。

 

確かに、タバコだけ、大麻だけ、というといじめと勘違いする事もあるでしょう。

また、大麻でいえば、海外では云々という話にもなります。

 

実際問題、大麻に関わらず、様々な法律や制限は国により対応が異なります。

近年は国家間や地域間で歴史的な背景も含め検討し、比較的軟化させるものもあれば、タバコのように年々厳しくなるものもあります。

 

タバコの場合は、基本的に緩和される事が少ないのですが、理由としては単純に個人以外の利益がない為です。

ある人がタバコを吸う権利を得たとして、周囲の人間が一定の確率でタバコによる被害(煙害、火災、火傷など直接・間接問わず)を受ける可能性が高まります。

残念な事に、副流煙による健康被害は主流煙よりも影響を受ける割合が高く、閉鎖的な空間における改善策については抜本的な方法はありません。

特に、合併症を併発するケースについては深刻度が高く、これらの発症については、影響を及ぼす関係者(いずれかの場所で空間を共にする喫煙者。公共の場も含め。)がその影響を完全に排除できない限り、症状が緩和されず、影響下で生活を続けると命に関わる事もあります。

 

近年、マンションのベランダなどで安易にタバコを吸い、自分の部屋だけは綺麗にするという行為がありますが、あれらの影響は場合によっては、近隣生活者に多大な健康被害を及ぼす事もあります。

 

マンションの構造にもよりますが、24時間空調設備があるマンションでは特に影響について細心に注意を払う必要があり、例え室内であっても周囲への影響がでる可能性もありますが、実際にはそういったことに配慮している喫煙者は少なく、結果、周囲の人間が被害からどうやって逃げるか、という方法しか解決策がありません。

 

基本的には、個人が、個人の範囲で楽しむ事が可能で、周囲への影響が及ばない限りは何れのものも制限を及ぼすと言うことは適法であるかと問われれば、確かに制限する価値について疑問がある事は確かです。

 

但し、タバコのように、明らかに被害があり、少なくとも現状のような運用ではそれらの健康被害について完全に解決する事はできず、制限するという事について問題であると合理的に否定する事は難しいでしょう。

 

こういった事情もあり、世界的にタバコについては禁止や厳しい制限を課す動きが活発で、税金や販売方法などについて、日本はその管理について先進国の中では非常に遅れている国の一つです。

 

一方で、大麻のケースはどうでしょうか。

規制というのは、善し悪しはありますが、既に規制があるもの、これから規制が行われるもののいずれかのケースとなります。

既に規制があるものは、合理的理由の有無については議論の余地があるものの、歴史的な背景(例えば、仮に大麻の安全な利用方法があったとしても社会が受け入れる事に相応のコストが必要なるなど)がある限りは、規制の解除については解除を行うべき合理的な理由の説明が必要となります。

 

大麻の規制解除についての意見は大きく三つで、一つ目はそもそも規制する法律が中途半端であり不適切であるとする意見、二つ目は大麻についてはそもそもいわゆる麻薬とは異なり健康被害は(依存性を除き)ないとする意見、三つ目は大麻の効能について考えた場合有効に活用すべきだとする意見であると私は考えています。

これらの意見に重ねる形で海外での規制の状況について述べる事もあるようですが、それらはこれらの意見の何れかを軸にそれの補足にすぎないものと思われます。

 

一つ目の意見についてはそもそも(少なくとも単体での)議論には意味がないと考えています。

理由としては、法律の整合性という事になると、原則法律を無効にする方向ではなく、矛盾を解消する方向に整理されることが一般的なので、使用と所持という事の矛盾を深く議論した場合は、おそらく何れも禁止という事になるでしょう。

規制を解除するという目的であれば、あまりこの部分について主張するのは適切であるとは思いません。

 

二つ目についても中々難しい意見で、そもそも依存制というのは、カフェインもそうですが比較的深刻な問題であるという意見が増えています。

現時点で依存制という部分のみで規制されているわけではありませんが、少なくとも健康被害はない、という事は立証されていないというのが私の意見です。

一方で、大麻について問題があると思われる部分については、摂取後の行動に制限が必要という点です。

健康被害とは例えば精神的な疾患を及ぼし継続的にその影響が残る、といったものや、直接的に何かしらの基幹に損傷を及ぼすようなものといったものまであります。

大麻についてはこれらの著しい影響については、完全に立証されているわけではありません。

しかし、明確になっている事実としては、摂取後に精神に大きな影響を及ぼしその事について摂取者は完全にコントロールする事ができない、という点です。

わかりやすくいうと、酩酊状態といえばよいでしょうか。

お酒を飲んで運転をしてはいけない、なぜならば、お酒で自分は死にませんが、お酒の一時的な影響により判断能力が低下し、結果、事故などにより周囲に悪影響をおよぼすというものです。

この点については、既に海外でも明らかにされている事実ですので、否定する事は難しいでしょう。

 

三つ目ですが、これもよく見る意見です。

確かに大麻については、使用用途としてそういった方法もある事は事実です。

一方で、あくまでも私が知っている限りの話ですが、医療関係者の意見として、そもそも大麻に頼らなければならないと限定されている状況が多くあり、それにより大麻の使用を公に認める必必要性があるわけではない、といった意見が比較的聞こえてきます。

そもそも様々な治療方法ある中で、その方法の一つとして大麻の活用はあり、実際今でも活用されている部分はあるのですが、現状の枠組を壊さなければならないという現状であるという認識ではないようです。

当然、選択肢がなく、前述したような短期的な問題も含め社会が受け入れてでも規制を解除すべき、という意見が事実であれば議論の余地はあるのですが、そもそもがそこまでの意見となっていない、少なくとも代替治療が存在する状況ではこれらにより一般的に禁止を解除するに至るべきというのはなかなか難しいでしょう。

 

ここまで整理しますと、1点矛盾が生じます。

なぜお酒はよいのかと。

 

そうですね。

私は冒頭のコメントでも書いていますが、お酒については確かに例外になっているといっても良いでしょう。

大麻と同じように、短期的には精神に大きな影響を及ぼし、実際それにより事故や事件が起きているのが現実です。

さらには依存性もあり、どう考えても、大麻と差別化するほどのものとは思えません。

 

この部分については、歴史的な背景などを一切排除して考え、特に公平にという事であれば、私は大麻の規制を解除するのではなく、お酒も、より厳しい規制(または同様に禁止)にすべきであるという意見です。

危険性があるものが他にも合法とされているのだから、これも規制を解除すべき、という理論で社会の制約を設定してしまえば、明らかに良くない方向に進む(少なくともお酒におよる事故や事件は、事故の件数自体は公表値でいえば減少しているものの、事故全体に占める割合でいえば上昇しており、現状は悪化しているといえるでしょう)事が予想され、それを容認する事は個人的にはできません。

 

私はお酒も好きですが、どちらを取るのか、と問われれば、同様に規制してくださいという意見です。

 

ただ、歴史的な問題でいえば酒肴品については禁酒法についての歴史を世界的にみても、あらゆるものを規制するというのが適切な対応であるとは思いません。

 

難しいのは、何を規制するのか、というよりも、何を息抜きとするのか、という選択にならざる得ない(何でも規制解除とするのは前述のとおり危険すぎるので)のが実情で、その点については同情する(もしかすると、大麻ではなく、お酒が規制され、大麻が合法化されていた未来もなかったわけでない。世界的に見て限りなく低い可能性の一つですが)のですが、それを否定してしまうと社会が成立しないというのが現実ですから、社会の一員である以上、社会的制約は受け入れるしかありません。

 

だいぶ話はそれてしまったのですが、このように、あるもの毎について議論・意見するときには、様々な事情や背景があり、当然それが非常に複雑に絡み合っているのが現代の事情です。

 

そういった物事について「○○に殺された奴だけが叩く権利がある」というのは、一見すると合理的な意見のようですが、実際は多くのケースでは「冷静に物事を整理できていない」という事の表れに過ぎません。

 

少なくとも私はそう思います。

 

全てのケースで「○○に殺された奴だけが叩く権利がある」という意見が間違っているわけではありませんが、今回のように、社会的制約が関わるような問題については、その意見は適切ではありませんね。

 

 <追記>

3つ目のブックマークを追記しました。

意見は既存の記事のままですので、記事の編集はしていません。

安易にトレーニングやテクニックといった類を記事にするのはご注意下さい

 

インチキ筋トレブログ滅ぶべし  - ここはお前の日記帳

筋肉界隈には詳しくないけどあれもいろいろあるよね。記事読む限り彼女は趣味でただ筋トレ(モドキ?)をしているレベルなんだろうけど、たまたま仕事で趣味に絡む記事を依頼されて書いた程度の気持ちなんだろうな。

2016/10/22 17:49

 

よんだ。

 

筋肉に興味がないので元記事も見かけたけど読まず、こちらの記事で経緯をしりました。

最近某カードの話もそうですが、この手の話は多いですね。

 

もっとも、元記事の方について自分はそもそも筋肉界隈が詳しくないので、批判・否定するほどの知識もないのですが、案外元記事主は趣味ではガンガンにトレーニングしている人で、話題も力強いものかもしれないと思い若干擁護の気持ちもあり(私的には、あれが仕事でなければ「趣味」の話題程度として流せるぎりぎりであるような気もするので)少し探ってみました。

 

といっても簡単にですが。

 

該当記事の中から彼女のTwitterとブログのリンクを確認。

そこから彼女の筋肉愛を見てみることに。

 

まずブログの方は記事が10記事にも満たない状態で、まだまだ始めたばかりのようです。

投稿記事を見ても統一感はなく、基本的に筋肉やトレーニングは関係ありません。

 

次にTwitterです。

投稿数も5000以下なので一通り確認。

手動で確認できる7月24日までさかのぼり話題の傾向を見てみました。

直近は下痢の実況中継を入れつつ、BLの話題やアニメなどそっち系の話題が続きます。

途中、スタンプの話題をはさみ、再度下痢の話題を入れつつ、全般的にはアニメ、BLの話題に終始する内容でした。

 

7月24日までさかのぼった結果として、筋肉の話題についてはゴールドジムの話が2回、8月上旬にイベントの絡みでトレーニングを2週間中断したという話題が1回の合計3回の話題が唯一の筋肉系の話題のようです。

 

途中、肉の写真も出てくるのですが、いわゆる筋肉系の方の食す肉ではなく、我々が食すさし入りの肉でうまそうでしたね。

 

うーん。

おそらく、筋トレについても女性の体系維持といった感じの取り組みでしょうか。

その為、筋トレというよりも、どちらかというとエクササイズの範疇で、負荷をかけるようなものではなく、女性誌の特集記事程度の内容を行われているのではないかと感じました。

 

まぁ、筋トレ大好きな人が常に筋トレの話題を発信するわけでもないのですが、ただ、筋トレ大好きであったり、筋肉大好きな人は、肉については人一倍の熱量をもたれているので、おそらくああいった肉は食べないかなぁと。

 

今回の一見は、趣味程度でエクササイズをたしなんでいる人が、仕事として記事の執筆を受けてしまい、ちょっと筋肉界隈の方から見ると酷いと思われる内容であったにも関わらず、誰も内容をチェックしないまま公開してしまったというのが顛末かな、と思います。

 

依頼者側は記事の内容の確認ほんとうにしないんだなぁとそれはそれでびっくりするのですが・・・。

チェックできないような記事を外部に依頼するってのは、例えばそれが原因で事故が起きたときはどうするつもりだったのだろうか・・・。

 

もっとも、筋トレとして間違っているのかどうか、までは判断できませんが。

 

仕事として記事を書かれる場合は、少なくとも単なる趣味ではすまない部分がありますから、受ける側もそれが他人に対して提供する情報として妥当なのか、趣味として行っている場合は、それが我流で例えば間違った内容・方法でないか、などについては冷静に考えるべきと思います。

 

昔と違い、今はネット上の記事はあらゆる人の目に触れますから、自分が正しい、と感じているだけでは不足で、それが世の中的に正しいのか?という点も確認が必要です。

 

個人ブログで自分がやってるよ、程度の発信であればよいですが、商業媒体であったり、自身をその道のセミプロのような位置づけでブランディングされるのであれば、なおさら少なくとも同業者やその筋の人から指摘を受けない程度の知識と記事にしなければならないと思います。

 

まぁ、その道のプロであっても勘違い、間違いはありますから、間違いであったときは素直に「間違っていました。すみませんでした。」と説明し、あとはまぁ、間違っていた経緯とかを事実に基づいて書けばよいとは思います。

 

いずれにせよ仕事として行う(金銭の対価が発生しなくても、そういった肩書きで記事を世に出すのであれば)場合は、注意して欲しいと感じました。

カード審査についての記事に対する補足事項(主にコメント欄より)

この記事は「少なくとも現役の金貸しであるかは怪しいですねぇ - 何気ない記録」のコメントに書かれている内容のうち、私が答えられるものについて補足するものです。

  

なお、IDコールを望まない/好まない人もおられると思いますので、コメントのみ引用しております。

もしも「いやID書けよ・・・俺の意見なんだから」という方がおられれば一言コメントいただければ修正させていただきます。

 

1.あの増田は信用情報機関への報告基準の話だと捉えているので、貸金で月跨ぎを延滞カウントが嘘という訳ではないと思う(私も部外者ですが)


まず、言及されている報告基準の話ではないのか?という事についてですが、そもそも報告自体は信用情報機関の定めた基準がありますので、原則それに従う事となります。その為、報告自体で言えば「重い」「軽い」のような基準はなく、原則事実を報告するにすぎません。

当然報告内容(属性)にも「重い」「軽い」という属性はなく、事業者の事情でこのケースは「重い延滞として登録しよう」という事はできません。

 

百歩譲って社内の報告基準であると仮定してもかなり非合理的です。

 

そもそも前回の記事のとおりではあるのですが、債権管理において「月」という単位はそれほど重要ではありません。

 

例えば、いくつかのカード会社では返済日が27日のものと、翌10日のものがあるとして、27日の5日延滞と翌10日の5日延滞で異なる審査結果にしたとします。

この場合そのカード会社がこの2つのケースを異なる返済結果として取り扱ったとしてそのカード会社にどのようなメリットがあるでしょうか?

いずれも5日延滞にすぎず、31日を跨ぎ翌月になったとして5日延滞の事実は変わりません。そして信用情報機関に登録する情報もそれぞれ事実としての返済予定日と返済実行日、そして延滞というステータスを報告するにすぎません。

 

仮に月を跨ぐことで悪質であると判断するにしても、返済日が10日の場合は21日延滞が月跨ぎとなり、一方で27日が返済日の場合は4日延滞で月跨ぎとなるため、あまりにも考え方に合理性を欠きます。

21日延滞ですと初期延滞から移管(会社によりますが管理する部署が異なり、督促を行う部署に変更される)されるケースも想定されますので、同月内でもかなりヤバイレベルです。

このように、私の実例でもそのような延滞管理や審査をしているというは実際に見聞きしていないので、存在するとしてもかなりレアケースでそれを前提にカードを作る場合に月末月初となる契約のカードを作るべきであるという助言は適切ではありません。

 

というか、私が知る限り、カードの場合ですと任意の返済日が指定できるカードは非常に少ないため、そもそも非現実的な提案であるとの認識です。

 

2.口座間違えてクレカ引き落とし時に残高不足ってのやらかして、3日後くらいに気づいて問い合わせたら、「毎日引き落としかけてるので口座に入れといて、社内で情報は保持するが信用機関には行かない」と言われたが。


はい、そういった会社もあると思います。

ただ、会社によるとは思うのですが1回の引き落としにかかる手数料は1契約口座に対して数十円から百円程度かかる場合もあります。これも契約によるのですが、その際に再引き落しについての設定もあります。

ちょっと銀行直系の事情が正しくわからないのですが、銀行直系の事業者であってもおそらく無料で対応するという事はないかと思います。

仮に親子間での契約でスペシャルなプライスであっても、いくらかの手数料が発生していると思われます。

もし貴方が1万円の借入れをして、利息が18%であったとします。この場合、カード事業者が月に受取る収入は150円程度にすぎません。

3日返済が遅れたとすると、4回以上の引き落しを行っていると思うので、おそらく都度の契約であれば赤字、包括的な契約でかなりコストが抑制できたとしてもそれなりに引き落しの負担がかさむ事が想定されます。

それでもなお、毎日引き落しをしてくれているとするとその事業者はなかなかやり手(いろいろな意味で)の事業者だと思いますので、よいお付き合いをされる事をお勧めします。

 

もっとも、延滞しない事が一番である事はいうまでもありませんが。

 

それから、延滞情報について社内では延滞とするものの信用情報機関には報告しないというケースですが、これも存在します。

1の補足で私は『そもそも報告自体は信用情報機関の定めた基準がありますので、原則それに従う事となります。その為、報告自体で言えば「重い」「軽い」のような基準はなく、原則事実を報告するにすぎません。』と書きましたが、返済遅れ=延滞とならないのは事実としてあります。

1の補足でも書きましたが、そもそも債権は延滞日数で管理しており、その延滞もいわゆる約束有り(会社により呼称は異なる)のようなケースでは約束期日までは延滞あつかいとしない事が多いです。なお、その場合ですが、比較的延滞手数料の徴収もしないところが多いのではないかとの認識です。

この点については理解していただきたいのは、カード会社や貸金事業者は利用者から過剰に搾取する事に意味がない事を(今は)十分に理解しています。

利息制限法や総量規制の影響により利用者から得られる収益は限定されており、業界全体の取扱額も電子マネーの台頭もありそれほど伸びはありません。

一方で、今もなお、カードの返済を別なカードの借入れでまかなうような方も事実としておられ、そういったケースも含め、安易に利用者の属性を悪化させると自社はともかく他者のカードの枠や利用に影響をおよぼし、結果、利用者の返済にも影響をおよぼす事が多少なりとも想定されます。

ですので、利用者との関係や利用者の収支への影響、そして利用者との信頼関係(延滞したとしてもお約束を必ず利用していただくという事)を築く意味でも返済遅れ=延滞という単純な対応はしていない会社も比較的多いと思われます。

血も涙もなく、利用者を騙し、搾取するような会社、と思われがちですが、多くの会社はWin-Winでいきたいというのが一般的なカード会社の営業方針であると思います。

 

まぁ、総量規制前のサラ金については過剰融資の横行や設定利息についても一方的であり、不適切であったというのは否定しませんが。

 

3.じゃあ、あの増田は何!?何が目的でデマを投稿したんだろう!?怖い。/いかにもそれっぽく説明されると信頼する自分も怖い。複雑で長い物事を理解するのは苦手だから「じゃあそれでお願いします」となりがち。

4.元記事のブコメで「信用カードのよみものよりよほど役に立つ」とまで喧嘩売ってる人がいるけど大丈夫かね。当の「よみもの」のブログ主はブログでもブコメでも指摘を入れているし。あっちより増田が信頼されるのは謎


4のコメントを中心に3のコメントについても。

 

私もそのコメントは見ました。

実は私はあのサイトがまだ今ほどの規模でないときに、意見を述べた事があり、やりとりもしています。

あのサイトは前提として当然ただ趣味でおこなっているわけではないので、ものによってはそれなりにバイアスがかかっているというのは否定しません。

が、その部分を勘案しても、あの増田がより役に立つ情報であったというのは私にも思えません。

 

ネットの怖いところは、雰囲気で正しい、誤りといった初期判断をしてしまい、その後より深く調べた上で、その真偽を本当に正しく知るという事は非常に難しい点であると思います。

その為、一見すると増田に嘘をわざわざ書く意味がなく、収益化を図るサイトはバイアスがかかっているので増田の方が正しいと思ってしまう事も多いのですが、実際にはネットでは収益化の為のバイアスと同じぐらい、承認欲求を満たすための書き込みも多く、結果、虚偽であったり中途半端な情報の寄せ集めも多くなってしまいます。

 

そういった視点で見た場合、実は匿名記事自体に信頼性の担保はなく、なんら情報の真偽についての差異はないと考えるべきです。

 

では何を信じるべきなのか?というと結局は読み手、利用者自身がより冷静に記事や情報と付き合うしかないというのが私の意見です。

 

「信用カードのよみもの(この伏字いみあるのかな…)」についても、私はカードや債務と上手に付き合うという事についての一つの知識を得る手段としては有用であり、逆にああいったサイトにはどうしても初心者やそういった情報に疎い人が集まりがちであり、その点をよく考え、収益を上げると同時に読者を育て、Win-Winの関係を築くようなサイト運営をしていただければそれでよいと考えています。

 

 

ブコメを読ませていただいて、この4点は補足したほうがよいのかな?と思いましたので補足してみました。

 

他何かあればまた取り扱います。

原因の議論と同時に、どうやって救うのかと言うことも考えなければならない

 

「いじめられる側にも原因がある」に対するはるかぜちゃんの指摘が相変わらず鋭かった件 - Togetterまとめ

僕の中で「いじめられる側にも原因がある」の話は単体でしてはいけない話だと思うんだよね。当然いじめる側が悪いとしていじめられる側をどう守るのか、逃げる事、さける事も選択の一つだという議論の話の一つだと。

2016/10/19 12:59

 

よんだ。

 

違和感はないし、その通りだと思う。

 

ただ、1点完全に個人的な意見でしかないのだけれど、いじめ問題でいじめられる側にも問題があるという話を出す場合、どちらかというと僕はその子を今の環境からどうやってまもるのか?という話の延長線上での議論ではないかと考えています。

 

いじめは大人も子供もつらいもので、どちらも同様に対応が難しい話題の一つです。

 

特に子供の場合、子供自身の精神的な未成熟さ、限られる選択肢など、大人よりもより厳しい状況に追い込まれやすく、また、その状況も非常に閉鎖的な環境で行われる為に発覚が遅れる事も少なくありません。

 

なお、大人のいじめを軽視するわけではありません。

ただ、大人のいじめについては、逃げるという選択肢をより具体的に提案できるのに対して、子供のいじめについては、逃げるという選択肢ですら限定的で、それ以前にその選択肢を提案できる大人がその事に気付けないといけないというより高いハードルがあるので、私はより難しいと考えています。

 

その為、例えば、インターネットで悩んでいる子がいたとして、いじめる側が悪い、というのは当然として、今その子をどうやって守るのか?という話も同時並行で進めなければならないと思うのです。

 

相手や周囲を変えることが最終目標であるものの、その子にとっては今この瞬間が、極端な事をいえば、チャットやメールでやり取りしているこの瞬間のリアクションで1時間後の結果が変わっているかも知れない。

 

そういう事もゼロではないだろうし、ネット社会ではそういう結果もありうると思うのです。

 

そういった子供に対して「いじめる側が間違ってる」とだけ言い続けることは僕は片手落ちで、それと同時に「どうすれば救われるのか?」という事も伝え、一緒に考えるという事も凄く大事で、その意味で「いじめられる側にも」云々の話のくだりが元々存在していたのだと思うのです。

 

いつの間にか、いじめられる側にも問題があるという言葉の意味が、隙を見せてはダメ、という言葉の意味に限定されているのは、何となくネットの悪しき文化かな、と思います。

 

「いじめる側にも原因がある」という事については、元発言のとおり、原因はいじめる側が勝手に見つけるもので、それを変えても解決などしないというのはそのとおりなのですが、それをテレビで訴えるだけではいじめられている子供は救われないのではないかと思います。

 

いじめられている子供を親、正しく言えば、自分の子供がいじめられているという事に気付けていない親に対して、子供は普通の生活の中で、当たり前のようにいじめという環境に突然巻き込まれ、逃げ場もなく追い込まれている事があり、それはごくごくあたり前で、誰にでも起きる事だという話を伝える事が重要で、そして、その問題について親や周囲の人間が何ができるのか、当然教育委員会であったり学校という組織が動く事も大事なのですが、過去の事例からいっても、学校の行動は遅く、それ以上に教育委員会の行動は遅く、報道されるような事例ではだれも救われていないというのがよりリアルな現実だと思うのです。

 

そういう現状を、子を持つ親、いじめられているとは思っていないような普通の家庭の普通の親に気づいてもらうこと、そして、当然いじめはいじめる側が悪いのだけれども、子供社会に対して親ができる事には限界があり、救うという意味では「逃げる」という選択は凄く大事で、その事を親も理解しなければならないという話しの一端だと思うのです。

 

もっとも、こういう都合のいい理解をしているのは私だけであって、ネット上の多くの話では、ただ責任論だけが一人歩きしているのかもしれません。

あと、台本の話も中身がわからないのでなんともいえませんが、同様に責任論だけが記載されていたのかもしれません。

 

それはそれで当然否定すべきことですが、情報を強く発信できる立場であれば、是非、生きる為の選択であったり、今いる世界はいくつもある世界の一つでしかない事を伝える事であったり、あと、とにかく子供の親にはいじめは当たり前の事で、普通の子供だからこそ追い込まれるという事を理解してもらう事、このことをどうやって伝えるのか、広めるのかという事を意識してもらえないかなぁ、と思わずにはいられません。

少なくとも現役の金貸しであるかは怪しいですねぇ

 

金貸しだけどクレカの審査通らない理由教える

今の審査で少なくとも一般的なカード審査では信用情報機関の情報程度しか見ません。増額審査なら別だが。あと、ヒストリーはほぼ無意味。日本の審査のベースは借入額(銀行与信のケースは枚数)と収入のみですよ。

2016/10/19 02:00

 

よんだ。

 

全ての金融会社の事情を知っているわけではありませんが、一応これでも経済系の雑誌で当時はランクインする規模の貸付残高の会社に属しておりましたし、今も金融系のグループ勤め(子会社に貸金、信販有り)ですので、違和感についてのみコメント。

 

ここで注意しなければいけないのは
「何日滞納したか」ではなく「月をまたいだかどうか」で判断されるということだ
つまり「9月1日の返済分を9月30日まで滞納」より「9月30日の返済分を10月1日まで滞納」の方が「重い延滞」だ
なので延滞が怖い人は(任意で指定できるなら)引き落とし日を月初にしておくのをオススメする

引用元:http://anond.hatelabo.jp/20161018145001

 

まず一番気になるのはこの部分。

理由は単純で、本当に金貸しならすぐに違和感を感じるのですが、そもそも返済日の設定は多くの場合でお客様の給与日のように事情に合わせます。

一番多いケースははっきりしており、25日(付近、例えば27日)または10日を返済日とするケースです。

一部カードでは歴史的な事情から5日のような変則的な日付を設定するものもあるのですが、金貸しはもともとカードによる貸付とは異なり、1貸付1契約で行うものでしたので、個別契約では基本的にはお客様毎の事情に合わせるようなケースの方が多いのが実情です。

ですので、カードではなく貸金業であれば多少理解できなくはないのですが、それでも通常は任意日よりも入金日に対して返済日を設定するものでした。

一方、カードの場合、締め日に対して返済日を一律で設定するケースが主流かと思います。

多くのケースで月前半の締め日の場合は当月中(月末月初請求含む)となり、月後半のものは、25日(返済日は27日)または10日を返済日に指定する会社が多いかと思います。

そもそもカードの場合は、引き落としがあり、引き落としに失敗する場合は、2度目の引き落としを設定している会社もあるので、例えば27日が初回の引き落とし日であったものを、次にいつ行うかというとそれほど短期間に繰り返す事はありません。

というのも、引き落とし手数料は事業者もちであるので、何度も空振りすると手数料負担がつらいので、通常はそれなりの期間をあけます。

とすると、任意での振込入金をのぞくと、次回引き落とし日というのは、引き落としによる方法に限れば、27日の次は10日のようなケースも多く、そういった会社ではおそらく電話口で、次回引き落とし日までに必ずご入金をお願いします、という案内で、振込返済を迫る事はないかと思います。

そういう対応も普通にありますから、それを同業者がしらないってのはちょっと考えられません。

そのような事情から、そもそも月末跨ぎは「重い延滞」という解釈は少なくとも私が関わった会社や一緒にサービス企画をしたケースでは聞いた事がありません。

一応私の会社は貸金が不景気になってから、いわゆる受け皿会社としてそれなりに同業他社の買収もしているので、複数者の歴史は理解しているつもりですが、統合業務の中でもそういった歴史やシステムのフラグ統合(他者債権を受け入れるときにお客様の属性をそれなりに統合し管理するようにする際、そういった会社毎の管理手法を整理し合わせる作業の事)をする場合の調査でも聞いた事はありません。

もっとも、私が知っている程度はせいぜい数十社程度ですから、数千にも上る件数から見ればごくごく一部ですが。

 

というか、例えば、返済日が10日である契約であったとして、当然11日から延滞となるわけですが、このケースでは翌1日から「重い延滞」という事でしょうか???

 

正直意味がわかりませんでした。

 

ちなみに、少なくとも私が知る限りの貸し金では、延滞は「させない環境」を作る事の方が重要とされています。そもそも、実際に金貸しをするとわかりますが、延滞するというのは実は同じ人で、延滞する理由も、実は「入金忘れ」がそれなりに多く、「所得による入金が困難」という事情は、例えば失業や環境の変化でありうるものの、全体の中でも少ないほうです。

大抵の場合、定職もあるし所得もあるものの、給与を別な事に使ってしまったようなケースが多く、そしてこういった理由で一度延滞される方は基本次も同じ理由で延滞されます。

 

ですので、わざわざ金貸し側が給与日から離れた日付を返済日にしたがる事はなく、むしろ給与日から何日以内に回収できないと基本的に管理扱い(延滞したお客様の内、回収が難しいお客様)とし、例えば30日、60日、90日、120日のように延滞日によりグループを作り、そのタームの中でそれぞれ電話により督促、封書による督促、回収困難と判断し貸倒れとする(いわゆる引当)ものなど管理上では区別する程度の事です。

 

よって、月末跨ぎの延滞は重いなどという話を少なくとも私は聞いた事がありません。

 

ちなみに、そもそもなんですけど、私が知る限り、今のカード申込って、締め日も返済日もカード会社の指定が多くて、返済日については10日か25日(またはその近辺)で何れかの選択がメインで、セゾン系みたいに5日とか、任意設定ってのはすごくレアケースだと思うんだけど・・・。

 

 

また、次の部分も気になります。

 

確かにクレジットヒストリーが優秀な人は審査に有利になることはあるが

引用元:http://anond.hatelabo.jp/20161018145001

 

確かに、増額申請のケースではヒストリーを見ることはあります。

が、入会・契約手続きでヒストリーを細かく見る事は、おそらくないです。

 

ここ言うヒストリーが自社のヒストリーなのか、情報機関の履歴なのかはわからないのですが、そもそも信用情報の履歴は初期契約時に見るのは記事でも書かれているのですが、その内容に利用状況を加味して優劣をつけるというのは、カード契約においては少なくとも私は知りません。

そもそも近年のカードの与信では、所得や借り入れ状況に関わらず、最低枠をまずはつけるというケースが多くなりました。

理由は、法律の改正の影響によるものですが、過剰貸付に関する管理上、昔と異なり収入を確認した上で、可能額一杯の枠付けを行う事はほとんどなくなりました。

そもそも昔は自社与信で自社の貸付状況や、他社契約件数など(例えば、何社目であるかをカウントしお客様を分類しています。3件ならLE3のように初期審査では額よりも昔は借入会社の件数で優劣を分類していました)をメインに、それに所得、年齢、職業などの属性を入れたスコアリングを行い、契約の可否、枠の設定を行っていました。

しかし、近年では利息制限法の改正もあり、昔ほど利息収入が見込めなくなったため、貸倒れを昔よりも押さえ、確実な利息収入を上げる事が求められるため、大きく貸し付けて多重債務にするような強引なやり方ではなく、確実に回収できる枠のみを設定し、基本は増額についても最小限の枠設定とすることの方が多いのが実情です。

なので、審査上、例えばアメリカのようにカードの利用暦が長い、であったり、借入れ・返済が長期にわたり適切に行われているなどの履歴をもとに、よいスコアを出すというのは、少なくとも近年はないと思われます。

 

ちなみに、借入れ件数が0というのはいわゆる「LE0」なんですが、この「LE0」に関しては会社により対応が異なります。

当然借入れ件数というのは、増えるのか、増えないのか、という事情もあり、一見すると借入れがないまっさらなお客様なので是非契約を、と思われると思いますが、逆を言えば、その人がこれから多重債務になる可能性も否定はできないわけです。

一般的にLEの低いお客様ほど大手や銀行系での初回契約になる事が多く、中堅以降の会社でいきなり借入れをするというのはレアなケースで、逆に「LE0」のお客様がそういった会社で契約を希望された場合については、逆に詳細な調査をするケースはあります。

 

話がそれましたが、多くの場合でヒストリーが審査に影響するのは増額申請のケースであるとの認識です。

前述したように、カード審査の場合、基本的には枠の設定が可能な場合は、最低限の枠を設定する事が多く、10万、30万、50万などの枠になるのですが、お客様からの申込により増額を審査する事もあります。

この場合、普通に考えて、他者借入れ状況も含め信用情報から取得できるわけですが、この情報は当然詳細な情報はありません。

ですので、通常は自社の返済状況をまずは確認し、それと同時に信用照会(中堅以降の規模であれば、審査依頼があると自動で照会されているはず)を行い、その二つをスコアリングにかけ、機械的な審査が終了します。

昔とは違い、今は総量規制がありますので、銀行や一部の商品の取引の為の貸付を除き、現状は年収に対して一定の額までしか、全ての会社の合計貸付枠は設定できませんので、仮に、ヒストリーがよかろうが、悪かろうが、結局はその程度の枠設定しかされません。

ただ、話はカードですから、カードの場合、カードを利用されている方は自分の枠を見ていただくとわかりやすいのですが、現状、カード会社ではカードによる借入れ(いわゆるキャッシング枠)は非常に小さい設定になっており、ほとんど増額ができません。

これはヒストリーに関係なく、おそらく多くの会社ではそういった方針となっており、カード会社によっては、枠自体を海外キャッシングのみにする会社も増えました。

このように、クレジットヒストリーを生かす、という話については、基本は増額申請時以外だと、アメリカではないのでほとんど活用しておらず、基本は単純に延滞暦があるのか、ないのか、であったり程度の照会に過ぎません。

とはいえ、このキャッシング枠というのはカード会社によりすごく独自性が出ている部分でもあるので、某会社はカード枠よりもキャッシング枠が大きい(正直意味不明でこれ大丈夫なのかとは思うが)ところもあれば、一律10万という会社もあります。

ただ、多くの会社は昔のようにキャッシングで稼ぐというよりは、通常のカード利用をリボ払いにする事で儲けるほうがメインですから、キャッシングのような枠設定についてそれほど詳細な管理はしていないというのが実情です。

 

中の人だとわかるのですが、キャッシングメインの人の属性であったり、貸倒れ率を考えるとこれは止むを得ないのかなぁ、と。

 

あと・・・

 

ちなみにこういった審査基準は住宅ローン等でも同じなので

引用元:http://anond.hatelabo.jp/20161018145001

 

これも違います。

延滞の有無程度はそうですが、住宅ローンの場合はそもそも枠の考え方が総量規制を受けませんから、スコアリング方法は根本的に異なります。

単純な所得だけでなく、例えば婚約者の話がありましたが、既婚であるのか否かもスコアリングに入りますし、配偶者の所得や、周辺の事情も加味します。

一般的なカードや貸金の場合と異なり、住宅ローンについては10年や30年といった年数での返済計画をたてることとなります。

そのため、カード審査や貸金の申込とは根本的に審査すべき項目数が異なりますので、単純にカードが作れる程度の審査内容で、住宅ローンも大丈夫などとはなりません。

 

 

そもそも気になるのは・・・

 

偉そうなこといっておいて申し訳ないが俺は審査する側ではなくあくまで金を貸す仕事なので実際の審査の現場でどうなっているのかはわからない

引用元:http://anond.hatelabo.jp/20161018145001

 

一部の小さい貸金事業者ではまだ営業系の職業はあると思いますが、近年では貸付業務を行うような営業職はなく、(昔の)営業系の職でいえば審査業務のみだと思います。

事業金の場合は営業職(貸付先、融資先を開拓する業務)があるのですが、個人向けでいまだに貸付業務専門というようないわゆる営業系の業務が残るというのはレアケースだと思います。

そもそも、総量規制後は個別の会社の事情で個人に枠設定や利息設定をする事ができなくなりました。

そのため、スコアリングシステム(システムとは言いますが、中堅以下ですとエクセルシートレベルのようなものも多かったのです・・・)による機械的な審査がもはや主流で、審査系の部署も多くが自動的なスコアリング結果によるところとなり、俗人的な対応はほぼ壊滅したといってもいいでしょう。

金を貸す仕事、というのがどの部分を指すのか(振込業務ではないですよね?・・・、だとすると審査以外で個人向けだとなんだろうか・・・)すごく気になるのですが、この部分も指摘に対しての回答として少なくとも現職の金融系の人間からすると???となる回答です。

 

細かいところを見ていくとまだまだ「え?」と思う事は多いのですが、全般的にネットで聞きかじった内容が凝縮されているので、増田らしいといえばそうなのですが、中にはあきらかに間違っているもの、もあるのでご注意くださいませ。

 

さぁ、CLの時間だ!