だから日本の反論の論旨というのは別に世界の常識からは外れていないんだよ。ただ、それを認めるか・認めないのかという部分で敗戦国兼侵略国という定義にした方が色々と便利なわけでもはや事実か否かではないという
よんだ。
別に他国が何かしたから自国の行為が正当化されるわけではないのだけれど、ただ、唯一言える事は、日本が国際社会の中で日本自身の責任により孤立したという表現は間違っている事が証明されようとしている。
国と国の交渉において、誠実さと実際の行動がイコールである事は非常に少ないし、それは日本だけの問題ではない。
結局のところ、日本の発信している内容については、世界の常識から外れているわけではなくて、それ以前の段階でどこに話を持っていくかという事が決定されているんですよ。
韓国や中国はその部分をよくわかっているので、上手にそこを利用しているわけで、その行動にのせられてはいけない。
誠意を見せるであったり、誠実に行動するという事と、国と国がどのような過程やどのような文書を持って合意に至かという事は、数光年の開きがあるのでそこは勘違いしてはいけない。
日本は本当にこういった交渉や折衝が苦手なので、国民全員がその事実を理解できないんだけどね。
一番よい例が、中国人は傲慢だというのは日本人の多くが思っているかもしれないが、ビジネス的には日本人の曖昧な態度よりも彼らの明確な意思表示の方が好まれる訳で。
お客様としての日本人とビジネスパートナーとしての日本人の地位は異なり、それと同じ事が、国民と国民同士の理解や対応と、国と国の理解や対応は次元が違うしプロセスも違うという事なんです。