何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

例えば、貴方の家族や親族の結婚に対して無関係な第三者が勝手に反対デモをする事が普通な事だと?

眞子さまと小室圭さんの「結婚反対!」異例の行進デモが銀座で開催(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

「反対」と意見することが憲法違反や人権侵害のわけがない。言論の自由基本的人権。私はご結婚を祝す論者だが、一部のはてブコメントには強く疑問。現にお二人はご結婚予定で反対運動に強制力がないのは自明。

確かに、誰であれ自由に意見を述べる事も表明する事もできる。

が、同時に、他人の権利や自由を侵害する権利はない。

 

でだ、皇族に人権を適用すべきなのかという議論はあるが、ここではそもそも「憲法」や「人権」前提の話なわけですから、それは無視するものとしますが、で、その時、それが普通なのかという事はそれを一般的な事例に当てはめればわかりやすいかと。

 

例えば、貴方自身や貴方の家族、親族、まぁそういった方が結婚するとなった時、家族や親族は前向きであれ後ろ向きであれ、結果的に結婚に同意している状態であるとします。

一方で、何の関係があるかわかりませんが、その結婚を聞きつけた赤の他人が、いや、その結婚は不当なもので、周りを不幸にするものだからやめるべきだと、周囲への裏切りだと本人に罵声を連日浴びせたり、それに反対をデモとして大々的に行う事が普通の行為だと?

 

なお、その切っ掛けですら、家族の不祥事であるとして、で、それって本人に何の関係があるの?

何ですか、親族、家族に仮に何かしら不祥事がある人は、結婚の自由の権利が失われるべきだと?

つまり、何かしら血統であったり、関係者に不祥事を抱えた人間は、当然の権利すら失う事が正しく、それを公然と本人に関係のない理由で不当に奪われる事が当然の権利であると?

 

そんなわけがあるわけがないし、あっていいわけがない。

仮に、結果として本人達が不幸になったとしても、それは本人達の決断によるものであって、その決断について他人がどうのという権利はない。

 

税金が投入されている云々の議論もアホな話で、彼らに対して国として強いている負担を考えれば、むしろもっと支払ってもよいと私は思うが。

 

自分たちの行動が産まれたときから全てが駄々洩れで、個人の自由も制限され、職業の自由すら半分奪われている状況で、そういった状況であっても不平不満を公にする事も許されず、弟に至ってはごくごく当たり前の反抗期云々の事すら週刊誌から全国紙まで取り上げる始末。

 

そういった特別な環境下で、ある意味国民の奴隷のように扱われている人間に対して、一定の支援を行う事が「お前たちは私たちの税金で生かされている」とかいう事が当然だと?

 

そんなわけあるか。

馬鹿も休み休み言え。

 

仮にそこまで言うならば、それこそ皇族にもっと自由を与えるべきで、その中で義務と権利のバランスを取って、初めて税金云々の話をすべきだろ。

彼らには選択の自由どころか、権利すらほぼ与えられないわけで、その代償として一定の支援を得ているわけに過ぎない。

それもだ、そもそも警護を付けるのも別に彼らが例えば何か問題を抱えているからなわけでもない。

単純に彼らに何かあった場合、それは日本という国の問題として扱われるからであって、彼らが「警備付けてもらえませんか?」と言ったわけでもないだろ。

 

当然、小室氏についても警備が必要なのかどうかの議論はあるだろうが、それこそ彼を取り巻く人間の非常識な行動の結果がそういったものを必要としたわけであって、普通に理性的な行動を取っていれば、特別な警備を必要としたとも思わんよ。

 

反対運動によって影響がないわけがない。

強制力云々がないというならば、ストーカー行為によって恐怖を感じ事もないだろうよ。

そんなわけあるか。

自分の結婚相手やその結婚に対して一部の国民がさも当然のように声高に罵声を浴びせる状況で、危険や恐怖感じない人間がいるなら、それこそ異常であって、もし本気でそれが何ら影響を及ぼさないと思っているなら「普通」というカテゴリから既に逸脱しているわけであって、もう少し「普通」の思考を理解すべき。

 

それらが普通でないから、ストーカーであったり、付きまといであったりと、自分にとっては普通の行為で、正当な行為と勘違いした人間に対して、法律でダメだとしているわけであって。

 

デモにより意思を示す権利はある。

が、当然その権利は正当な主張に基づく必要がある。

関係のない第三者が赤の他人の結婚に対して、さも当然のように罵声を浴びせる行為にどのような正当性があるのか私には全く理解できない。

 

日本には少なくとも連座制は既に存在しないし、そんなものを現代国家で維持している国は、それこそ一部の独裁国家のようなものだけであって、普通ではない。

 

仮に母親や親族に何か問題があったとしても、それは本人には関係のない事だし、本人の結婚に影響を及ぼすものでもない。

 

ここで税金云々を言い出す人間というのは、つまり、例えば生活保護により生活する人間に対しても「お前は俺のおかげで生かされているんだ」とか「お前たちは生かされている人間なんだからつつましく生きろ」とか言い出す人間なんじゃないのかと思うが。

 

それぐらい卑劣な認識がないと、なかなか「俺たちの税金で」なんて、他人の結婚に対していわんだろ。

 

デモをするなとは言わない、が、せめてまっとうなロジックで批判すべきだし、結婚と家族の不始末がどう関係するのか日本の法律の範疇でその正当性を立証した上でやるべきだろ。

 

それができないとただの言い掛かりだし、単なるストーカーや付きまといの迷惑行為と同じでしかない。

 

他人の権利を侵害するだけの正当な理由があるなら表明すればいい。

あるのであればね。