何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

Evernote解約の理由になりそうなスラッシュコマンド

正直、値上げについては月単価で考えると他サブスクと比較して致命的なまで高くならないのであればどうでもいいとは思っている。

例えば、「YouTube Premium」は月額1,280円で年間に15,360円を支払っている。まぁ、年払いで12,800円となるので、それであれば約1,066円程ですむ。

他にも、Spotifyのファミリープランを月額1,580円で利用していたり、WOWOWであれば2,530円支払っていたり、その他色々と契約しており、概ね1,000円〜3,000円の間でなんだかんだと負担している。

 

一方で、Evernoteは年間9,300円支払っており、月換算だと775円で、利用頻度の高いサービスである事を考えても、個人的には極端に高いサービスだとは考えていない。

 

ただ、そんな私でさえ今年の春あたりのアップデートで致命的な問題が生じ、流石に続けて利用するのは厳しいなと思い始めた。

まぁ、過去にも他に移行を考えた事はあるが、これまではノート・メモアプリとしての基本機能を比較した結果、Evernoteに勝るものがなかったので結果的に移行を思いとどまったのだが、ちょっと今回はそのノート機能自体の操作性や体験が大幅に損なわれているので、改善されないようであればおそらく解約するだろうなと。

 

具体的には「スラッシュコマンド」と呼ばれるもので、これをアプリ版(macOS)上で強制的に利用させられているわけだが、兎に角邪魔で、まともにメモアプリとして使う事ができない程度にはストレスがたまっている。

 

元々スラッシュコマンド自体はEvernote以外でも存在しているし、アプリによってはコマンドの呼び出しが短縮できるなど便利なものではある。

 

が、ノートアプリでは多くの場面でそこまでの短縮操作を求められる事もなく、仮に求められるとしても、それは「コマンド入力したい状況」に限定されるべきだと思う。

 

EvernotemacOSのアプリ版)では、日本語入力時に中点(中黒)(「・」これです)を入力すると、スラッシュコマンドが起動し、コマンドメニューが表示される。

コマンドメニューが表示されると、中点入力後からの文字入力はコマンドメニューの操作にフォーカスを奪われ、該当するコマンドがない場合、強制的に空のノート作成画面に遷移する。

 

つまり、何かメモをとる際に、中点を入力するとそれを意識して操作を中断し、表示されたコマンドメニューをキャンセルし、フォーカスを元のノートに戻してから入力を再開という手順を踏まなければならない。

 

まぁ、控えめにいって最悪の状況。

 

私のように打合せのメモに使っているケースでは、話しながら、聞きながらリアルタイムにメモをとったり、情報を整理するのに利用しているので、もはやメモ画面なんてみていない事は多い。

が、今はもうそれはできない。

常にEvernoteの画面を見たり意識しなければならず、集中力も欠け、使う事自体の価値が大きく損なわれている。

 

私はノート・メモアプリとして使っているわけであり、それ以上でもそれ以下でもない。

Notionに喜んで移行していない理由もそれで、私は単純なオンラインノート・メモアプリの機能が利用したいだけであり、データベース機能もいらないし、カスタム入力機能などもいらないのだ。

 

残念ながら海外でもクレームを付けているユーザーは結構いるが、海外ではスラッシュコマンド自体が他アプリでもポピュラーであったり、まぁ、スラッシュ自体の利用がそもそも特定状況下でしか使われない事もあり「なんとかなるやろ」という雰囲気で落ち着いてはいる。

が、日本語環境下では中点でも機能するために、簡単な箇条書きも文字列としての中点表記も入力はできない。英語圏とは事情が違う為、逆を言えばおそらくこれは改善されないだろうと考えている。

 

私的にはまさかノート・メモ機能という基本機能の部分でEvernoteを解約しなければならない可能性がでるとは思っていなかったので、急遽改めて他のサービスの比較にはいらなければならなくなったわけだが、正直、あまり良いものはない。

 

無名なものも含めもう少し探してみるが、Evernoteの契約更新時期が迫っている為、取り急ぎは何かに移行して、本格的な移行先はもう少しあと、おそらく仕事が忙しいので年末あたりにゆっくりと探すことになりそうだなと。

 

まぁ、忙しいならこんなくだらない事を書くな、という話しはあるが、今まさにプロジェクト資料についての課題の洗い出し(ダメだし・質問等の列挙)をEvernoteのプロジェクトノートブック内のノートに行っており、その作業が苦痛過ぎて、その怒りを何処かに吐き出すべく、この記事を書く事で現実逃避をしているわけで。

 

その程度であれば一時的に別アプリという選択肢もあるが、昨年からの蓄積もあるので、ここから突然に情報を別アプリで、とはならないのです。

 

いや、本当に余計な事をしてくれた。