何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

停波問題

 

「高市氏言及の停波は違憲」 憲法学者ら見解表明:朝日新聞デジタル

あのー、あんまりアホな意見を図に乗って出すと憲法学者はその程度のレベルという理解が世の中に広がるので、その他の違憲解釈もその程度の議論や解釈で論じているという誤解をまねくのでほんと無能はだまっとけと。

2016/03/03 16:45

 

よんだ。

 

ブコメの両極端な意見はどっちもずれずれで、そもそもこの時期が既に中立性を欠いているのだよ。

 

総務大臣はそもそも総務省管轄の事業についてはそのよりどころである法律や業務分掌を元に答弁する以外にはない。

で、仮に放送法違憲であるというならば、それは現総務大臣の個人の意見云々ではなく、放送法そのものの問題で日本という国家の問題であって攻撃すべきは答弁した総務大臣ではなく国家に対する意見とすることが適切。

 

しかし朝日様と憲法学者様は「政府を批判することは偏向であり、政治的だとされる風潮」という事で、なぜか国が運営するルールについて現政府の一問題のようにあえて指摘している時点で、そりゃ公平性とか倫理とか無視しているわな、と。

 

一応基本的な話だけど、法律を作っているのは国会であって政府ではない。

3権分立の基本かと。

立法ですよ、立法。

 

定められた法律が誤っており違憲であるというならば、そりゃ国会の能力の問題であって政府が勝手に法を無視する方が圧倒的に問題であるのは明らかなわけで。

 

個人的にこういうアホな意見にいらつくのは、原発問題の時もそうでしたが、図にのってなんでも偏っているという自覚もなく批判していると、本来間違ってもいない意見や考えまで十把一絡げに市民からそっぽを向かれるという可能性が有ること。

 

もともと学者という類いはそういう事に鈍感であったわけですが、最近は政府以外でもお抱え学者というのが流行っているようで、かなり強引に政府批判をする為だけに現行法は違憲であるので、それに従い答弁した大臣の見識はおかしいと第三者であるように見せかけてわざわざ発表するあたり、もうおわってんな、と思わずにはいられません。

 

別に昔から矛盾していたのだから、いまさら、なんて言いません。

ただ、矛盾しているのは法律であって個人の見識ではないので、批判するなら好きなだけ政府ではなく国家を批判すべきであって、現行大臣が民主でも共産でもそりゃ現行法が改正されない限り、大臣としてはこの通りに答弁するしかないだろうという事は、最近では子供でも理解しているわけです。

 

まぁ、大臣が関係する法律について、あえて曲解した意見を述べたら彼らは満足するかといえば、今度は自分達に関わる法律すら理解していないのか、と言うわけですね。

 

この問題の本質はそこなんですよ。

それがわからない時点で、法律云々ですらないかと。

 

むしろ放送法の改正案をまとめてそれを大臣に手渡すぐらいの事を行えば評価しますが、まぁ、あの手の学者は実務的には動きませんからね。

(弁護士と一緒です。実際に動くのはああ言った人ではないので。残念ながらね)

 

そんな感じです。