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何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

追い込む事が目的なのか、それとも救う事が目的なのか

 

「悪い親」を懲らしめるのは、気持ちがいいですか?- ひびわれたまご

この問題の本質はこの田中泰延氏自身が子供の親って事実なんだよ。子育て経験者が他の子育て経験者を旨く導けない、支援できないってのはまさに保育所の設置のドタバタと同じ構図。まさに日本の縮図だとおもうなぁ。

2016/06/01 22:57

 

よんだ。

 

確かに子供相手だから、親が限界だからといって投げかけてもいいのか?という言葉もあるだろうし、とはいえ、親だって人間なんですという点に理解ができないわけでもない。

 

ただ、このやり取りの本質は私はまさに今の日本の縮図だと思う。

 

保育所不足の問題は都市部に住む人間で理解できない人間はいないのだけど、いざ設置するとなればいたるところで対立が起きる。

自分の子供の環境を守るためなら自分以外の子供の環境が整備されない事はやむをえない。

いや、両者の意見はわからなくもない、仮に子供がいないとしても、自分の生活に変化を受け入れられない事も理由はともあれ意見としては真っ当で、他者が安易に否定できるものではない。

 

が、それをお互いが言い続ければ、結局最後はだれの意見を誰が救い上げるか、その基準を最大幸福というなのその時代で最も発言力のある人たちにゆだねるしかない。

まさに現状の選挙に不満を持つ若い世代の不満があふれる状況がそこにはある。

 

ある親が子供の対応に手を焼き、そこで他の人から見れば受け入れがたい事をしていたとして、それに介入する事事態は問題ないとおもう。

が、やるなら適切な方法でやるべきだし、基本的に、誰かを否定・批判・非難する事は相手の子供の前や関係者の前でやるべきではない。

 

田中泰延氏が何に満足感を得ているかについては理解できないが、最低限、その環境を変えたいと思ってはいるのだろう。

それ自体は非常によい事だが、このやり方でその親子の関係は変わるだろうか?

もし、それで変わると思っているならおめでたいことだが、現実は変わらない。

おそらく、その言葉を発している時点で余裕はなく、その親を追い込む事に意味はない。

 

相手にはよるが、真っ当な意見としては、子供を見守る事であったり、もしくは追い込まれている親に少し話しかけるなど他の手段で状況を変える事はできると思う。

 

特に都心部の親は(比較的関係が近い)親同士の関係に悩んでいる事も多く、結果、本来相談相手になるべきそういった人々がストレスのもととなり、そして孤独感を深め、より状況が悪化するという事もあるわけで。

 

そういった意味で、その親子の関係がどうであるのか、もしかするとその局面でもっと踏み込まないといけないほど追い込まれているのかもしれないし、そうでないのかもしれない。

 

踏み込むという事はそういうことであり、それが踏み込むときのルールでもある。

 

踏み込むな、という話ではなく、ただ身勝手なじこ満足なら誰も救ってない(極論言えば、その親が、その行為でより逆上し、帰宅後子供に手を上げ暴力を振るう事に踏み込むきっかけになったらどうするのか?など)事実をしっかりと理解し、その状況で、本当に踏み込む気なのであれば、もっと適切な手段と方法を十分考えるべきである。

 

私の母は比較的だれとでも仲良くする人で、迷子を見つけると、よく相手をしている。

田舎の人間ならわかるが、田舎のイオンはある意味巨大迷路で、まぁよく子供が迷子になっている。

ただ、母はすぐには声がけはしない。

見かけるとまずは遠めに気にかけ、周囲で様子を見つつ、親や知り合いがいないのか、子供自身は落ち着いているのかと気にかけて、子供が不安になった状況を感じたら子供に声がけをする。

私はとっとと声かければ?といった事もあるが、母曰く、子供は自分が迷子であると気づいた瞬間に不安を感じ、冷静でいられなくなる、一度冷静でいられなくなると、その事の方が余りよくない。親も子供を捜している可能性もあるし、その周辺にいるのであればそれはそれで時間で解決されるし、無理に不安にさせる必要もない。ただまぁ不審者もいるので様子を見つつ、子供がふと自分が迷子である事に気づき、おちつきがなくなり、うろつき始めるなどその兆候がでたら不安をそれ以上感じないようにそれとなく話しかけ落ち着かせる事が大事、的なことをいってた(と思う・・・だいぶ昔なので)。

 

この話も同じで、その親と子の関係はその断片だけではわからない。

当然、その状況をほっておくことが最良であるとは思わないし、それ以上の選択肢がない可能性もある、が、それはその状況をもっと冷静に見ないとわからない。

 

一番怖いのは、そういった親の心理や子の心理に同じ子育て世代の親が理解してあげられない、理解できないような行為であったとして、もっと適切に配慮した手の差し伸べ方ができないという事実が非常にこの国の一番の問題で、今、政治だけでなく、国民一人ひとりの環境が何か重苦しいものになる原因なんじゃないかなぁと思う。

 

何が目的なのか?

子供救う事?

子供を救うというのは、その一瞬救ってあとは放置でいいのか?

その後その子供はより苦しい環境に追い込まれないのか?

親を追い込む事なのか?

親はその先その行為によりストレスなどでもっと問題な行動を起こしてしまわないのか?

そのときその行為をまた誰かが止めることができるのか?

 

何が目的なのか?

自分が行動するときは子の答えを持って行動しなければならない。

 

自己満足を否定はしないが、自己満足は誰も救わないし、場合によっては自分以外の全ても不幸にする。

 

田中泰延氏はその行為についてどこまで深く考えているのだろうか。

親として、人として。

 

子を持つ親が、子を持つ親を追い込む日本っていったい・・・。

もう少し相互理解や互助の精神・行動が真っ当な形で広がらないのだろうか。

 

本当に子供を生み育てる気力がなくなる話題だと思った。