暑い日でも上着は必要なのか?(それ本当に必要なマナー?) - サラリーマンblog
相手の文化に合わせるべきで一般論で議論する話ではないよ。日本企業か海外企業か、アジア圏かイスラム件かなどでも異なるし、例え日本企業どうしでもね。それは伺う側が決めるのではなく相手が配慮して決めること。
2016/08/19 10:37
よんだ。
いわんとする事はわかりますが、マナーを自分や自分の周囲の一般論で固定化してしまうのはやめましょう。
マナーとはあくまでもその場にふさわしい立ち居振る舞いのことです。
自分が知っている事を、ではなく、その場にふさわしい行動の事です。
もし、相手の企業がスーツではなく自由な服装で勤務されているケースでも、出入り業者にも同じ配慮をしているかどうかはわかりません。
それは、一般社員は私服であるものの、役職者以上はスーツで勤務している企業も多く、つまりは、内部と外部でルールを分けている場所もあるわけです。
結局、暑い日に上着を着ることに合理性はあるのか?という議論であれば、合理性はないでしょうが、マナーとしてどうなんですか?という事であれば「相手による」としかいえません。
相手の会社の事情やルール、実際の状況などを確認し、不要であればそもそも上着も、ネクタイもいらないでしょう。
私の場合は、基本的にビジネスカジュアルを着用しないので、スーツで伺うか、または完全な私服で伺うかの2択ですから、多くの場合は、スーツです。
ただ、この場合も、初回こそ最初から上着を着ているモノの、多くの場合、相手方から「暑いですよね、ジャケットは脱いで下さいね」というお言葉をいただいたり、相手との雰囲気にもよりますが、次回からは上着は事前に脱ぎ、入室時点で「不躾ですが上着を脱がしていただいております。」的な一言を挨拶とあわせてする事で、最低限の礼儀としています。
繰り返しになりますが、そもそもマナーとは相手を不快にさせないという事に配慮したもので、それは自己の考えで決めるものではありません。
暑かろうが、寒かろうが、相手がスーツが社会人の正装である、と言われるならそれは仕方ありませんし、それが嫌ならお取引しなければいいだけのことです。
清潔感が大事であると記事では書かれていますが、おそらくはそれは最優先になるわけではありません。
清潔感と服装は何れが優先されるべきものでもなく、相手がどちらを優先するのか?と言うことに過ぎず、記事のケースで言えば、相手の方が明確にどちらを優先するか意思表示をしていないのなら、それは貴方がそう思うだけのことで、正解はわかりません。
無駄なルールであることは世の中に沢山ありますが、その無駄なルールや配慮であっても、それを相手の企業がよしとしているのであれば、少なくともその企業との取引ではその事を飲み込みしかありません。
繰り返しになりますが、それがいやならお取引しないことです。
ただ、この考えは、ビジネスの場だけではありませんので注意してください。
普通の日常でも、人により「常識」や「マナー」の解釈は異なります。
貴方が「正しい」と思う事は必ずしも相手も「正しい」と思うわけではありませんし、実際にそれが「正しい」かどうかは、貴方一人で決められるモノでもありません。
宗教や事情によりますし、モノによっては時代にもより解釈がかわります。
スーツ着用もだいぶ廃れた文化とはいえ、昭和であれば普通であったわけで、そこからまだたった20年程度しか経過していないわけですから、現在の幹部社員についてはいわゆる昭和世代なわけであって、何をよしとするかは結局そういった人々の判断によるところです。
そして、貴方が取引先との間でする行為は、取引先担当者の立場にも影響するおそれがあります。
出入りする業者のマナーがなっていない、と言うことは本質的に取引に関係ないことであるかもしれませんが、古い考えの方には「何であの業者と取引するわけ。取引先にスーツもまともに着てこないような行為は当社を下にみているんじゃないのか?」と言われているかもしれません(極端な例ですがね)。
つまりは、貴方は貴方の常識と同時に、相手の文化や事情、立場も配慮してあげる必要がありますから、そういった点を総合的に考え対応するのが、この場合の「マナー」といえるでしょう。
面倒ですが、企業同士のつきあいであったり、異なる文化の交流というのはそういった面倒な事を調整する事に意味があると思いますよ。