民主政治と独裁政治を比較する意味はあまりないかと
民主主義は本当は独裁よりもましなのか? - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記
独裁政治の問題点は全てが独裁者の判断にゆだねられる事ではなく、その後の政治の正当性を一切保証する事ができない点。結果としての善し悪しだけをいえばいかなる形態でも正当性なんて保証できないし比較もできない
よんだ。
ちょっとこのタイトルはずれているけど。
(元記事は意思決定の話をしていて僕は政治という話なので)
今、この瞬間の話をいえば、独裁政治と民主政治の善し悪しは定義のみではつける事ができない。
結局、結果として良い結果を生み出すのであれば、何れの場合も本来問題はないから。
ただ、二つの決定的な違いは、民主主義は組織として健全であろうとする(注意:健全である事は当然保証されない)事を組織として継続できるよう本来は機能が備わっているもので、一方で、独裁政治というのはその継続性という部分を一切保証しないものだと思う。
まぁ、如何に優れた人間であっても寿命というものはあるし、もっといえば、人ひとりの考え方や方針というのは容易に変化してしまうものなので、継続性という点では心もとない。
これは会社組織の運営であっても同じで、ある局面では正しかったものが、ある局面では正しくない事というものもこれにあたる。
ただ、元記事であるように、効率だけでいえば、現実問題民主主義なんてものは圧倒的に非効率的で、且つ、一番の問題点は決定事項の責任が曖昧になる点なんだが、これは払拭しようもない。
会社組織だけでいえば、担当役員とかユニット制というものであったり、社内ベンチャー制度であったり、様々な方法をとりながら、民主主義の利点と独裁政治の利点を取り入れようと努力はしているけど、まぁ、なかなか成功しないよね。
組織論について、今で結果を評価する事が多いけど、会社組織であっても何であっても、実はうまくいっている時ではなく、課題が問題が表に現れた時に如何にそれに対応できるかという点が、本来は(事業継続がミッションである会社)組織においては重要であるわけなんだけど、まぁ、あまりそこに触れる事はないかなと思う。
もっとも、ベンチャーの場合は、今を如何により良くするかが第一優先で、その後の問題はその時に考えればいいよ、と、いうのは非常に利にかなってはいるわけですが。